That's the Way I Am

私の好きなものについて

DVD ■■キャピタリズム マネーは踊る■■

2012年09月23日 19時18分29秒 | DVD・Hulu
やっと観ることができた
2009年の作品
3年経つと、かなり昔のことのように感じてしまった

公開当時、就任間もなかったオバマさんも
今年2度目の選挙だし



映画 ■■キャピタリズム マネーは踊る■■

☆☆

日本の Yahoo ムービーの評価 3.93(5点満点)



途中眠くなってしまった
やっぱり経済は苦手だ...



アメリカという国に感じる
「なぜ?」という疑問に答えてくれるムーア監督の映画



アメリカと言えば、豊かなリッチな国で
アメリカ人のような贅沢な暮らしぶりに
憧れたものだけど

最近、ニュースなんか見てて
「あれ?これ、どこの途上国のニュース?」
と思ってしまうような
驚きのシーンを見ることがあります



映画にも出てきたんだけど
ハリケーン・カトリーナ後の混乱を見たときも
そう思った



以前からアメリカは
富裕層と貧民層の2極化が進んでいるなんて
言われていたけど

リーマンショック後
その傾向がますます加速

中流層がどんどん貧民層になりつつあり
ほんのわずかの富裕層は
まるで貴族というか王族のよう

それ以外の国民は(一部だけどね)
職にあぶれ、家を奪われ、追い出され
医療も受けられず
立ち退きに反対し、抵抗し
労働者達はストライキを起こす



本当に
何日もパンが手に入らない民衆と
「パンがないなら
お菓子を食べたらいいのに」と言った
マリーアントワネットを見ているかのよう



ちょうど、先日映画館で
「レ・ミゼラブル」のトレイラーみたんだけど

今、アメリカは
革命を望んでいるのかも知れない

正直に真面目に働いてきたのに
財産を没収され
住む家を無くして
おとなしく耐えて耐えて...
いつまでも我慢していられない



そうして
満を持して現れた大統領がオバマさんなのね

救世主となることを期待していたけど
なかなか現実はそう簡単には変えられないことを
感じている所



マイケル・ムーア監督にとって
オバマ大統領は、理想の大統領なのだそうだ
公開時のインタビューでそう答えていた

今も考えは変わらないかな?



それにしても
「アメリカのようになりたい」と憧れて
追いかけて追いかけて
バブル景気を経験して
バブル崩壊の後の長い不景気に苦しんでいる日本

バブル絶頂の頃
ソニーやパナソニックが経営不振に陥って
大量のリストラを行うなんて
想像もしていないかった

アメリカを10年遅れくらいで
なぞっているように見えてしまう



映画の中に出てきた
住む場所を追われる中流層達の様子が
数年後の日本の姿になるのではないかと
恐ろしくなってしまった



マイケル・ムーア監督は
大分年を取って
「ボーリング・フォー・コロンバイン」の頃のような
エキセントリックな所や無鉄砲さは
薄くなってきているのが少し寂しい

いつも命がけで
「マイケル・ムーア監督である」という人生を
歩いている



反感を持つ人達から襲撃される危険と
いつも背中合わせで

「無理しないで欲しい」と思いつつ
次回作もしっかり楽しみにしてしまいます


最新の画像もっと見る

コメントを投稿