猿山政治論

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新法王フランチェスコの誕生~イルミナティによるバチカン直接支配~

2013-03-14 20:53:31 | 国際情勢
 本日(2013年3月14日)、コンクラーベ5回目の投票で、新法王に初めての中南米出身者アルゼンチンのベルゴリオ枢機卿が選ばれ、法王名フランチェスコを名乗ることになった。

 本日選ばれたばかりで新法王フランチェスコに関する情報はまだ少ないため、現時点で明らかになっている情報の範囲ではあるが、報道とは少し違う観点から新法王就任を解釈してみたい。

(1)新法王フランチェスコはペトロ・ロマーヌスか?

 新法王フランチェスコは、アルゼンチン出身とはいえ、イタリア系移民の子である。ご両親がローマ出身であるかどうかは未確認であるが、ペトロ・ロマーヌスたる資格はあると解釈すべきであろう。

(2)イタリア人法王への回帰

 新法王フランチェスコの国籍こそアルゼンチンではあるが、血脈はまぎれもないイタリア人である。これにより過去2代続いた非イタリア人の法王からイタリア人への回帰という枢機卿最大勢力イタリアの希望が一応果たされた訳である(純イタリア人であるスコラ大司教の法王就任は実現できなかったが)。

(3)ユダヤ戦争屋からの距離感

 ユダヤ戦争屋の代表選手J.W.ブッシュ前大統領の祖父プレスコット・ブッシュが、ナチスに政治資金及び軍事資金を提供するなど、ユダヤ戦争屋とナチス人脈との関係は深い。むしろユダヤ戦争屋は、第二次大戦後、米国籍を取得したナチ・エリートにより支えられてきたと言っても過言ではない。
 ヒトラーユーゲント出身の前法王ベネディクト16世の異例の辞任により、ローマカトリックとユダヤ戦争屋との間に距離感が生じたことは間違いない。

(4)カトリック聖職者児童性的虐待問題対策

 新法王フランチェスコは、以前から反児童虐待の姿勢を鮮明にしており、前法王ベネディクト16世にかけられた児童性的虐待事件隠蔽の疑いから、マスコミの目を逸らす効果が期待されている。

(5) バチカンマネー疑惑対策

 新法王名は、聖フランチェスコの名を冠したフランチェスコ会が持つ「清貧」のイメー.ジを利用することで「バチカンと金」のイメージを払拭する狙いがあるものと考えられる。

(6) イエズス会(≒イルミナティ)のバチカン支配強化

 新法王フランチェスコは、初の中南米出身者であるだけでなく、初のイエズス会出身者でもある。これまでイエズス会はローマ法王の藩屏として、外部からローマ教皇を支えていくという姿勢を一貫して崩さなかったが、今回はとうとう会員からローマ法王を輩出することになった。
 イエズス会はイルミナティの中核組織であることから、一見革新的に見える今回の法王人事が、イルミナティによるバチカン支配の強化という側面を持つことにも注目すべきである。
                                          以上