のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

神童モーツァルトの御前演奏。

2006-06-08 | 『音楽のはなし』
1762年、モーツァルトはシェーンブルン宮殿(関係ないけど、その庭園は120ヘクタール!)に招かれて、オーストリア女帝マリア・テレジア(マリー・アントワネットのお母さんですね!)のために御前演奏をしている。

7歳のときだ。

この頃、ヨーロッパの宮廷は、啓蒙主義という新しい思想が浸透してきた。

新興のブルジョア階層が力をつけてきたからです。

その思想では、教育、音楽も重視された。

モーツァルトのように、早熟の神童を宮廷や貴族の屋敷に招き、才能を披露させる音楽会は、頻繁に行われていた。

宮廷の人々には、神童の演奏は、特にめずらしくなく、たんなる気晴らし、暇つぶしでした。

演奏したモーツァルトはコンサート用の正装を2枚もらったそうです。

マリア・テレジアの息子ヨゼフが、少し前にウィーンでモーツァルトの演奏を聴いて感心して、宮廷へ呼ぶことになったそう。

神童達の演奏には、曲芸が求められびっくりさせる要素が盛り込まれました。

モーツァルトはチェンバロに布をかけて、鍵盤を見えなくして弾いたりしたそうです。

たいがい、神童ぶりを強調するように、年齢を少し若くごまかしていました。

モーツアルトは、この御前演奏のときに、同じくらいの年だったマリー・アントワネットに、大きくなったら結婚してあげてもいいよ、と、言ったそうですよ。

この二人が結婚したら、どんなカップルになるんでしょうか。




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