タマのブログ

70過ぎのシングル女性の日々

小倉百人一首

2016年01月15日 | 読書

幼いころには、お正月には百人一首で遊んだものですが、今ではあまりその話は聞いたことがありません。ゲームや楽しいお出掛けが増えたせいでしょうか

何処の家にも当時は、桐の箱に入った百人一首の読み札と取り札のセットがあったものです。姉達が上の句を覚えて、遊んでいたときは、私は「坊主捲り」と言って、上の句に書いてある作者の絵がお坊さんである場合、一枚ずつ取った札を返却し、お姫様(女性の作者の場合)であった場合は、もう一枚もらえるという遊びをしたものです。多くの札を集めたほうが勝ちです。

小倉百人一首は、藤原の定家や俊成達が小倉山の山荘で、優れた和歌を一首ずつ選んだそうで、その名がついています。当時の和歌読みでは有名人の歌が一首ずつ載っています。天智天皇や持統天皇、美人の小野小町やイケメンの在原の業平達の歌もあります。私は、紫式部の娘・大弐三位の歌が気に入っています。なぜかと思われるでしょう。

有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 『後拾遺集』

有馬山は、大阪の奥座敷とも呼ばれる有馬温泉で、猪名は、私の育った猪名川のことです。私の生まれた処は、猪名川の上流の川に沿ったところで、清流が流れ、鮎がたくさん住んでいる川です。この歌を知ったとき、私の郷里を読んだものだと感動しました。

美しい自然を読んだだけではなくて、男の人を思う恋の歌でもあります。

今年の宮中のお正月の行事を締めくくる『歌会始め』が昨日行われていました。そのお題は『人』であったようです。悠久の昔から日本語は≪輝き≫を持って、人々の心に沁みるものですね。来年のお題は,『野』だそうです。

和歌を嗜む様な優雅な毎日を送りたいものです。今年は良い年になるような予感がします。従妹のお姉さんが暦の占いを見てくださいました。

多くの、優しい人たちに囲まれて幸せな日々が待って居てくれますように 優しいお医者様、お友達宜しくお願いします。

 


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
和歌を嗜む様な優雅な毎日 (mune2014)
2016-01-16 00:25:24
与謝野晶子の歌にも、美しい自然を教えて頂きましたが、悠久の昔から日本語は≪輝き≫を持ち、人々の心に沁みるものなのですね。ぜひこれからも、素敵な歌を紹介して下さい。楽しみにしています。今年の宮中のお正月の行事を締めくくる『歌会始め』のお題は『人』 どんな歌が詠まれたか、知りたいものです。和歌を嗜む様な優雅な毎日!いいですね。きっと良い年になりそうですね。
返信する
きっと良い年に (みほこ)
2016-01-16 09:46:34
ブログの更新をありがとうございました^^

百人一首、懐かしいです。
昔、実家でしました。今あの百人一首はどこにあるのかな?

今年は良い年になる予感をお持ちなのですね。
きっとそうなります!!

有馬山の素敵な歌も紹介してくださり、ありがとうございました。
返信する
小倉百人一首 (タマ)
2016-01-16 10:05:59
私の個人的な思いに共感して下さり,コメント有り難うございました。
返信する

コメントを投稿