あかさたなにくそ

がんばるべぇ~

中間的な位置で考えること

2005-11-30 22:28:21 | Weblog

村上春樹のことを何度も語ってきたが、ろくに読みもしないでというところがあり、それは怠慢ともいい加減とも言われるだろうが、自分の場合今まで記してきたような事情で、あくまで一般読者的ななあなあの線で感じられること、考えられることの重要さを意識せざるを得ないので、色々足りない中でおそらくは偏見も含めてものいうことを許してもらいたい気持ちがある。いくら学のある人がそういったって普通はこんな風に見ちゃうよ、という線が大事だと思うので、あまり無理したり時間のあるときに調子に乗ってのめりこみ過ぎたりというのが、ちと怖いのだ。自分流のバランス感覚でいうと、あっちの人にならないようにという意識が肝心だということがある。
もちろん、余りある時間があるわけでない、また素晴らしい頭があるわけでないだから、あっちの人になりようがないということになるのかもしれないが…。ま、とにかく、あまりいさぎよい態度とはいえないものの、ここでもちこたえるのも(自分で考えなければならないので)なかなか苦しいものであることは確かなので許されたい。
そして、こうして書かれたものは多く間違っているとしても、文学など興味のない一般の人よりもう少し突っ込んだところ、そして知識人といえるような立派な人たちの意外に気がつかないところに盲点を探り出していくかもしれないと思う。いわば中間的であるけれど、それゆえ要になる問題を少しばかり浮き彫りにできるかもしれない。そこまで立派でなくても、素人がない頭で考えるとこうだよといういい見本にはなるかもしれない、と思うのである。なるほどこんなふうに無知な人間は受け取るのか、という。
ただ、年齢的なもの、地方の人間という育ちの色がかなりはっきり出ることは免れ得ないだろう。でも今の社会を見ると、自分は田舎者という偏りがあるのがこういう場合いちばんの取り得かもしれないなどと、勝手にいやマジメに考えている。ともあれ完璧さとは程遠い場所であることだけは確かである。
ここは提起的な場所とわきまえる。しかし、それもわずかな目立たない片隅でしかない。淋しいことだが…。


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