痛い～

私は凄い怖がりなので、深夜残業で1人になるのがなによりも怖い。

残業時間に突入すると　途端に周りの仕事の進み具合が気になり始める。
しきりに　「今日は何時までするの？」と
御用聞きのように聞きまわり　その時間までに終わらないんじゃないか？
1人になったらどうしようとビクビクしながら仕事してる。

以前　深夜残業中に突然　誰も居ない倉庫から
ハッピーバースディのオルゴールの音が聞こえて来たことがある。
あの時の恐怖は忘れられない。

その時は1人では無かったけど　怖かった～
誰かが貰ったオルゴール付電報のセンサーが何かに反応して鳴り出したみたい。
オルゴールの音は怖さを倍増させる効果が絶大

今日はどう様子を伺っても1人になる確率が高い。
何としてもそれだけは阻止しようと　
ユカちゃんに「家まで送るから　もっと頑張ろうよ」と姑息な手を使ってみたり

隣の男の子（タモッチャン）が帰らないように
くだらない話を話しかけて気を引いたり　

話が面白くないと帰られてしまうんじゃ？と必死で笑える話をする。
きっと売れない芸人っていつもこのプレッシャーと戦ってるんだろうなぁ

優しいタモッチャンは仕事が終わってタイムカードも押したのに　居てくれた。
怖がりなのを知ってるので2時間以上も待ってくれた事もあるし

私の作戦勝ちで　1人になる事無く無事退社。

気分良く家の駐車場に着いて　よそ見をした瞬間
思いっきりコンクリートの壁に頭をぶつけた。　痛い～！！！目から何かが出た
全ての気力を失う痛みでした。