この大不況の最中。
〝ホームレス〟と言われる人達は、日に日に増えているのだろうか。
とある日の、とある街角。
一人の年配ホームレスを見かけた。
白髪混じりの頭髪と髭は、ボサボサの伸び放題。
雑巾のような衣服を、季節感なく厚着。
ガタがきたリヤカーに山積みされたリサイクル品が、彼の全財産のよう。
どういう経緯でそういう身分になったのか知る由もなかったけど、その風体はどう見てもホームレスだった。
その男性は、歩道の木陰に腰を降ろし、大きなペットボトルを口にあててゴクゴク。
そのボトルのラベルには、大きな「まけへんで」の文字。
自分の中に、男性を見下す差別意識が掬っていることは否定できないけど、私の目には、男性と文字の取り合わせが絶妙に映り、何とも言えない底力が与えられたような気分になった。
後になってわかったことだが、あのボトルは、某大手メーカーの焼酎。
男性の飲みっぷりからすると、多分、中身はただの水だったのだろうが、同時にそれは、生きるために必要な力を得るための水でもあったのだろう。
〝まけへんで〟
私も、時々、その言葉を飲みながら前向きに生きていきたいと思う。
特殊清掃プロセンター
遺品処理・回収・処理・整理、遺体処置等通常の清掃業者では対応出来ない
特殊な清掃業務をメインに活動しております。
◇お問い合わせ先◇
0120-74-4949(24時間応対いたします)
〝ホームレス〟と言われる人達は、日に日に増えているのだろうか。
とある日の、とある街角。
一人の年配ホームレスを見かけた。
白髪混じりの頭髪と髭は、ボサボサの伸び放題。
雑巾のような衣服を、季節感なく厚着。
ガタがきたリヤカーに山積みされたリサイクル品が、彼の全財産のよう。
どういう経緯でそういう身分になったのか知る由もなかったけど、その風体はどう見てもホームレスだった。
その男性は、歩道の木陰に腰を降ろし、大きなペットボトルを口にあててゴクゴク。
そのボトルのラベルには、大きな「まけへんで」の文字。
自分の中に、男性を見下す差別意識が掬っていることは否定できないけど、私の目には、男性と文字の取り合わせが絶妙に映り、何とも言えない底力が与えられたような気分になった。
後になってわかったことだが、あのボトルは、某大手メーカーの焼酎。
男性の飲みっぷりからすると、多分、中身はただの水だったのだろうが、同時にそれは、生きるために必要な力を得るための水でもあったのだろう。
〝まけへんで〟
私も、時々、その言葉を飲みながら前向きに生きていきたいと思う。
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