だまされたベトナム旅行（メコン川ツアー編１／４）

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町中を歩いていると、バイクやシクロ（客を前に乗せて走る人力自転車）に乗らないかと、片言の日本語とまあまあの英語でベトナム人が話しかけてくる。

乗る前はやたら親切なので、良い人と日本人は思いがちだが、決してそうではない。

良い人と思われるために、ベトナム人はどういうことをするのか？

ホーチミンはバイクが多く、道を横断するのにも苦労するのだが、例えば横断するのをエスコートしてくれる。例えばバッグを奪われたり財布をすられたりするから気をつけろと言う。

もちろん、こういうことする人全員が悪いと言っているわけではなく、本当に親切な人もいるが、
こういうことをしてくれたからと言って、良い人と判断しない方が良い。

今回は、そんな親切な人だと思ったベトナム人にだまされたツアーについての話である。

ちなみにこの旅行は私と妻の２人で行動している。ベトナムのホーチミンというところは、ベトナムの南部に位置し、２月でも平均気温が30度を超えるほど暑いところ。そのため、南国でしか見ることの出来ない植物をあちこちで見ることができる。

そんな植物を見て感心していると、一人のベトナム人が日本語で声をかけてきた。

こちらからの質問には非常に愛想良く答えてくれる。

そして、そのベトナム人曰く、自分は信用できる人間だから、メコン川のツアーに参加しないかと言う。

街中にあるメコン川ツアーの相場は＄６＝７２０円程度。
これはバスに乗り、ツアー参加者がいくつかのグループに分かれてメコン川の手漕ぎボートに乗るもの。
ランチもおそらく軽いものがついているかいないかと言ったところ。

他にも、ホーチミンには日本語OKの「アオザイツアー」という日本人専用のインフォメーションセンターがあるんだけど、そこでは日本語を話すガイドがついて、そこそこの昼食がついて、＄４０＝４８００円程度。

一応そのあたりの事前知識があったので、２人で９０００円なら参加するという交渉をした。
OKだったのでその場で日本円で９０００円支払い、２日後の朝９：００に私たちが泊まっているホテルまで迎えにきてもらうことにした。

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