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クリエイティブ

映像編集、作成の為にこのプログを作成しました。

絵画から映像へ

2011年09月19日 02時27分43秒 | Art

 

今月初旬にイタリアに行き、複数の美術館で芸術作品を鑑賞して思った事をいくつか書き残そうと思います。

 

ルネッサンスが起こる前に書かれた絵画のほとんどが宗教絵画がほとんどでした。

その頃の庶民は、文字も読めない人が多かったそうです。

その為、宗教的な教義を広める為にも、絵画が使われ、見た者にある意味での諄さや圧迫感を与えるまでの表現方法を用いたものになっていると思います。

 

 

 

 

更に、絵画の表現方法も進化し、より写実主義的な絵画が書かれます。

その頂点に達したのが、レンブランドやフェルメールが書いた絵画です。

http://homepage2.nifty.com/photocell/kaiga1.html

 

彼らの絵画は写真機が普及する少し前に光学的な視点から写真の様に対象物を描き、その評価を得ていましたが、18世紀から本格的に写真が普及しだしてから、その評価を下げざるおえなかったのではなかったかと思います。

 

写真の普及は、社会での伝達手段を大きく変えました。

更に、連続した写真としての映像が普及する事により、対象物を表現する為の大きなツールを持った事を当時の人々は実感したのではないでしょうか?

 

映像の普及は、マスメディアの台頭を意味するものでした。

 

対象物を描く絵画にしろ、映像にしろ、画家や撮影者の主観が生み出す産物である事は共通します。

その主観が意味する物に対する評価をもう一度、確認する必要が今現在、必要とされているのではないかと思いながら、あの凄い芸術作品群を見て回ってきました。

 

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ホキ美術館に行ってきました

2011年04月24日 00時25分23秒 | Art

 

2010年11月にオープンした千葉にありますホキ美術館に2011年4月15日に行ってきました。

日本人によって描かれた写実主義の絵画を中心に収蔵した美術館ですが、良い美術館でした。

写実主義の絵画というと有名なのが17世紀のオランダのフェルメールやレンブラントなどの絵画ですが、この芸術の風潮も、写真の発明により衰退して行ったそうです。

しかし、改めて、写真のような絵画を見直す風潮が起こっているように思います。

素晴らしい写実主義の絵画は、写真と違い、見る物に独特な余韻、絵画の裏側にあるストーリーを感じさせてくれるからです。

映像や写真を撮影する人にも一見の価値のある美術館だと思います。

館内の絵画は未だに、作家の方が修正や書き足しの為に来館しているそうですし、絵画のモデルの方も、絶えず来館されてようです。

又、館長のホキさんもお元気に館内を歩き回られていらっしゃるようですし、館内も喫茶のスイーツも美味しかったです。

 

又、行きたくなりました。

 

 

 

 

森本草介作 『横になるポーズ』1998年

 

ホキ美術館館長 保木将夫
昭和6年東京生まれ。昭和30年文具小売業の保木明正堂を創業、昭和36年心電図用記録紙を手掛ける保木記録紙販売株式会社を設立、社長に就任。昭和45年株式会社ホギと改称、昭和62年株式会社ホギメディカルと再改称。平成3年東証第二部上場。平成5年会長、平成7年社長兼CEO(最高経営責任者)に復帰。平成12年東証第一部に上場。平成17年会長。平成19年よりファウンダー。ホギメディカルは医療用不織布製品、滅菌用包装袋(メッキンバッグ)及び各種医療用キット製品のトップメーカー。

 

新建築2010年12月号 WEB連動企画 ホキ美術館

 

超写実・ホキ美術館ドライブ

 

 

ホキ美術館サイト

http://www.hoki-museum.jp/top.html

 

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クリムトと琳派

2009年10月03日 23時58分16秒 | Art
『美の巨人』という番組で、オーストリアの画家『グスタフ・クリムト』を特集していました。
その番組の内容を書き留めて行こうと思います。

彼の作品は、官能的でありながら、立体的な描写がなく、黄金の装飾美をまとった独特の描写がされています。
番組では、この描写が日本の江戸初期に振興した琳派の画風の影響をクリムトが受けていた事を紹介していました。
確かに、クリムトの絵は、平面的な描写と華麗な色彩感覚を持っていて、その影響度が感じられました。
このような描写にする事によって、対象に対する陰翳をよりいっそう浮かび上がられる事が出来ている様に思います。





琳派内での、第一期の本阿弥光悦・俵屋宗達の創作活動、第二期の尾形光琳・尾形乾山、第三期の酒井抱一・鈴木其一といった流派の継承が行われているそうです。
そして、この期間での継承活動というものが、師弟関係によるものではなく、自然発生的に起こっていることも特出すべき事柄です。
更に、東洋芸術の一派が西洋アートにも影響を与えていた事に対して、アートの普遍的な力を感じました。

このように、アートの系譜とアートが人に与える影響という事柄に対してはこれからも考えてみたい事項の一つです。








http://59155480.at.webry.info/200810/article_4.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/琳派

http://ja.wikipedia.org/wiki/グスタフ・クリムト
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メキシコの壁画運動について

2006年07月07日 23時13分30秒 | Art
芸術史にとって、イタリアのルネッサンスと同等に語られるメキシコの壁画運動について記述しておきます。

 メキシコの芸術は壁画を抜きには語れない。そして、数々の傑作を生み出す土壌となった壁画運動もまた、メキシコ史を語る上で重要な要素となっている。

壁画運動の背景

 壁画運動はメキシコ革命の文化遺産である。メキシコ革命は、34年にも及んだディアス独裁政権(1877~1911)への反発から生まれた。政府が長期にわたって推し進めた外国資本依存型の近代化政策は、海外投資家と裕福な白人階級、一部のエリート層にのみ利益が集中するという悪質な社会・経済構造を作り上げていたのである。一般国民、すなわちインディヘナ(先住民)とメスティーソ(混血)の人々を排除した権力政治に対する不信感は、やがて、スペイン人に征服される以前の“土着的なもの”を再評価する動きにつながっていく。

壁画運動のはじまり

 命終結後まもない1920年初頭、インディへナ(先住民)やその文化を高く評価していた政治家、ホセ・バスコンセロスが文部大臣に就任。“メスティーソ(混血)”という民族主義をもとに国家統一を図ろうと考えた彼は、その一環として、国立学校や市庁舎といった公共建築物の壁面を開放し、いまだ革命熱冷めやらぬ若手芸術家たちに壁画の制作を依頼した。メキシコシティのサン・イルデフォンソ学院の講堂に描かれた記念すべき第一作目『創造』は、巨匠ディエゴ・リベラによるもの。

壁画について

 主にヨーロッパ帰りの画家たちを中心に、必ずしも平面ではない“キャンバスとしての壁”を最大限に活用すべく、技法と構想を練りながらの制作が行われた。題材は、「古代文明」、「インディヘナの生活」、「スペイン人による征服」、「革命の過程」など歴史的な事柄が多く、具体的かつ分かりやすい描写を念頭に置いていた。なぜなら、メキシコ革命の精神や意味を広く民衆に訴えるためには、教育の有無を問わず、大人から子供まで、誰が見ても理解できる作品にする必要があったからである。また、壁画という開かれた媒体を通して、その当時、画家個人と絵画収集を好む一握りの裕福な白人階級だけのものだった芸術を、大衆の文化に帰属させることも目標に掲げていた。生や死など、人類の普遍的テーマを扱った作品も残されている。

壁画の三大巨匠

 リベラ、オロスコ、シケイロスは壁画の三大巨匠と呼ばれている。時期は異なるものの、ともに国立サン・カルロス美術学校で絵画を学んだ。1907年に奨学金でヨーロッパに渡って以来、主にフランスでの活動に従事していたリベラは、1920年、シケイロスと出会う。シケイロスは、前年より、パリ大使館付文化担当官として当地に赴任していた。「ヨーロッパ的絵画に固執するメキシコ画壇に革命を起こしたい」、というシケイロスの考えに共感したリベラは、彼と共に壁画研究のためイタリア旅行に出かける。1921年にリベラが、その翌年にシケイロスが帰国。一方、オロスコは、美術学校在学中(1908年~)に壁画運動の先駆者ドクトル・アトルと出会い、早くから壁画に関心を抱いていた。3人はバスコンセロス文部大臣からの要請を受け、1922年より本格的な壁画制作に着手することになる。シケイロスが中心となって結成された革命的な芸術家組合は、壁画運動の原動力となった。

1922年に始まったメキシコ壁画運動は近代に入って非西欧圏で起こったという意味でも非常に希有な文化ルネッサンスの中心的運動であったといえる。後にヨーロッパのシュルレアリズムの芸術家たちを始め劇作家のアルトー、映画監督のエイゼンシュタイン、写真家のエドワード・ウエストン、ティナ・モドッティー、また北川民治、藤田嗣治、岡本太郎、利根山光人、阿部合成らたくさんの日本の画家たち、イサムノグチ等々、多くの国の様々な分野の芸術家、文化人に多大な影響を与えた。
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カラー版 西洋美術史を購入

2006年04月19日 22時27分37秒 | Art
カラー版 西洋美術史

美術出版社

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古代の芸術作品からアメリカのモダンアートまでまとめられたこの本を購入し読んでいます。
美術の歴史的な変遷を考えると、人間が表現しようとする精神にほとんど変化はないでしょうが、今の時代になって、表現方法の選択枠が広がってきて、より大衆化されている事が読み取れます。
そして、美術が人の心に深く根ざすものである以上、社会や宗教、経済や産業との関係の深さも思わずにはいられません。

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シンディ、シャーマン展について

2006年04月18日 23時07分18秒 | Art

10年前、東京都現代美術館でシンディ、シャーマン展が開かれました。
表示したポスターを観て興味が出て美術館に行きました。
その時、ただ、感動しただけで終わってしまいましたが、今、改めて、西洋美術史におけるシャーマンの位置づけを理解すると、彼女の制作したポートレートの価値の大きさに驚きを感じています。
ポートレートという表現技法が、現在、手軽にできる中で、美というものをその作品に内在させることの意味を考えます。
時代を変遷する中で、美術というものが大衆化され、その表現方法としてポートレートを使うということ、更に、時代変遷が進んでいる現在において、その表現方法として何を使うのかということに対して興味は尽きません。
このことは、私の頭のスミに置いておきたいことです。

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アメリカのモダンアートについて

2006年04月12日 12時43分20秒 | Art
アメリカのモダンアートについて、学習していた事柄を忘れないように書いておこうと思います。

第1「ジャクソン・ポロック」
第2次大戦直後、アメリカに登場した「抽象表現主義」と呼ばれる新しい抽象絵画の動向を代表する作家ジャクソン・ポロックを、作品の表面に現れるイメージをめぐる形態的立場から、あるいは逆に作品が制作されるアクションに注目する立場から、また作者の深層心理に関わる心理学的立場などから考察します。

第2「アンディ・ウォーホル」
1960年代にアメリカで開花した大衆文化に作品の題材を求めた「ポップ・アート」の旗手アンディ・ウォーホル。テレビや映画、雑誌などのマス・メディアを流通するマリリン・モンローの記号化されたイメージを引用した10点組の版画作品について、記号論、メディア論、図像学など様々な観点から検討を加えます。

第3「ドナルド・ジャッド《無題》」
1960年代中頃ニューヨークに出現した、作品を構成する様々な要素を可能な限り最小限に抑えることで、芸術が芸術として成立するぎりぎりの原点をさぐった「ミニマル・アート」の代表的作家、ドナルド・ジャッドの「無題」。複数の箱型の物体が手すり状の金属に取り付けられたこの作品について、作品の構造に即して、あるいは現象学的見地から、さらには展覧会や美術館といった制度論的見地などから検証します。

第4「シンディ・シャーマン《無題 #227》」
1980年代のアメリカに登場した既存のイメージを利用し別の文脈に置き直す「シミュレーショニズム」と呼ばれる美術動向を代表する作家、シンディ・シャーマンの「無題 #227」を取り上げます。ヨーロッパの肖像画に似せて制作した舞台装置の中に自らの身体を挿入するこの作品について、ジェンダー(=社会的性差)といった社会学的観点から、またラカンやフロイトの理論に基づいた精神分析学的観点から、あるいは過去の様々な様式を自由に再構築するポスト・モダン的観点などから探ります。

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『ポロック 2人だけのアトリエ コレクターズ・エディション』を観ました

2006年03月29日 23時42分47秒 | Art
ポロック 2人だけのアトリエ コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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アメリカのモダンアートの旗手:ジャクソン、ポラックの自伝をシナリオにした映画『ポロック 2人だけのアトリエ』を観ました。
俳優:エド、ハリスが監督兼主演した作品で、DVD内にメイキングビデオも含まれています。
その中で、ハリス本人と関係者が、この作品にかける彼の思い入れがたっぷりと語られています。
ポラックが生きた時代に、ヨーロッパ芸術と異質な独自の芸術文化を求めたアメリカの時代背景も、この作品には盛り込まれているのが、個人的に良かったです。

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『山田風太郎記念館』に行ってきました。

2006年03月20日 01時11分41秒 | Art
兵庫県養父市関宮にある山田風太郎記念館に行ってきました。
魔界転生などの映画の原作を書かれた小説家で、数々のファンタジー溢れる歴史小説を書かれた人です。
彼がこれまで数多くの小説作品を書き続けられた理由が知りたくて記念館に行ってきました。
その訳は、その出生と環境にあることがよくわかりました。

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イサム・ノグチ庭園美術館に行ってきました。

2006年03月18日 21時59分30秒 | Art
香川県の牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館に行ってきました。
1969年から、20年間、彼は五剣山と屋島が見えるこの地に古民家を現代的にアレンジして住まいにし、アトリエを構えました。
彼の死後、1999年に、その地が美術館として開園されたのですが、デザイナーの三宅一生さんや直島にある地中美術館の館長の秋元さんもこの美術館を絶賛しているのを耳にして、今日、行ってきました。
石の彫刻ということで、行く前は、殺風景なものではないかと思っていましたが、現場に行くとスピリチャルなエネルギーを作品に感じました。
五剣山で、彫刻に使用する石が採掘できるということで、町全体が、石の町と言う雰囲気でしたが、この美術館があることで,町の存在の次元が上げられているように感じました。
目下、イサム・ノグチに関する書物を読んでいるところですが、モダンアートの意義を感じさせてくれる素晴しい美術館だと思います。

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DVD『イサム・ノグチ』を見ました

2006年03月08日 23時01分15秒 | Art
イサム・ノグチ

ビデオメーカー

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彫刻家イサム・ノグチについてのドキュメンタリー作品『イサム・ノグチ』を見ました。
その中に有る、彼の生涯についての簡単なプロフィールは、解りやすかったです。
今月、香川県の牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館に行く為の予約申請を美術館にしています。
(もし、予定通りに予約が通れば)彼の作品を見る前の予備知識として、この作品は、、個人的にとても良かったです。

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『茶の心』を読みました。

2005年10月02日 05時21分51秒 | Art
茶の心

淡交社

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茶道の裏千家家元の千宗室著の『茶の心』を読みました。
画像も沢山、載っていて、日本独特の美のイメージを湧かせてくれる本です。
茶道と懐石料理の関係が書かれているところが特に私に取って役立ちました。

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天王山の山崎に行ってきました。

2005年10月02日 03時22分11秒 | Art
天王山の山崎に行ってきました。
そこで、利休が作った茶室『待庵』と大山崎山荘美術館に行ってきました。
数々のインスピレーションを与えてくれました。

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「マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行」を見ました。

2005年09月26日 02時22分37秒 | Art
マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行

ナウオンメディア

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「マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行」を見ました。
戦前のイタリア映画からフェリーニの「8 1/2」までの映画監督の作品技法の継承を分かりやすく描かれていました。
イタリア映画がドキュメンタリーにあるリアリズムを根本に置いている事を始めて知りました。
アメリカのハリウッド映画との対比について語られた所も参考になりました。

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「フェリーニ 大いなる嘘つき」を見ました

2005年09月21日 14時25分33秒 | Art
フェリーニ 大いなる嘘つき

ナウオンメディア

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イタリアの映画監督、フェデリコ、フェリーニを題材にしたドキュメンタリーを見ました。彼が作った作品をこれから見て行きます。

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