iwackeyの「水に流す日々」

30代編集者(3児の父)の毎日を水に流します。みんな流されろ!

横浜トリエンナーレ評をリストアップ。その2

2008-10-13 | internet
ネガティブキャンペーンにするつもりはないが、「乗りかかった船」なので続編をアップ。前回は以下を参照。横浜トリエンナーレ評をリストアップ。

◆OCNアート「artgene.(アートジェーン)」
artgene plus Vol.2押さえておきたい「横浜トリエンナーレ2008」Part.2
ここでまず見ておきたいは、中谷芙二子の霧のアート。日本におけるビデオアートの推進者でもある彼女は、70年の大阪万博で早くも ≪霧の彫刻≫ を発表していますが、今回も三渓園の庭の一隅が、霧深い山の谷間に大変身。
まだ見てない。早く行かねば。
artgene Vol.1押さえておきたい「横浜トリエンナーレ2008」 Part.1

◆在華坊さん(id:zaikabou)の「日毎に敵と懶惰に戦う」
雨の月曜日
昨日は、NHK教育の日曜美術館で横浜トリエンナーレが特集されていたので、検索経由でのアクセスが多かった。あの番組を見た後、いろいろblogを巡回するとネガティブな情報が多いので、戸惑うことだろう。
Akasaka Art Flower 08
今回の赤坂アートフラワー、子供づれやカップルなど、あんまり現代美術には普段は親しんでないような人が、赤坂散策を楽しもう、的なのりで結構徘徊していて、いいんじゃないでしょうか。パスポートもしっかりした作りで、横浜トリエンナーレもこれぐらいのクオリティがほしい…(泣)。スタンプラリーの要素も、ほどほどで楽しいんじゃないでしょうか。
スタンプラリーなんて遊び心というか「大衆への迎合」なんて、間違っても認めない「敗訴」もといハイソなキュレーター陣だろうな。横トリ。

◆(る∀る)(るへる)さんの「寝太郎のひとりごと」
横浜トリエンナーレ2008レポート 第1会場・新港ピア
そもそもアートってなんだろう…と、語源を調べてみると、「ars」というラテン語になり、ギリシャ語のtechneという英語のtechnicとほぼ類似した意味だったということです。となると、アートというのは技術・テクノロジーを競うもの…。なるほど、現代社会におけるアートが、映像、プログラミング、電子などの技術を要するのは正しい時代の流れのように感じます。

◆exite.ism(エキサイトイズム)
【PingMag】現代アートの祭典、横浜トリエンナーレ2008

◆Tさんの「T's Whisper」
【横浜トリエンナーレ】具象化された抽象
論理で理解するのではなく、感性で何かを感じ取れれば、それがその作品への理解なのだとは思います。しかし、自分が感じたものが一般的なのか、芸術家の思い通りなのかという疑問が残ってしまうのです。

◆さきちさんの「un diario caprichoso」
ゲージュツの秋 [etc.]
芸術シロートさんだから、今回一番感動したのは 「そりゃ違うだろっっ」と突っ込まれようが第2会場となってる日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)の建物のかっこよさだったりする。
毎度のことながら、ロケーションと産業遺産だけは素晴らしいんだよね。横浜みなとみらい。

◆P太さんの「アバトーンを目指して」
横浜トリエンナーレ2008~ボランティア奮闘記9@NYK~
マリナ・アブラモビッチ :全裸で上るのですが、今は上れません。
横浜トリエンナーレ2008~ボランティア奮闘記8~
私は最低限の知識は必要でも、それ以上は音声ガイドやガイドブック、ネットや書籍があると思うんです。作家の狙いを読み取ることも大事だけれど、大切なのは自分の感じたことだと思っています。
こういう熱心なボランティアガイドの人たちも、うまく活用できていない感じ。話しかけると面倒、詳しい人に一方的にレクチャーされるのはシャク、といった日本人の観衆気質が、ただでさえ敷居が高い展示をめぐる交流のハードルになっているのは明らか。「解説します」的なプラカードぐらい持たせたりして、観衆がコンタクトをとりやすい小細工がもっと可能だろうに、もったいない。

◆Sweet Vacationさんの「Sweet Vacation Official Blog」
横浜トリエンナーレ
現代美術はマルセル・デュシャンという、あやしいフランス人が、”便器”を持ち出して、美術館に設置し、「これアートね!タイトルは”泉”!」と宣言してから、延々と迷走を続け、有名人のコスプレをするやつや、島をまるまる全部布でくるむという意味不明な行動に走るやつなど、偉大なる馬鹿を次々と生み出した。日本でも横浜で三年に一度大きなイベントを行っていて かつてはビルの屋上に巨大なバッタを設置して、台風で飛ばされてみたり、飴玉で2mの山を作ってみたり、馬鹿と芸術は紙一重、というより むしろ馬鹿が過半数を占めるというとても楽しい事になっているのである。でも、今年はちょっとこじんまりだったな~。
いい意味での「馬鹿」というには突き抜け方がまだまだ足りない、頭でっかちで未熟なコンセプチュアルアートが今回はとくに多かった。鼻についたインテリ臭が現代美術らしさだと思われると、とても悲しい。逆に、アイデアとひらめき勝負・ハッタリとトンチ勝負というのも困るが。

◆mitsuhiro_47さんの「多趣味な図面屋の日記」
これもアート?
海外のアーティストの作品ですが、どう見ても自分でこれから飛び込むのに
確かに。作品世界の整合性が、一見して容易に疑われるような安易なつくりの作品をこうまで許容していいのかという意味で、問題が残る。

以下、つづく。かも。

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