しーがるぱらどっくす

腹が立つことに対してカッカせず、逆説的な考え方で納得するためのブログ

平和について(第2回)

2006-11-17 12:41:27 | 自説(平和)
~核武装について~

北朝鮮による核地下実験以降、日本国内でも、核武装についての議論が加熱している。

核兵器を拡散させたくないのは、全世界の共通の願いだろう。

北朝鮮でさえ、その思いは同じだろうと推察する。
要するに、世界中に核保有国が増加するのは避けたいが、
自分だけは核兵器を持ちたいということである。

そうでないと、「核保有国の特権」と北朝鮮が考えているものさえ、なくなってしまう。

日本の主張は、核兵器の廃絶である。
もちろん、常任理事国を含む全世界から廃絶である。

そもそも、いつ、どこで使うつもりなのだろう?

核兵器の拡散を避けたい現状で、これ以上核保有国を増やさないためにどうすればいいか?

核兵器を「持ちたい」という願望を5段階評価し、
5を「なんとしてでも持ちたい」
1を「絶対持ちたくない」
とすると、間違いなく、日本は1だろう。
それは非核三原則を堅持すると明言している日本政府も全く同じである。

ただ、核拡散を防止しようという取り決めだけでは、
何の役にも立たないことがよく分かった。

日本が放棄しても北朝鮮が保持すれば意味がない。
であれば、日本も保持しようとすればどうか?

全世界を敵に回し、日本は追いつめられるだろう。
ただし、これは同時に、全世界も同時に追いつめられているのである。

そして、全世界の圧力が核保有国に強まれば、これほど良いことはない。

北朝鮮と刺し違えても、核の保持は認めない。

日本の核武装論の神髄はそこにある。