町の不動産屋さん日誌

まちづくりを考えて、日々思いつくままに~忘れないように~

災害は

2016-05-17 18:38:07 | 日記


熊本と大分の大きな地震から一ヶ月が過ぎました。
被災された皆様にお見舞い申し上げ微力ながら応援させて頂きたいと思います。
 
最近、九州を中心に物販店を展開されている会社の人からその時の事を伺う機会がありました。
熊本県内に出店されていたうちの4店舗が特に被害が大きかったそうです。
最初の地震(4月14日夜)の後、商品の片付けが終わって1日の休店で明日から再開できると思ったその後に、
4月16日未明のもっと大きな地震(本震)で展示してあった商品や店舗の造作が被害を受けた事だったと。
被害の大きさだけでなくて、やっと終わって営業が再開できると思ったら
また振出しに戻ったように思う気持ちが重くて、
一番参りましたと話してられました。
話を聞きながら当地も水害と地震とに苦しめらました事を思い出します。
 当地は、近年水害で大きなのが2回(7.13水害と7.29水害)、やや大きな1回(2014年7月9日)ありました。
最初の7.13水害は市内の真ん中を流れている一級河川が氾濫し堤防が決壊するという100年に一度クラスのもので
激甚災害に指定され国と県による堤防の補強、河川の改修(遊水地等)の工事が進みました。
 (7.29水害も激甚災害となりました)

7.13水害から今年で干支が一回り。
この年の10月には中越地震もありました。
その後、中越沖地震もあり水害も地震も
この間に大きなものが2回づつありました。
災害は忘れた頃にやってくる!と言われますが
備えを怠ってはならないと教えられたようです。
個人的にはこの大きな2つの水害と地震は勿論なのですが、2年前の7月9日の降雨も忘れられません。
私の仕事場の面している道路(そして丁度この周辺)が排水の悪い箇所なので、
  職場建物に浸水する!被害を受けました。
(7.29の時は事務所内に約20センチなので10センチはまだ少なかったのですが)
 辛い思いをしましたが事務所なので床が土間でしたので、水で流すことで取り敢えず済みました。
 (消毒は勿論しました)
これが自宅だったら床上は勿論ですが、床下でも大変だったでしょう。
自宅等をお建てになる時は、(ここ10年位は)災害等がどうだったかを調べてみてから土地を選ぶことは必要だと考えます。
(自社のPRですが7.29以降の当社物件はこの時を参考に土留め等を高く工事するように致しました)
私たち宅建業者が契約までに交付する“重要事項説明書”にはこのような事項の記載と説明も必要と考えられております。
自然災害の被害を地図化したハザードマップも参考になりますが、近所の方から聞くのが良いかもしれません。
ただ、想定外の事態の時はどうしてみようも無いと付け加えさせて頂きたいですが。
見出しの画像は7.9の時の当社事務所内ものです。
 これくらいでも結構大変でした。