iwackeyの「水に流す日々」

30代編集者(3児の父)の毎日を水に流します。みんな流されろ!

[11/09]文フリ。六本木ピカソ。新宿ジョット。

2008-11-09 | art & movie & music
昼、ひとりで外出させてもらう。秋葉原の「文学フリマ」へ。7回目にして初めて。何も買わないことに決めていたけど、ゼロアカのコーナーだけすごい熱気だったのには、とにかくびっくり。こりゃいわば「会場ジャック」だな。旧知のKさん、Sさん、Iさん、Hさん、初めてのKさんらにご挨拶。Kさん、Tさんなどもお見かけしたが、お取り込み中のようでスルーしてしまった。出版とか書店の初発の理念を考えさせられる営みだだった。

午後、秋葉原駅前のブックファーストに立ち寄り、六本木へ移動。ピカソ展2つをハシゴ。まずはサントリー美術館「巨匠ピカソ・魂のポートレート」。いつもより「若くていい女」率が高い気がするのは、テーマのせいか、デート客が多いせいか、それとも館内が暗いせいか。教科書にも載ってる「ピエロに扮するパウロ」が見もの。つづいて、国立新美術館「巨匠ピカソ・愛と創造の軌跡」。理解度が深まる展示構成で、初心者から通まで楽しめる。ドラ・マールとマリー=テレーズが並び、「ラ・セレスティーナ」「肘掛け椅子に座るオルガの肖像」もいいが、「朝鮮の虐殺」もいい。ブロンズ像の「雌ヤギ」も。

さらに、新宿へ移動。今日が最終日の損保ジャパン美術館「西洋絵画の父・ジョットとその遺産展」。学生時代に行きそびれたアッシジまだ行けてない。その後、地震で崩落したのもあったけど。一方、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂は2002年に修復が終わって、短時間の滞在しか許されなくなっているらしい。そうなる前に数時間かけて眺めることができてよかった。で、目玉の「サン・ジョルジョ・アッラ・コスタ聖堂の聖母子」もいいが、「殉教助祭聖人」のステンドグラスも間近で見るとなおきれい。ジョッテスキのひとり、ベルナルド・ダッディ「携帯用三連祭壇画」なんかも豪華。というのに妙齢の知的に見える女性が、「なかなか見れないゴシック絵画が見れてうれしいけど、わたし解説パネルの人名はどうでもいいの!もっと分かりやすく説明してほしい!」と力説していた。ゴシックとルネサンスの関係やビザンチンとの関係とかジョットがどういう位置づけなのかとか、すごく分かりやすいパネルだったと思うんだが…。まあ、100か200の画集をめくり、聖堂と美術館をめぐらないと整理できない世界だからなあ。夕方、渋谷のFoodshowで食材を買い込み、帰宅。

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