聖書の言葉
涙と共に種を蒔く人は
喜びの歌と共に刈り入れる。
種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は
束ねた穂を背負い
喜びの歌を歌いながら帰ってくる。
詩編126編5~6節
C.ブルームハルトの祈りより
キリストは今
困窮と悲惨の中にある人々をも
訪ねてくださいます。
そしてご自身の平安と力とを
彼らの心に入れてくださいます。
桜の花びらの道を制服姿の生徒たちが学校へと向かって行きます。4月、それぞれにスタートを切っていることでしょう。笑顔で「行ってきます」と家をでたのでしょうか?それとも不安の面持ちで家の扉を開けたのでしょうか?おそらく、何の不安もない人はいないでしょう。できれば、その不安が取り除かれ、再び笑顔で「ただいま!」と家路につくことができるようにと祈ります。
私たちの毎日は不安の種をたくさん抱え、不安の種を蒔いて、右往左往している、そんな毎日かもしれません。また、それぞれが抱える重荷に倒れそうになりながら歩いているかもしれません。でもどうか、その一日一日は無駄な一日ではなく、かけがえのない一日であるということを忘れないでください。その一日があるから、喜びの歌を歌いながら帰ってくる時が来るのですから。一日の終わりには平安が訪れますように。