ONKYO D-77FX2と言う、3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ)1992年発売当時 62,000(1台) を使用していましたが、リサイクルショップで、ONKYO D-302E/126,000円/2台1組(税別120,000円) 2005/03/09発売を格安で見つけましたので、悩んだ末購入しました。
本体の状態も綺麗で問題なく、いざ聴いて見ると、D-77FX2に比べ、ボーカルが生き生きとしました。小型のブックシェルフ型にしては、低音も十分になってくれます。ウーファは一体成形で、センターコーンも分離していませんので、剛性を実現。強靭さ、しなやかさを目指したということらしいです。
このスピーカーの高域は、耳障りな場合があるとの評価もありましたが、そんなこともなくD-77FX2に比べ、音がクリアーになりました。中古と言うことで、エイジングが十分効いているためかと思います。また音楽を楽しむ機会が増えそうです。
<D-302E概要>
D-302Eは、2ウェイのバスレフ型ブックシェルフスピーカー。OFM(Onkyo Micro Fiber)にPEN(ポリエチレンナフタレート)繊維の織布を合わせた独自のA-OMFを改良した、「New A-OMF」振動板を採用。センターキャップ一体型となっており、従来のA-OMFの約3.5倍の剛性を実現。軽量化よりも強靭さ、しなやかさを目指したという設計で、PEN繊維と帆布、アラミド繊維の3層構造を採用している。
ウーファは16cm径で、65mm径の大型ボイスコイルを採用。また、マグネットには直径140mm、重量1,090gというフェライトマグネットを使用している。振動板を支えるフレームには、平均厚6mmのアルミダイキャストを使用。エッジも応答性能を向上させ、反射音の少ない新形状を採用したという。
ツイータには、外周部と内周部を固定したリング状の振動板を採用。振動板の外周部を駆動するドーム型ツイータでは中心部で高域再生用の分割振動が発生していたが、駆動点を振動板の内周部と外周部の中間点に置くことで、ピストンモーションの駆動で100kHzまでの高域再生を実現したという。
また、ツイータ振動板の保護兼イコライザとして、砲弾型のキャップを装着。ツイータのバックチャンバーには4mm厚のABS樹脂を使用した球面形状を配置。定在波の発生を防いでいる。
バスレフポートは、独自のスリットダクトを採用。エンクロージャはリアルウッド仕上げのMDFを使用。ネットワーク回路では、ウーファ用とツイータ用の信号の干渉を防ぐため、それぞれの回路を分離するアイソレート・マウント方式を採用。スピーカーターミナルは、真鍮削り出しの金メッキネジ式ターミナルを採用。バナナプラグも接続できる。
定格インピーダンスは4Ω。再生周波数特性は34Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2kHz。外形寸法は210×363×347mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.8kg。コルクスペーサーなどを同梱する。
126,000円/2台1組(税別120,000円) 2005/03/09発売