Baker Street Trickster

ベイカー街のいたずら好きとでも思ってください。爪楊枝からミサイルまで幅広く話題を扱っていくつもりです。

Bowers & Wilkins C5 そんなに鳴らしてないけどレビューしておくテスト

2011-11-06 14:21:53 | おーでぃお
今回は画像なし。ゆくゆく鳴らしたところで再度アップ!したいかなと思ってます。気が乗ればですねぇ・・・(遠い目)

さて、ツイッターではつぶやきましたが、Bowers & Wilkins C5を購入しました。eイヤホンの秋葉原店で試聴しまして、低音域がドンドンいってたもんですからあのクラシック向きと言われる、お高く留まったB&Wが、庶民の手の届く範囲に出してきた製品第二段。カナルは初の製品でドンシャリ界に殴りこみとは、時代なんですかね?とか考えたんですよ。

で、W4がいかにも優等生で、ちょっとドンシャリを求めたくなったんです。
そこでB&W買ってみてもいいんぢゃないですか、ということで新しくでたBowers & Wilkins C5を買ってみたわけです。
さて、とにかく聴いてみましょう、ということでドンシャリチックにHR/HMやPOPsあたりから手始めにいってみたんですが、感想からいくと・・・

ドンドンいいすぎてて曲がまったくの別物になってあんまり楽しくない!

・・・いや、もうあまりにも低音すぎて聞こえなかった音がより前面に出てきてある爆弾を投下するような音をだしてきやがったんです。
アヴリルとか聴いたら、もうね。家に車ぶつかるんですよ。なんどもなんども。DQNのVIP系カーステから流れるドンドンよりもドンドンと体を揺さぶるんですよ。
とても意外、というかアレ?じゃあ、こいつでいったい何聴けばいいのさ、と思ったわけです。
そんで、先週土曜に自分自身がつぶやいてたJazzが合いそうとの素直な感想に立ち戻ってみて、状況一変。とてもいい音を出すんです。もちろん、そこまでモニター的なものではなく、味がついてるんですが、その味が正にJazzピッタリ、という感じ。逆にHR/HMだと、もう味が濃すぎて何を食べてるのかわからなくなる寸前まできてしまって。
とりあえず軽くまとめてみます。

-高音域-
しっかり出てますね。としかいいようがないんですがただ、高音ボーカルを表現したいです、とこいつは言ってない気がします。ピアノとかの楽器、その高音を綺麗に出す気満々ですね。パリっとはしてないですね。しっとりとした感じです。

-中音域-
ここは少しだけ、周りよりも弱い。たぶんこの弱さがドンシャリみたいだ、といわれてしまう部分なんじゃないでしょうか。実際にはふつーに普通に音を出してくれてます。

-低音域-
ドンドンとブーミーとか言われるくらい量が出すぎている!と感じるのは、鳴らしているソースのジャンルが違うことにより感想が変わるかと思いますよ。実際私がそうです。
HR/HMでドンドンどころか、すわ、敵襲かっ!ってなるくらい、絨毯爆撃宜しくの非常にどっかんどっかんとした音を出してましたが、落ち着きのあるJazzの曲にしてみると、どっかんどっかんの印象がまったくなくなり、前に無理やり出てるわけじゃなく、しっかりとよく出ている、と感じるようになります。しかも、このあたりの音域をしっとりと出すんです。ちょっとだけいやらしさを出しながらも、しっとりと聴かせる、そういった点で聴くジャンルによりこの音域の評価が分かれるんじゃないかなと思います。

-それ以外の音に関する部分-
クラシック等の音を鳴らしてる空間が広いソースに関してはその空間を再現することが苦手でかなと思いますよ。
解像度はとても良好で、ソースに準じた音を出します。音の分離性はクラシックではまとまって聞こえてきますが、小さい領域で鳴らしている音はしっかりと分けて聞かせてきます。なんつうかW4と同じような書き方ですね。でも、どちらかというとW4の方が上な気がします。

-音に対しての総評-
Jazz一択、とはいわないがJazzがキッチリと合うと思います。クラシック系もそんなにドンドンいってなければいいです。
うぅ、ヴァイオリンの弦を弾く音がしっかり聞こえますねぇ。音場の表現は苦手っぽいですね。まあ、さすがにB&Wもそこらへんは割り切ったのかもしれません。
また、My Soul,Your Beats!みたいな曲だと、最初のピアノソロが綺麗なんですが、タンタンと始まった時点で試合終了。正直なところこれでは再生しちゃいかんのだろうな、というアニソンファンの期待ぶち壊し的な何かですよ。まったく。でも、Jazz、Classic、アニメならルパン三世OP(特に'80)なんかはとてもいい。

-外音遮断・音漏れ-
見た目開放型、実際は軽く開放型という感じです。まあ、問題ないですよ。そこまで爆音で聴かなきゃ。

-携帯性-
まあ、良くもなく、悪くもなくってところですか。コードは少しだけしっとりとした感じなので、絡みやすいかな。また、イヤホン付近の形状も少しかさばりますね。

※重要:携帯性というわけじゃないですが、耳の形状によっては疲れるというか痛みを感じるかもしれません。
小さい耳だとしっかりホールドできるか疑問ですね。私の耳は幸いにしてデカイので(体もデカイ)問題なくジャストフィットですよ。こいつばっかりは試してみないとわからない部分です。なので、一度試してみることをオススメします。

-全体として見た総評-
一発目に聴いた感じドンシャリ。ただ、色々なジャンルを聴けばこいつはドンシャリという表現は間違ってるんじゃないかと考えたくなりました。
ドンシャリという表現はRock系やPops系を聴くときにノリノリに聴きたい、というような願望の現われた結果であると思うんです。でもこいつはJazzに合うと感じたのでそれは違うな、と思ったわけで、そういう意味でドンシャリという表現は避けたいかなと。

Bowers & Wilkinsという、良く言えば高級な、悪く言えばお高く留まった感のあるブランドが出した昨年のP5に続くC5。聴けばやっぱりB&W、お高く留まってるwという感想を持つかと思います。なんにせよジャンル次第という感想を持ちました。
が、ジャンルさえ合えば値段もまあ、手ごろ。音もよし。特定ジャンル専門の職人みたいなイヤホンですよ。

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