2020-01-02 今年は【子年】 と言う事で、ネズミが付く山を探し九州では唯一熊本県にありました。
阿蘇の根子岳でもいいのですが、山名の由来が毛羽立ちした『猫の姿』に似ている事から名付けられていま
すので、犬と猿と同様にネコとネズミも犬猿の仲ですね。
そこで、鼠の字に拘り山名探をし、熊本県日奈久温泉地の近くに低山ですが大小二つの山が所在してました
僅か40m程の山ですが、三角点も有り国土地理院で山名が付けられた立派な山の一つです
子年のお祝いと今年の登山開始、双方のお祝いに相応しい山だと決め『子年生れ』の御前ちゃんと出掛けました
9時頃に日奈久ICで高速道を下り国道3号線を北上し球磨川に架かる金剛橋を渡り鼠蔵町に向かう、
金剛橋を左折し球磨川の堤防道路より 右 小鼠蔵 と左奥 大鼠蔵 を眺める
堤防敷きの広い路肩に車を停め 新春の明るい太陽の光を浴びながら準備を行い 09:44出発
先ずは 正面に小鼠蔵を眺めながら、のどかな集落を通っています
道路脇に 八代市指定史跡【小鼠蔵山古墳跡】の白い標柱があり、片面に小さな文字で説明書きされています
小鼠蔵の南側は住宅が立ち並び、事前調査で登山口が無い事を知っていたので住宅地を通り、北側へ回り込み
畑の間の里道を山沿いに入って行く。
東側の尾根裾と思われる所を見つけ少し登り上がった、下り出す先には南側に立つ住宅が目に入り行き止まり
の様で、此処より右に折れ尾根を登る事にしたが登山道は無く、藪漕ぎ覚悟で登り出した。
急斜面の尾根を 草木を掴みながら登り途中の樹間より 集落を覗き見る
後に続く御前ちゃんは、この道なき急斜面の藪漕ぎを苦にせず 逞しく登って来ます
頂上らしき所に大きな樹木を見上げる
10:00丁度山頂に到着 山名標識は当然ありませんね
小鼠蔵山頂にある 三角点です
三等三角点 点名 鼡蔵 標高 34.58m
北緯 32°28′57″ 東経 130°34′22″
事前情報では三角点が見当たらないと有ったが、1974年(46年前)以降地理院の観測はされていないが
三角点の除去をした情報は無く私は必ず探そうと思っていた
しかし山頂で直ぐ目にしたのは 下草が刈られ探す事無く三角点がそこに有った
最近何方が登られ草を刈られたのでしょう
草が覆いかぶさり苦しかったであろう三角点は、開けた所に姿を現し喜んでいる様です
有り難い行為に 感謝す ありがとうございました
写真を撮り終え 登って来た東斜面を下ってもいいのだが 未知の山を歩くのも楽しいものです
それで西側に進んで行く すると大きな木の足下に穴が開いています
薄暗い穴を覗き込むと 穴底に石棺が見え古臭い乾ききった臭いを感じた
「此れが案内標に書いてあった第一古墳だな」細長い山頂に2基現存するそうです
更に倒木や生い茂る竹や草の蔓を交わし西に向かい
今度は石窟では無く 地表面に露出した石棺に出合う 2基目です
今より16~1700年前(古墳時代)の当地に生きた人々の生活を偲びながらこの古墳跡を歩いています
更に西に進み西尾根を下ります これまた東尾根に負けない急斜面で傾斜70度はあるでしょう
高低は然程ないですが、道はおろか獣道さえ有りません。 ずり落ちる感じで下りました
下り終えた所は畑の傍です 10:21
稲刈りが済んだ田圃を通り 熊本特産のイグサが植えて有る水田を眺めて通る
10:30 大鼠蔵の入り口である 『ようこそ 鼠蔵山へ』の小さな歓迎板を見て階段を上がった
階段数が書かれた文字は100段目 その向う鳥居こしに神社拝殿が見える
参拝を済ませ神社横の広場より拝殿を写す
広場の片隅に神社改修の記念碑がありその説明板には加藤神社と記されている
神社鳥居に刻まれた神社名とは違う様だ
神社の右横を通り先に進むと 【権現様】が祀ってある
此処も古墳跡の様だ
誰もいない静かで穏やかな稜線を歩く私達の姿に小鳥達が素早く反応し、
甲高い鳴き声を発しながら飛び去っていく様を眺めています
目の前に大きいな楠が現れました クスの木にはしめ縄と門松が飾られ『御神木』の様です
小高い丘へ上る14^5段の階段を踏みしめ登って行きました
屋根が設けれらた古墳跡です 【楠木山古墳】と名付られ、正月でもあり綺麗にお祀りされています
此の場所が大鼠蔵山の山頂です 10:44
八代海が広がり 美しい眺望ですね やはりいい場所に古墳は祀られています
大鼠蔵の南端近くまで来ました 尾張宮古墳の案内板があり 宮社の下に石棺があるそうです
しかし案内板の足下を見ると 石棺らしき石が露出しているみたい? 気のせいかな
南端に下る青い鉄階段 八代海の沖え向かう漁船の波が静かな砂浜を洗っています
遠くの島は 天草です
階段を下りると海岸に大きな【アコウの木】です
先の楠木山の楠木とこのアコウの木二つが『鼠蔵町の神木』とされていました
11:22 小鼠蔵・大鼠蔵の山歩き終え、
車を止めた場所へ漁船が繋がれた海岸や小さな漁港の傍を通る、漁船には正月らしく松の枝が飾られいます
並びと停まる漁船に備わった高い竿の上に3羽の烏が羽を休めている のどかな風景を撮りたいと思い
カメラを取り出すと一羽が飛び出し3羽ガラスでは無くなり、また一羽「一羽ガラスになった」と御前ちゃん
最後は高い竿だけが残った 写真を撮る事が出来ずだが 今年は【世の中の日々を見聞し、落ち着いて物事の
前後を良く考えなさい】と 年神様が教えてくれた様な気がしました。
今年もゆっくり慌てづに 喜寿の人生を楽しもうと思っています。
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阿蘇の根子岳でもいいのですが、山名の由来が毛羽立ちした『猫の姿』に似ている事から名付けられていま
すので、犬と猿と同様にネコとネズミも犬猿の仲ですね。
そこで、鼠の字に拘り山名探をし、熊本県日奈久温泉地の近くに低山ですが大小二つの山が所在してました
僅か40m程の山ですが、三角点も有り国土地理院で山名が付けられた立派な山の一つです
子年のお祝いと今年の登山開始、双方のお祝いに相応しい山だと決め『子年生れ』の御前ちゃんと出掛けました
9時頃に日奈久ICで高速道を下り国道3号線を北上し球磨川に架かる金剛橋を渡り鼠蔵町に向かう、
金剛橋を左折し球磨川の堤防道路より 右 小鼠蔵 と左奥 大鼠蔵 を眺める
堤防敷きの広い路肩に車を停め 新春の明るい太陽の光を浴びながら準備を行い 09:44出発
先ずは 正面に小鼠蔵を眺めながら、のどかな集落を通っています
道路脇に 八代市指定史跡【小鼠蔵山古墳跡】の白い標柱があり、片面に小さな文字で説明書きされています
小鼠蔵の南側は住宅が立ち並び、事前調査で登山口が無い事を知っていたので住宅地を通り、北側へ回り込み
畑の間の里道を山沿いに入って行く。
東側の尾根裾と思われる所を見つけ少し登り上がった、下り出す先には南側に立つ住宅が目に入り行き止まり
の様で、此処より右に折れ尾根を登る事にしたが登山道は無く、藪漕ぎ覚悟で登り出した。
急斜面の尾根を 草木を掴みながら登り途中の樹間より 集落を覗き見る
後に続く御前ちゃんは、この道なき急斜面の藪漕ぎを苦にせず 逞しく登って来ます
頂上らしき所に大きな樹木を見上げる
10:00丁度山頂に到着 山名標識は当然ありませんね
小鼠蔵山頂にある 三角点です
三等三角点 点名 鼡蔵 標高 34.58m
北緯 32°28′57″ 東経 130°34′22″
事前情報では三角点が見当たらないと有ったが、1974年(46年前)以降地理院の観測はされていないが
三角点の除去をした情報は無く私は必ず探そうと思っていた
しかし山頂で直ぐ目にしたのは 下草が刈られ探す事無く三角点がそこに有った
最近何方が登られ草を刈られたのでしょう
草が覆いかぶさり苦しかったであろう三角点は、開けた所に姿を現し喜んでいる様です
有り難い行為に 感謝す ありがとうございました
写真を撮り終え 登って来た東斜面を下ってもいいのだが 未知の山を歩くのも楽しいものです
それで西側に進んで行く すると大きな木の足下に穴が開いています
薄暗い穴を覗き込むと 穴底に石棺が見え古臭い乾ききった臭いを感じた
「此れが案内標に書いてあった第一古墳だな」細長い山頂に2基現存するそうです
更に倒木や生い茂る竹や草の蔓を交わし西に向かい
今度は石窟では無く 地表面に露出した石棺に出合う 2基目です
今より16~1700年前(古墳時代)の当地に生きた人々の生活を偲びながらこの古墳跡を歩いています
更に西に進み西尾根を下ります これまた東尾根に負けない急斜面で傾斜70度はあるでしょう
高低は然程ないですが、道はおろか獣道さえ有りません。 ずり落ちる感じで下りました
下り終えた所は畑の傍です 10:21
稲刈りが済んだ田圃を通り 熊本特産のイグサが植えて有る水田を眺めて通る
10:30 大鼠蔵の入り口である 『ようこそ 鼠蔵山へ』の小さな歓迎板を見て階段を上がった
階段数が書かれた文字は100段目 その向う鳥居こしに神社拝殿が見える
参拝を済ませ神社横の広場より拝殿を写す
広場の片隅に神社改修の記念碑がありその説明板には加藤神社と記されている
神社鳥居に刻まれた神社名とは違う様だ
神社の右横を通り先に進むと 【権現様】が祀ってある
此処も古墳跡の様だ
誰もいない静かで穏やかな稜線を歩く私達の姿に小鳥達が素早く反応し、
甲高い鳴き声を発しながら飛び去っていく様を眺めています
目の前に大きいな楠が現れました クスの木にはしめ縄と門松が飾られ『御神木』の様です
小高い丘へ上る14^5段の階段を踏みしめ登って行きました
屋根が設けれらた古墳跡です 【楠木山古墳】と名付られ、正月でもあり綺麗にお祀りされています
此の場所が大鼠蔵山の山頂です 10:44
八代海が広がり 美しい眺望ですね やはりいい場所に古墳は祀られています
大鼠蔵の南端近くまで来ました 尾張宮古墳の案内板があり 宮社の下に石棺があるそうです
しかし案内板の足下を見ると 石棺らしき石が露出しているみたい? 気のせいかな
南端に下る青い鉄階段 八代海の沖え向かう漁船の波が静かな砂浜を洗っています
遠くの島は 天草です
階段を下りると海岸に大きな【アコウの木】です
先の楠木山の楠木とこのアコウの木二つが『鼠蔵町の神木』とされていました
11:22 小鼠蔵・大鼠蔵の山歩き終え、
車を止めた場所へ漁船が繋がれた海岸や小さな漁港の傍を通る、漁船には正月らしく松の枝が飾られいます
並びと停まる漁船に備わった高い竿の上に3羽の烏が羽を休めている のどかな風景を撮りたいと思い
カメラを取り出すと一羽が飛び出し3羽ガラスでは無くなり、また一羽「一羽ガラスになった」と御前ちゃん
最後は高い竿だけが残った 写真を撮る事が出来ずだが 今年は【世の中の日々を見聞し、落ち着いて物事の
前後を良く考えなさい】と 年神様が教えてくれた様な気がしました。
今年もゆっくり慌てづに 喜寿の人生を楽しもうと思っています。
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