その出会いは、ずっと忘れていた感情を思い出させた。
初めは、その感情を抱いていたことさえ覚えていなかったが、時間が経つにつれ、そのような感情があったことを思い出した。
形のわからないもの、判然としない感覚は、却って徐々に明確にそのイメージを描き出し、本来の願望と希望を自分にわからせた。
自分はもともと、記憶を辿って、その時の感覚を思い出すことが好きだ。
思い出すたびに、経験や体験により、その感覚への理解が深まり、願望をより具体的に知ることができる。
他愛無いもの、脆いもの、意味がないもの、ほど、意味深く、また意義もあるように思う。
わけがわからなく、まとまりがないもの、ほど、より高次の変身が起きやすいと思う。
この出会いにより、自分にとってかなり意味のある感覚を思い出した。
それは、いまの自分にとって貴重だった、と思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます