【レポート要旨】
タイでは先月初めから政治混乱が活発化しており、政府は事態収拾に向けて下院の解散総選挙を発表した。
しかし、反政府側は反発の様相を強めており、事態が早期に収拾する見通しは立っていない。
政府・検察は、2010年の反政府デモに掛かる武力衝突の問題で前首相などの起訴に踏み切ったが、これも反タクシン派の反発を強める一因になっている。今後の状況では事態が一段と悪化する可能性も残る。
政府側は勝算の高さを理由に解散総選挙を決断したとみられる一方、反タクシン派は「人民評議会」による政権運営を目指す方針。しかし、非民主的な要求は同国の国際的な信認低下を招く可能性がある。
現時点では経済的な影響は限定的なものに留まっていると予想されるが、事態の膠着状態が長引けば、ASEAN随一の工業国の地盤沈下は避けられないであろう。
同国は人口に占める生産年齢人口の割合がピークアウトしており、今後は少子高齢化問題が避けられない状況になるなど、労働者の確保も難しくなることが予想されるなか、生産拠点としての存在感の維持にも政治的安定は不可欠だが、その道のりは決して平坦なものにはならない。
(12/10、第一生命研究所 経済調査部レポート)
「反タクシン派勢力」「タクシン派勢力」
「都市部」「農村部」
「富裕層」「貧困層」
「既得権益層」「新興勢力」
暗くなる話です。
微笑みどころではありません。
軍は介入するのでしょうか?
押してね!
タイでは先月初めから政治混乱が活発化しており、政府は事態収拾に向けて下院の解散総選挙を発表した。
しかし、反政府側は反発の様相を強めており、事態が早期に収拾する見通しは立っていない。
政府・検察は、2010年の反政府デモに掛かる武力衝突の問題で前首相などの起訴に踏み切ったが、これも反タクシン派の反発を強める一因になっている。今後の状況では事態が一段と悪化する可能性も残る。
政府側は勝算の高さを理由に解散総選挙を決断したとみられる一方、反タクシン派は「人民評議会」による政権運営を目指す方針。しかし、非民主的な要求は同国の国際的な信認低下を招く可能性がある。
現時点では経済的な影響は限定的なものに留まっていると予想されるが、事態の膠着状態が長引けば、ASEAN随一の工業国の地盤沈下は避けられないであろう。
同国は人口に占める生産年齢人口の割合がピークアウトしており、今後は少子高齢化問題が避けられない状況になるなど、労働者の確保も難しくなることが予想されるなか、生産拠点としての存在感の維持にも政治的安定は不可欠だが、その道のりは決して平坦なものにはならない。
(12/10、第一生命研究所 経済調査部レポート)
「反タクシン派勢力」「タクシン派勢力」
「都市部」「農村部」
「富裕層」「貧困層」
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