That's the Way I Am

私の好きなものについて

DVD ■■ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢■■

2012年01月01日 15時10分30秒 | DVD・Hulu
私の大好きなブロードウェイミュージカル
「A Chorus Line」の
オーディションを追ったドキュメンタリー映画

去年、このミュージカルが日本でも公演された時
観に行ってとても感動したので
このドキュメンタリーも、是非観てみたいと思ったのです。



DVD ■■ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢■■



日本の Yahoo ムービーの評価 4.36(5点満点)

アメリカの Yahoo Movies の評価 
ユーザー: B+



原題は「Every Little Step」

このミュージカルの中に入っている
「One」という歌の歌詞の一部

「彼女の踏む、1つ1つのステップが
どれも全部、センセーションだ」
という内容なんだけど

オーディションに集まった1人1人
それぞれが素晴らしい人生を歩いていて
素晴らしい感性を持っていて
1人1人のエピソードで、それぞれ、1つ映画が出来そうなくらい。

実際に出演者に選ばれた人達だけではなく
選に漏れたダンサー達も
1人1人が、かけがえのない、自分だけの「物語」を持っていて

1人1人の、「舞台に立つこと」を目指すひたむきさ、情熱
どれも、愛おしい輝きを放っている。

そんな意味が込められて
「Every Little Step」というタイトルになったのだと
思いました。



このミュージカルが最初に作られたのも
オーディションに集まった応募者に
それぞれの人生を語ってもらった「話」が土台になっています。

だから、登場人物達はとてもリアルで等身大。
エピソードは
何か「夢」を実現させるために
努力したことのある人なら誰もが経験したことのある
誰もが普遍的に持っている
宝石のように輝く「話」なのです。



もちろん、語られた沢山の「話」を
こんな魅力溢れる作品に造り上げることが出来たのは
作者マイケル・ベネットの
オーディションに集う候補者達への
人間性溢れる、暖かい眼差しがあったからこそです。



今回、不思議なことに
私が第一印象で
「あ、この人良いな」と思った人が合格していました。

決して、ルックスが良いから...
ということではなくて

雰囲気というか、オーラというか
見た目、とても魅力的で、しなやかで
「あ、素敵な人」と思える人達が選ばれていました。



それは、実力もあったからこそ
ただ、立っているだけで
表情に余裕があったのか

緊張していても、自分の魅力や能力を
いつも通りに発揮できる力(それも実力のうちなのかな?)が
あったからこそ
余裕があったのか



プライドや過度なライバル意識で
ガチガチになっていなくて
とにかく、しなやか。自然。余裕がある。
笑顔が素敵。

「舞台に立ちたい」というひたむきさが
ヒステリックじゃなく
素敵な魅力的な輝きを、瞳に加えているような...



そんな人達の演技や歌は
オーディションの時点でもう、感動的で
審査員を感涙させたり
思わず、「素晴らしい!」と言わせたりしているのね。



中国系アメリカ人のコニー役に
沖縄出身のユカという女性が挑戦していました。
思わず、同じ日本人として応援してしまいました。

日本語訛りの英語が少しネックになっていましたし
幼い頃からアメリカに暮らしてきたコニーが
ずっと感じてきたコンプレックスが
彼女には理解出来ていないという意見もありましたが

手足のひょろ長い白人や黒人達に囲まれた
日本人のユカは
美人とか、スタイルが良いとかからは
明らかにほど遠かったのですが

先に述べたような、人を惹きつけてやまない
独特の輝きを持つチャーミングな女性でした。



そして、審査員達の物腰の柔らかさ!
決して高圧的でも傲慢でも高慢でもなく
非常にフレンドリーで共感に満ちていて
応募者1人1人への愛情が感じられる人達でした。

それは、このミュージカルを
出演者と一緒に造り上げていくために
不可欠な要素なのだと思いました。



去年の夏観た「A Chorus Line」
また観たくなりました!
今度は、ブロードウェイで観たい!

最新の画像もっと見る