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不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

ひきこもりは、水に溺れている状況、親も冷静に対処されるべき

2014-08-03 | スタッフの声 mail:hello@1st-step.tokyo
 本日は、参加者の皆様、ご苦労様でした。 
 新しい方の参加があると、もう、忘れかけている我が家の取り組み当初の頃が思い起こされて、新たな気持にさせてくれます。

そして、新しい方の感想がいつも、涙するようなこんな辛いことなのに、どうして皆さんはこんなに明るくされているのか、驚かされますと言われます。

 それは、この会では、自立への14年の実績があり、それらの先例から希望が見出せることと、支えてくれる仲間を見つけることが出来るからだと思います。
 
 新しい方のケースにおいても、先ずは、①状況の把握をして、親が安心することが必要です。
次には、②お子さんへの直接のアプローチをどうするかだと思います。
 
 最近は、ひきこもり症例も増えて状況は、当時と違いますが、我が家の時代では、精神科医での診断は、100人100様でした。
そして、医師からも、自立への処方箋を示されることはありませんでした。(このことが当会、発足理由ですが)

 ですから、セカンドオピニオン、複数の医師の診断を求められることをお勧めします。
その中で、何歳までにどんな状態にしてあげたいかの親のスケジュールを考えて、親の考えに近い医師の診断に沿うようにされるのが良いと思います。
  
 今回の皆さんのアドバイスも「我が家でケースでは」とか、「私だったら」とのアドバイスがありました。
この会は、決して傷のなめあいにしないところが良いところだと思います。
 多くの会が、子供達から見て、親の傷のなめあいに、終始しているとの指摘から、この会が、新に、スタートしたという経緯もあります。

ですから、ご意見を戴いた全てが、矛盾がある様でも、ある意味で、全て正しい対応だと思います。
その中に、お宅のケースに参考になり、お宅の望む姿に合うものを見つけて欲しいと思います。
 

 ひきこもりは、水に溺れている状況、親も冷静に対処されるべきと思います。

 親が、不安のまま、焦る気持ちのままでは、子供への対応に出てしまいます。これは避けるべきです。
親を拒絶するのは、自分の不安を親に訴えているのだと思います。

 訴えている部分には、私が訴える場合も誇張します。
援けて欲しい方には、不安を誇張させますし、そうでない方には、何もない様に訴えます。
精神科医の窓口でも、よく見られることで、これが誤診につながっています。

 今回も、日中は、外に出なくても、休日、または、夜間には外出されている可能性はあります。
その状況を先ず把握されることが、必要なことだと思います。
 手段は、皆さんから色んなアイデアを出されましたが、
それを参考にされ、親自身が、先ず、トライされることが必要かと思います。
出来ない時は、実情を正しく把握する為にも、お子さんにばれない様にということが大切で、
費用はかかりますが、専門業者に頼むことも出来ますし、親の会でも協力できるし、山下さんにお願いすることも出来ます。そちらの方が実情の理解があるだけ、ベターだと思います。
 これらは、先ず、親の取り組みがあってからが前提になると思います。

 お子様へのアプローチは、コミュニケションが、とれる方がされるべきと思います。
お子さんが自分の不甲斐なさに涙されている。
 親は、寄り添い抱きしめてあげることが出来れば、お互いが分かり合えることになります。
解決策が見えているだけに、そのアプローチをどう設計するかだと思います。
 是非、そうあってほしいと思いました。東京A