日本格付研究所は２日、タイの外貨建て長期発行体格付けを「Ａマイナス」、自国通貨建て長期発行体格付けを「Ａ」で据え置くと発表した。
格付け見通しはいずれも「安定的」。輸出産業の発展に支えられた経済発展、金融システムの安定性、比較的健全な水準に維持されている財政ポジション、対外バランスの安定性などを評価した。２０１３年の経済成長率は約５％と予想。
タクシン元首相派と反タクシン派の政治対立については、「２０１１年以降、概ね沈静化しているものの、憲法改正問題など不安要因が完全に払拭された訳ではない」と分析した。（４／４、newsclip.be）
最近、タイ関連のネットニュースにも反タクシン派がらみの記事がチラホラ。
日本格付研究所（ＪＣＲ）のタイ格付けレポートはこちら。
「今後、中期的にタイ経済は、インドシナ半島の中央に位置する地理的優位性を生かし、国境貿易の拡大など周辺国の経済発展と連動した発展を続ける潜在力を有していると考えられる。他方、一連の危機を経ても、銀行部門の健全性は依然として維持されている。」とも。
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