行ったり来たり

海の見える神戸と、山と田んぼの岡山を行ったり来たり

迎えて

2019-06-17 | 日記

母の処では

父や、母が好きな
わたしも大好きな
ささゆりが
 
 
神戸の家では
木立ベゴニアが
 
岡山では
栗の花が
 
まるで
お帰りなさい
と言ってるかのように
 
迎えてくれたのでした
 
 
このところ
テレビで話題になる
悲しいことをしてしまった人にも
 
お帰りと
迎えてくれる
誰かか
モノがあれば
ひょっとしたら
悲惨なことは
興らなかったかも
 
 
ひとりでも
ひとつでも
ホワッとなるよな
なにかしら有ったなら・・・
 
 
単純な
気持ち先行ババは
そんなこと
思ってしまいました
 

退院の明くる日
買ってあったお中元を持って
訪れた時
まるで、亡き父が出迎えてくれたかのような
錯覚を覚え・・・胸が熱くなりました
 
 
おりしも
昨日は父の日
 
ピアノ発表会だった姫孫ちゃん達
朝からの緊張したお出かけで
クタクタに疲れていたであろうに・・・・
 
ジジババの
岡山からの移動に合わせて
長い時間を家にも戻らず・・・待てってくれ
 
母の元へ
顔を見せに行ってくれたのでした
 
 
もう・・・
ナント言ったらいいのか・・・・
嬉しいような、申し訳ないような・・・・
感謝しかありません
 
今日の仕事や通学に
支障が出ていなければ・・・・いいのですが
 
 
とおの昔に亡くなった
おじいちゃん・・・母の父
京の山奥から、当時住んでいた神戸の隣町まで
来てくれたことがありました
 
わたしが・・・多分小学生?・・・半世紀も前のこと
6畳一間かに台所がチョコンとついた
アパートの2階だったような・・・
日本の真ん中辺りから流れて来たて?!
(ドナイナ暮らし?その頃から・・・流れ者?)
 
なにしろ
おじいちゃんです
ヤタラメッタニ会うこともない
娘である母のことを案じて
山から下りてきてくれたそうです
(母の言うことにゃ・・・)
 
ちょっと近寄りがたかったけれど
わたしは・・・たぶん
このおじいちゃんが大好きだったんだと思います
何でも作ってしまう、釣りも好き、上手い
鯖寿司も作ってしまう、綺麗、美味しい
母の言うことにゃ、ミノムシやネズミの皮で!!
なにやら小物や財布のようなモノまで
それは丁寧に作ってたらしい!!!

大草原の家のお母さんや
赤毛のアンのマリラのような
無いから、なんでも工夫して作らないと仕方がナイ
ということもあったかも・・・

わたしは
そんな美味しいモノを作ったり
生活の中で工夫をすることに
畏敬の念を持っていたのやもしれません

見知らぬ土地へ移った
娘を案じて様子を見に来てくれたと
母から聞いています

ところが
そんな時に限って

母は何かの用で
出掛けて留守でした
遠路遥々
それも泊まれるはずもない狭い家
おじいちゃんは
とうとう、母には会えず
孫のわたしにだけ顔を見せて
また山奥へと帰って行きました

どんなにか
会いたかったでしょう
ひと目娘の顔を見たかったでしょうに

 
母は
おじいちゃんが言ってたわ・・
〇〇〇(わたし)がお茶を出してくれた
すごく嬉しかった、と

えっ――――らっく緊張して
出したような気が
蘇るけれど
 
 

おじいちゃんが
母に言ったことが、ようやくわかりました
アイカワラズ・・・時間のかかるババです↘
 
 
おじいちゃんは
わたしの下手くそな淹れ方のお茶でも
ホッと一息つけたんやな・・・きっと
 

岡山の家を出てから
飲まず食わず
用意してあった水筒のことも
買ってきた冷たいコーヒーも、忘れて・・・
小さなアイスを口へほおり込み
その日の発表会の
演奏を見聞きさせてもらったり
孫達が母の繰り返しくりかえし
同じことをチンプンカンプンな
受け答えで接するのを
フォロー(返ってヤヤコシクシテタカモ)

そりゃもう!
座る場所もない母のベッドの周りは
賑やかにぎやか♡
 
 
母とわたしは
相方さんに言わせると
親子やな・・・怒り方もソックリヤ
(母の前では親子やな、よう似てはりますに変わってましたが)
 
母に写真を見せると、母曰く
目じりの下がったとこなんか・・・ソックリヤ
よぉ似てるな、そうです
 
わたしが思うには
ドテン・コロンよぉ転ぶのは・・・親子やなぁ
似なくともいいのに・・
ヒトの前では・・・特に嬉しい時、楽しい時
必要以上にハイテンションになるの・・・似てるなぁ・・・です
 
子供の頃は
顔は父親にそっくり
会う人みんな言ってたのに
 
そうそう
相方さんよく言うこと
あんたは(わたしに)大丈夫
お義母さん見てみ、長生きしてはる
 
この間なんか
父も、お義父さんも●●歳で亡くなった
自分もその歳になってきた・・
 
だいぶ経ってから・・・わたし
えっ!そしたら来年××かもと思ってるん?
そやで・・・・
 
へぇ・・・そうなん
自分の父親が何歳で亡くなったかも
す―――っかり、飛んでしまってるわたしでした↘
 
へぇ~それで・・・
モミジマーク急に貼ったり
安全装置の付いた縮小カーに替えたり
 
そうやねぇ
考えてみると・・・ン十歳超えてるねぇ・・・
今からでも・・
労わらないと・・いけないかな
 
と言いつつ
この状態で・・さんざん何もかも
アナタ任せ
 
矛盾極まりないババであります
 
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