気まぐれアメリカ48州ドライブ旅

自由なバツイチ女、40歳記念にデカイ事やろうと思い、愛車カローラでアメリカ本土48州を一人でドライブした珍道中。

俺たちはどう生きるか! オダワラジョー 出演 錦織激団 オリゲキ

2023-09-10 22:06:21 | 氣志團

氣志團のツアーやオリゲキ (錦織激団) で活躍中、オダワラジョーさんの出演する舞台、

「俺たちはどう生きるか!」を観てきました。

話題の映画にタイトルが似ているけど、間違えないでね。

会場は池袋のシアターグリーン、BIG TREE THEATER。

昨年11月にオダさんが出演した「ぼくのはははははのはは」という舞台をキッカケに、

中学時代の演劇部の後輩の活躍を知ったり、

その後輩が主宰の舞台を観に行って、20年ぶりに演劇部の友達に会ったりと、

オダさんのおかげで嬉しい再会が続いたので、

オダさんの出演舞台は観に行くようにしているのよ。

11月の公演は まだコロナの影響が強く、

体調不良で出演できなかった役者さんもいて大変だったみたいだけど、

ダブルキャストだったので何とか乗り切ったのだ。

とりあえずオダさんと私の後輩は無事だったし、 

やっと舞台やエンタメの話をブログに書けるようになって良かった。

シアターグリーンは2005年9月にリニューアルし、大・中・小 3つのホールが造られて、

劇場入口が3ヶ所並んでいる。(正確に言うと真ん中にカフェがある)

 

今回オダさんが出演する舞台は大ホール BIG TREE THEATER 向かって右端の入口。 

その隣は小ホール BASE THEATER

Storia(ストーリア)というカフェを挟んで、左端が中ホール BOX in BOX THEATER

初めて来る人は絶対迷う入口。

その為、開場受付時間前からスタッフが誘導している事が多い。

 

私が観に行ったのは水曜夜、初日。

オダさんが出演する、情熱のワイルドチームの公演。

コロナ禍の影響もあり、最近はダブルキャストが主流なのだ。

昼間降っていた雨もほぼ止んで良かった。

 

全指定席なんだけど、私はいつも開場時間には劇場に到着するタイプ。

観客が入る前の劇場内の雰囲気が好き。

 

ロビーにはスタンド花が飾られていて、

博士役の今野さんと西中さん宛てのもの。(西中さんは魅惑のロマンスチーム)

 

こちらは博士の助手、アンドロイド役の市瀬さん宛て。

 

開場時間になり、スタッフが先導してホールに案内してくれる。

私は2列目下手寄りの席。

このホールは前の席との段差が30cmくらいあるので観やすいのだ。

数ある劇場の中でも観やすさはトップクラスだと思う。

舞台セットは特に無く、ステージには段差があるだけ。

 

ところでこのパンフレット、小さくて字が読めないんだけど。

畳んだ状態でハガキサイズ。

確かにローガン気味ではあるんだけど、

若い子でも出演者情報読めないでしょう。

まぁ、気になる人はネット検索すればいいんだけどね。

 

さて、物語は4本のオムニバス形式。

ネタバレ注意。⚠️

 

研究所からデータを盗み出した男が、

データを1つずつ確認するところからスタート。

研究所ではハイテクを駆使して様々な実験を行っている。

 

オダさんは、1本目の「パニッシュメント!」に出演していて、

高校野球部の鬼監督、鬼瓦。

パワハラ監督に暴力を振るわれている野球部員が、

博士の発明した秘密道具を使って監督に仕返しする。

PTAにパワハラの実態を暴露しようとするが、監督は改心するいい話。

 

オダさんの殺陣が新鮮でカッコ良かった。

高校生を殴る蹴るという、悪い監督なんだけど、

こういう役はハマり役だよねぇ。

博士に「怖い顔だな」と言われていたけど、

私は見慣れているせいか、むしろオダさんの顔が可愛いと思ってしまう。

 

1本目はいい話だと思っていたのに、

2本目からブラック要素が強くなり、

博士の人体実験により、人間の欲が人間を滅ぼす、みたいな内容になる。

星新一のショートショートみたいなSF要素とユーモアの融合。

役者さん達の演技が濃くて面白いので、

ブラック要素と笑いのバランスが丁度良かったと思う。

 

とても変な恰好をした人が脚本・演出家だとは思わなかったけど、

カーテンコールの挨拶で、

「役者のアドリブが多くて、自分こんな本書いたかなぁ?」

と言っていた。

毎回違うネタを盛り込んでいるんだろうなぁ。

 

終演後に、台本とチェキの販売があるというので、

私は早速オダさんのチェキを購入してきた。

なんとオダさんのチェキは限定1枚しか無いので、

私の後に並んでいた男性が買えなかったのよ。

いや、まさか1枚しか用意されていないとは思わないじゃないか。

その後の公演では増量したんだろうか。

それとも限定1枚のままだったのかなぁ

あ、これは主催側の判断なので、強面俳優のチェキに そんな需要があると思わなかったのかも。

何にしても貴重なオダさんチェキ、私の宝物にしま~す

 

ここからは芝居にまつわるエピソードトーク。

私、2003年に自分の所属していた劇団を見捨て、

アメリカにセスナとヘリコプターのライセンスを取りに行ったんですよ。

2004年に帰国した後は、のび太系男の借金絡みのゴタゴタに巻き込まれたり、

パイロット仲間に誘われて 大阪で航空写真の営業をしたりと

かなり怪しい生活をしていた。

 

流石にこの仕事は向いてないと思い 東京に戻ってきたものの、

何かやりがいが無いと生きていけない性格のため、

劇団の後輩に聞いたら、今度演劇ユニットを旗揚げするというので、

是非協力させてほしいと言って参加したのが「とりにく」というユニット。

「安くて美味くて庶民的」というのが団体名のコンセプト。

そして2006年8月にシアターグリーンのBASE THEATERで旗揚げ公演をしたのだ。

劇場は新築・改築したりすると、1年間は「こけら落とし」の記念に

特別価格で使用できるので、とりにくも恩恵を受けている。

「退魔師」人間と妖怪の争いを描いた和風ファンタジーエンターテインメント。

もともと自分の所属していた劇団公演が2002年、

強気の大風呂敷を広げて赤字公演だったので、

役者には1円もギャラを支払えなかった。(昔ながらの小劇団の問題点露呈)

役者兼制作をしていた私は衣装製作にも追われていて、

もっと早く対処できなかった事が悔しくて辛くて、

打ち上げの時に「こんな辛い芝居はもう二度とやりたくない。」って泣いちゃった。

赤字対処策を全く考えてくれなかった主宰とも喧嘩別れ状態で、

後輩2人に制作を任せて渡米したのだ。

2003年にやった公演を最後に、その劇団は空中分解。

後輩2人も主宰と喧嘩別れ。

その後輩の1人がとりにくを旗揚げしたのよ。

この時私は蛇の妖怪役だったんだけど、本番2週間前の通し稽古中、

殺陣シーンで棒を避けそこない、左眉の上にデカいタンコブができた。

そもそも運動神経も反射神経も破滅的に鈍い私が、殺陣に参加してはいけないんだけど、

術師だから大して動かないと思っていたらこの有り様。

 

皆に心配されながらも何とかその日の稽古を終え、帰宅すると、

お岩さんのように左瞼が腫れてしまったのだ。

教訓:おでこの内出血は目に下がるから気を付けて。

母にすぐ救急病院に行けと言われ、歩いて救急に行き、レントゲンとCTを撮ってもらったところ、

脳や骨に異常は無し。このお岩さんみたいに腫れた顔につける薬も無し。

とにかく冷やしてくださいって。

 

っつか、本番2週間前なんですけど。どうすんのよこの顔。

毎日ドーラン塗って、黄色いレンズのサングラスかけて仕事に行ったわよ。

職場の同僚には事情を説明したから。

 

芝居は白蛇の妖怪役で、ブルーで目の周り塗れたからアザが誤魔化せた。

弟には「なんでそんな辛い思いして芝居やってんの?」と言われたけど、

いやぁ、ぶっちゃけ芝居は辛い事ばかりだわ。

打ち上げ写真。舞台メイクを落とした後、ドーランで目の周りを肌色に塗っている。

左目の周りには青紫のアザがあるんだけど、だいぶ誤魔化せていると思う。

隣は殺陣師の佐藤洸(あきら)さん。今もバリバリアクションしている役者さん。

「殺陣で当たった時は避けられなかった方が悪い。」と言われていたので、

棒を避けそこなって怪我をした私は、相手の役者さんは勿論、

関係者全員に心配かけたくないので、アザが目立たないように隠し続けた。

実際2人しか気付いていなかったらしい。

 

何より、私は制作をやっているので、とりにく公演を成功させねばならんという

強い意志を持ってこの旗揚げ公演に臨んでいたのよ。

金の管理もスケジュール管理も雑務も、更に衣装制作も、

アホみたいに時間と労力を使うけど、愛があるから出来るのだ。

 

その後再びシアターグリーンを使う事があり、今度は中ホール BOX in BOX THEATER

「人形屋」2009年12月公演。

江戸時代末期 自分の考えと力で動き学び成長する カラクリが世の中に浸透していく

パラレル和風ファンタジー。

出演者19名。

20人近くなると、もう、スケジュール管理も大変。

絡みの役者同士がスケジュール合わないんだよねぇ。

 

因みに和服ベースの衣装は、日暮里の問屋街で生地から買ったり、

ユーズド着物の店でイメージに合う着物を探したり、

出演者の劇団の持ち物を借りたりと様々なんだけど、

とにかく家に居る時間の殆どを衣装製作に費やしている。

この当時のメンバーで、現在も芝居を続けているのは3割くらいかなぁ。

コロナ禍の影響もあるけどね。

家庭を持って、趣味にかける時間が無くなってしまった人も多い。

 

私も40代になってからはよさこいチームで活動を始め、

役者として出演することは無くなったんだけど、

何回か受付は手伝っていて、

2019年3月に制作・衣装班として とりにく公演に参加したのよ。

コロナ禍前で本当に助かったと思っている。

https://www.tori-niku.net/next/index.htm

その後暗黒時代が訪れるとは、誰も想像できなかったよねぇ。

現在もまだ影響が残っているけど、

私は絶賛エンタメ応援キャンペーン中なので、

スケジュールの都合がつく限り、

推しのステージを全面協力体制でサポートする所存です。

猫の手も借りたい方がいらしたら、是非お声かけくだされ~。

 

 


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