サンショさんとポンコちゃん

縁あって始まった、猫との“一人一匹三脚”。
手を携え合って暮らしていくのだが…。

サンショさん御狂乱

2018年12月31日 02時33分33秒 | ポンコちゃん


 夜、そろそろ静かに本なぞを読んで、眠気を誘いたい21時。夕方から眠りこけていたポンコちゃんがムクリと起きて、猫じゃらしを強要する。
 いつもならサラッと流してお仕舞いなのだが、昨晩のサンショさんは違った。
 全身全霊で猫じゃらしをぶん回す、ぶん回す。何なら、パフォーマンスの派手な指揮者の10倍。ロックの神に魅入られたかのように、髪振り乱し、全身全てを使って、めったやたらとぶん回す。
 すると、大興奮のポンコちゃん。こちらも全身全霊で家中を全速力。そうなのだ、ポンコちゃんは、猫じゃらしを寝技に持ち込んで、ガオガオ噛むのも好きだが、興奮のあまり、意味もなく全速力で走り回るのが、最大の嬉しさの表現なのだ。
 ダダダダ、バリバリバリバリ、ドッドッドッドッ。これ、ポンコ音。途中、カラカラカラと、ポンポン玉を転がすくらいの大興奮なのだ。
 大掃除を済ませた家は、めっちゃくちゃ。ポンコちゃんの抜け毛もすげーことだろう。サンショさんの労力が水の泡なのだが、それでもサンショさんが止めなかったのは、昼にスナック菓子を食い過ぎたから。途方もなく腹が減って、家中の菓子を食い尽くしてしまったから。カロリー計算てなんか、怖くて出来ないくらいの量を平らげたから。無論昼食後である。
 もし、窓が開いて、外から見えたなら、ひとりと一匹。何か悪い物でも喰ったのか? と思ったことだろう。
 そんなことを1時間半もやっていたら、サンショさんは、太腿に軽い痛みを覚えたくらいのパフォーマンスだった。
 短い映画なら見終わるくらい、棒を振り回したサンショさんに、感謝するどころか、ワオワオまだやる気マンマンのポンコちゃん。
 暫く鳴いていたが、流石にサンショさんは飽きた。
 やる気満々の猫は、腹で息していた。そして、サンショさんの傍の自分の椅子に着席すると、すぐに目を閉じてやんの。
 猫を寝かせたい時は、走り回らせるに限る。

 えっ、写真? んな物ある訳がない。撮影者も被写体も(頭の中)ピントがズレているのだから。







div style="text-align:center">

「とちにゃん」さんの活動に興味を持たれた方も、お読みください。
 https://ameblo.jp/sakura-9545/entry-12366920989.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿