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stellar locus

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鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST 第57話 感想

2010年05月16日 19時06分41秒 | 鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST
「永遠の暇」  



「こやつが我が孫娘の腕を千切りおった男か。」   

気絶から目を覚ましたバッカニアが見たのは、
キング・ブラッドレイと戦うグリードとフーの姿。

ブラッドレイに翻弄され、足止めされてしまったグリード。
その隙にブラッドレイはフーを仕留めにかかる。

「私より年寄りなのによく動いたものだ。だが、これで終わりだ!!」  

表に出たリンがフーを助けたが、フーの体はすでに致命傷を受けていた。
自分の命が長くないことを察して、リンにとって目指すべきではない王。
王としてあるまじき男を倒すために自分の残りの命をすべてかけることを決めた。

―――若。王になりなされよ。この老いぼれはここで永遠の暇を賜ります。

グリードにリンの体を守るように言い、
身に付けていた爆弾とともにブラッドレイに特攻をかける。
しかし・・・
ブラッドレイは容易く爆弾の火を消し、フーの体を切り裂いた。

―――この命かけても、傷一つ付けられぬというのか。若・・・。面目ありません。

倒れていくフーの体。
その時、ブラッドレイの体を刃が貫いた。
バッカニアがフーの体の後ろから、フーごとブラッドレイを攻撃した。

「じいさん。地獄への道行きに付き合ってやるぜ!!!」

「・・・かたじけない。」

フーは笑った。そして、逝った・・・・

ああああ・・・フー爺さん・・・
最後まで自分の生き様を貫き、仕える主の為に、愛しい孫娘の為に、
命を代償にブラッドレイに一矢報いた。
フー爺さんはバッカニアに感謝していましたね。
倒すべき敵に一矢報いさせてくれたから。
その姿に応えるかのようにグリリンはブラッドレイへ攻撃を仕掛け、その左目を傷付けた。
地面へと落ちる自身の祖父を見て、ランファンは叫んだ。

それにしても、全然違う作品の全然違うキャラですが、
フー爺さんの最後は「るろうに剣心」の由美の最後を思い出しましたね。
彼女も大切な人の役に立てたことに満足して死んでいきましたっけ・・・
フー爺さんも満足できたのなら良かった。
その生き様は見事としか言いようがありません。
思いを遂げさせてくれたバッカニアも良い仕事しました。


幹部を締め上げ、彼らの目論見を吐かせたイズミとオリヴィエ。
それを聞いた中央兵たちは軍人としての立場を捨て、自分の信じる道を行く。
しかし、ブリッグズ兵は中央軍に押されていた。
そこで大総統室から地下へ向かうことにする。

イズミは途中で横穴を掘り、この場から脱出することにするが、それにオリヴィエを誘う。
崩れた体制を整えるためにも、ここは一度脱出するべきだと。

いつの間にかすっかり仲良くなっている様子のイズミさんとオリヴィエさん。
どっちも強くて怖くてかっこいい女性ですからね。
でも、そんな二人の絶対的な違いは軍人であるか否か。

真理の扉を開けて、自分の体を犠牲にしてまでも会いたい人がいるか。
オリヴィエにとっては無意味な質問。

「死なせないために戦うのみです。」  

けど、エドを見て・・・
これ以上大切なものを失うまいとする愚直なまでに真っ直ぐな目を見て、
心動かされなかったといえば嘘になる。
その想いが活路を見出すか、あだとなるか・・・

そして、イズミは脱出。オリヴィエはこのまま戦うことを選ぶ。
握手をして、別れの挨拶を交わす二人
だが・・・


エドたち一行は地下でキング・ブラッドレイを作った男と遭遇する。
現れたのは「キング・ブラッドレイ」になっていたかもしれない男たち。
赤ん坊のころから特殊な教育を受け、「キング・ブラッドレイ」が決まった後は、
戦闘訓練を続けてきた余り者たち。
その人間離れした強さに苦戦するエドたち。

「背中ががら空きですよ。大佐。」

背中合わせだったりする大佐と中尉の動きはかっこよかったですね。
でも、今回の二人の活躍はあんまりなし。
エンヴィー戦で活躍しましたからね。

「キング・ブラッドレイを作った男」は、余り者たちを材料にして、
セントラルの五箇所の研究所と円になっていた地下道を使った錬成陣を発動させた。
その瞬間、地上に居たハインケルや動物たちは異変を察知し、
人柱たちが黒い手に捕まり、消えていく・・・

うわあ。
何が一体起こったのか。
全然分かりませんけど、
人柱とされていた人間たちが捕まってしまったということですよね。
なんだかとってもヤバイことになったのは分かりました。
それにしても、「キング・ブラッドレイを作った男」は生理的に嫌な感じの気持ち悪さですね。



というか、ガンガンのCMでハガレン最終回とか、
普段、ガンガンはまったく買わないのに、ものすごく気になって
うっかり買いそうな気分です。


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2 コメント

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マルテンサイト変態千年グローバル (鉄の道サムライリスペクト)
2024-10-16 16:24:56
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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鋼の聖地安来 (ストライベック)
2024-12-23 21:14:37
それにしても古事記はすごいよな。ドイツの哲学者ニーチェが「神は死んだ」といったそれよりも千年も前に女神イザナミ神についてそうかいてある。この神おかげでたくさんの神々を生まれたので日本神話は多神教になったともいえる。八百万の神々が出雲に集まるのは、国生み・神生みの女神イザナミの死を弔うためという話も聞いたことがある。そしてそこから古事記の本格的な多神教の神話の世界が広がってゆくのである。私の場合ジブリアニメ「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」「天空の城ラピュタ」などのの感想を海外で日本の先進的な科学技術との関連をよく尋ねられることがあった。やはり多神教的雰囲気が受けるのだろうか。
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