台湾旅行記010 烏来のサトウキビ汁とトロッコ社長の日誌 / 2007-06-24 19:32:38
3/18(日)の続き。前回の記事はこちら。
猫空はやめ、烏来へ行く。路線バスで1時間弱。 バスを降りたところから土産物屋などが並ぶ温泉街が続いている。烏来はタイヤル族の居住域なので民族工芸品を売る店が目立つ。Mくんが職場の同僚Kくんへのお土産にビーズの織物でできたコースターを購入。店員に言葉が通じず苦労していた。しかし後日談によるとKくんの奥様には好評だったそうで、Mくんは苦労の甲斐があった。 サトウキビのジュースを売っている屋台があり、これもMくんが挑戦した。台湾でよくあるマンゴージュースのように、ストローの付いた透明のプラスチックのカップに入っているのだが、中の液体は見た目は緑色でお茶みたいだ。しかも温かい。あんまりMくんの気には召さなかったようで、半分くらい私が手伝った。ホットではなくアイスで飲むほうが良さそう。 しばらく歩くと川にかかった橋に出る。ここから先は入場料がかかる。橋から下をのぞくと、河原が天然の温泉になっていて足をつけて温まっている人がいた。 橋を渡ったところには、タイヤル族の服を着た男性が背中にしょった椅子に女性を乗せている大きなオブジェがあった。ちょうど台湾へ来る少し前に日本でテレビを見ていたら烏来のことをやっていたので、私はそれが何なのかすぐ理解した。それはタイヤル族の結婚の儀式なのだ。 そのオブジェのすぐ横の斜面の上のほうを見ていると、ときどき小さな乗物がすごいスピードで走り抜けていくのが見える。トロッコだ。昔は材木を運ぶために使っていたものを、今は観光用に人を乗せているそうだ。おそるおそる乗ってみたが、これがめちゃくちゃ楽しかった。思った程スピードは出さないが、それでも渓谷の斜面を走り抜けたり、ときどき反対方向の車両とすれ違ったりするのがスリリングで爽快だ。終点のちょっと手前にトンネルがあってサプライズの歓声があがる。 トロッコの終点からは、渓谷の反対側に瀧が望める。その瀧のほうに向かって渓谷を横切るローブウェーが通っていて、AくんとMくんは行きたそうだった。私は高所恐怖症なので「ここで待っているから行ってきて」と言ったのだが、結局行かなかった。 瀧を望む展望台の近くに伝統舞踊を見せる店があったのだが、すでに最終の公演時間を過ぎていた。とても残念。なんせしこたまお茶を飲んでからの出発だったからなぁ。 帰りはトロッコに乗らずに歩いて帰ろうとしたのだが、帰り道がよくわからず、結局またトロッコに乗って帰った。しかしトロッコに乗ってからわかったのだが、歩道はトロッコのホームを通り過ぎた先にあったのだ。ホームの手前には改札があって駅員が立っているのに、そこを通り過ぎていくらしい。分かりにくすぎ。 その帰りのトロッコで、Aくんがひとり乗り遅れてしまい次の便になってしまったのだが、そこで乗り合わせたのが地元のおばちゃんで、日本語が喋れて、このあたりのことを色々教えてもらったそうだ。誰とでもすぐ親しくなるのがAくんの特技だなぁ。 帰りの路線バスに乗る前に、「バスに乗る前にはトイレに行っておこう」ということでMくんと私がトイレへ。それを待つ間、Aくんは野良犬と遊んでいた。人間だけでなく犬ともすぐ親しくなれるらしい。 ということでまた路線バスに乗って台北市内まで帰還。 アルバムはこちら。 台湾旅行記009 新純香でお茶屋遊び社長の日誌 / 2007-06-24 14:47:57
3/18(日)。前回の記事はこちら。
朝食はホテルのすぐ近くにある青葉というレストラン。サツマイモのお粥を食べた。値段はちょっと高く、客は日本人ばかり。現地指向の我々にはあまり向いてなかった。 今日は猫空にお茶を飲みに行こうということになっている。まず市内のお茶屋さん(舞妓さんと遊ぶところではない、お茶を売ってる店)に行っていろいろ知識を仕入れてからにしようということで、新純香という店へ。 お店に入ると、さっそく試飲をさせてもらえた。烏龍茶、ジャスミン茶、凍頂茶などなど、それぞれの種類がいろんな値段で取り揃えられている。どの種類の、どのランクのお茶を試したいか伝えると、それを目の前で淹れてくれる。同じ種類を違うランクで飲み比べるなんてこともお願いすればさせてもらえる。飲み比べをしてみると、一口に中国茶といっても種類によって全然違うことがわかって楽しい。 お茶を淹れてくれる人が、途中で交替した。後から来たのはいかにもこの店の主人という風格のあるおばさん。日本語がとても上手で、よく日本にも来ているそうで日本の事情にもいろいろ詳しい。このおばさん、とても気前がよくて、ちょっと高くて買えそうもないようなお茶でも、どんどん淹れてくれる。しかも未開封のものをスパスパと気持ちよく開封していっちゃう。 「このお茶はいま大陸の人達が買い占めているからこれから値段がどんどん上がる。今のうちに買っておけば何年も保存できるから価値が出る」とか、いちばん安いやつを選ぼうとすると「それは食堂でタダで出すやつだからやめておいたほうがいい」とか、いろいろ教えてくれた。でも決して押し売りのようなことはなくて、あくまで親切な感じだ。 ということで私は実家などへのお土産用に四季春凍頂茶、高山烏龍茶、東方美人茶を購入した。Mくんはこんな感じの水筒も御購入。 店を出るときには試飲だけですっかりタポタポのお腹になってしまったので猫空へ行くのは取り止めになりました。
昨夜は雨が降る前兆か、ちょっとムシムシしてたので、寝るまでのつもりで扇風機をつけたら、そのまま眠ってしまった
明け方、夢を見た… 場所は昼の職場。 K氏が机に突っ伏して寝ている。スキーに行ってきて疲れたらしい。 会長は最近スキーに行ってない。 こっちは雪国育ちなのに、何かくやしいなあ。 と思っていたら、同僚たちとスキーツアーに行くことになった。 もうすぐ出発なので、そろそろ着替えないと。 その前にトイレに行っておこう。 ふと気付くと靴下のまま歩いていて、上履きを履いていない。 足下冷たいし、このままトイレに行くのはいやだなあ。 履き物ないかな…。 このスリッパはどうでしょう。 「それは今から来るお客さん用だから、止めといた方がいいんじゃないの」とす~に止められる。 仕方がない。ロッカーまで行って、靴を履いてくるか。 ロッカーでは、T女史がスキーウェアにミシンをかけていた。 膝のあたりがほつれたらしい。 T女史は大胆に仕事ができる人だ。 こんな場面でも、落ち着いてミシンをかけられる強さに感心する。 そういえば、スキーブーツは準備してたかなあ。 ほかもちゃんとあるかなあ。急に心配になってきた とかごちゃごちゃしたところで、目が覚めた。 占うまでもなく、寒くてトイレに行きたくて焦っているという状況なのでした
半年くらい前、近所のスーパーではレジ袋が有料になりました。
以前よりお買い物袋は持参の会長。スタンプもらえます。気持ちはエコ でも、仕事帰りなどに袋がないときはレジ袋をもらってました。 今は通勤鞄に小さく折り畳めるショッピングバッグを携帯。 うっかり忘れた日は、職場にある袋を持って行きます。 それも忘れた日は、袋に入れない… 有料といっても1枚5円なんですが、袋を購入するのが「敗北」のような気がしてしまうのです。 エコじゃない人とレッテルを貼られるみたいで、意地でも買わない 袋に入れないのはちょっと恥ずかしいんですけどね でも自転車なので、帰り道はカゴに入れられるから目立ちません。 昼の職場から行きやすいところに某コンビニができて、居残り中に小腹が空いたらついつい何か買ってしまうのですが、レジ袋はいつも断っています。おにぎり一個とかだし。 でも、プリンのときは「袋はいりません。スプーンだけください」。 マイスプーンも用意しなくっちゃ いや、買い食い止めるとか、居残りしないとかのほうがいいかな
半年前の話で恐縮です。免許の更新で思い出した出来事。
今年の初詣で訪れた伏見稲荷大社。千本鳥居で有名ですが、どこまでも鳥居が続いているのでうっかり上の方まで(それでもまだまだ奥はあるのだが)行ってしまった。最初は喜んで写真を撮っていた鳥居も、あんなに見せられると酔ってくるなあ。手前の方は「観光地」なんですが、奥に進むと小さな社にのぼりがたくさんたってて、小さな鳥居がわさわさあって、ろうそくの火が煌々と灯っている、そういうのがいくつもあって、それを見ると「ああ、ここは信仰の場所なんだな」と思い知らされる感じです。 中腹の辻でお茶を買い、眼下に広がる京都市南部をぼーっと眺めて休憩。思いがけず山登りをしたので、疲れた~ 降りてくる途中にも社はいろいろあった。ふと眼に留まったのは「眼力社」。何しろ今年は運転免許証の更新年なのだ。今回も「眼鏡等」の条件なしでパスするためには、ここにお参りしとかなあかん。 よろしくお願いします… さらに、ぽてぽて山を下ります。 おや、なんだか遠くの看板がはっきり見えるようですよ 視力が良くなってるっぽい! なんとご利益のある神社なんだ。これはいい、これはいい。 免許の更新はばっちりだ ところが、しばらくするといつも通りの視界に変わってしまった。 あれれ…。 きっと山の上から遠くを眺めたのがよかったんだろうな。 なんだ、そういうことかー。 でも、遠くを見たほうがいいということを神さまは教えてくれたということかな
今日は昼の仕事が休みなんで、運転免許証の更新に行ってきました。
更新手続きのできる施設は伏見区にあります。電車・バスの便がよろしくないので、悩みに悩んだあげく車で行ってきました。それでも遠かった…。片道40分くらいかかりました 最近運転してなかったんで、ちょっと疲れました。 前回の更新は奈良でしました。平日の午後遅めに行ったら空いていて。会長には「眼鏡等」の条件が付いていましたが、普段は裸眼で暮らしているため眼鏡を手に持っていたところ、視力検査担当のおじさんが「眼鏡なしでやってみましょうか」と言ってくれました。周りに誰もいなかったし、ヒマだったのかな。そしてめでたく「眼鏡なしOK」がでたのです! 「見えにくいと思ったら、すぐ眼鏡をすることね」と約束して、条件がはずれました 視力が良くなったというよりは、最初に免許を取得したときに眼鏡をしていてしまった、というところなんですが。 あれから5年。「次の免許も眼鏡なしで!」と視力の維持は気にしてたけど、どちらかというと悪くなってきてるような。相変わらず裸眼で暮らしてはいますが、あまりよく見えてません。 今日も午後遅めを狙って出かけました。よしよし、空いてますよ。 視力検査の列に並びます。いざというときのために、眼鏡は隠しつつもすぐに取り出せる場所へ。 眼に気合いを入れて(?)検査の穴をのぞきます。だいたい見えるようです。 「みぎぃ」とうっかり自信なげに答えてしまいましたが、何も指摘されることなく通過 まあ、結局は眼鏡をして運転しちゃうんだけど 視力の低下を公的に認められたくないという意地みたいな、また良くなるんじゃないかという希望みたいな 免許センタの内部は案内がわかりやすくていいですね。掲示も声かけも。 初めて来る人がほとんどだから、そういう視点は感心です。 そして「交通安全協会費」も強要されることなく、よかったよかった。 されても所持金があと ¥2,000- しかなかったんで払えないのですが 残念だったのは、免許の写真のおでこがテカっていることと、唇の色が地味なこと…。 台湾旅行記008 淡水の孔雀蛤社長の日誌 / 2007-06-18 00:12:56
3/17(土)の続き。前回の記事はこちら。
ホテルにチェックインし荷物を置いたら、MRTに乗って淡水へ。 MRTの淡水駅を出ると、大きな川の河口が広がっており、岸に屋台がいっぱい並んでいる。台湾ではバスケットボールのゴールにボールを入れるゲームが流行っているようだ。日本にも昔あった。若いカップルとかが一生懸命ボールを投げていた。 河口には橋がかかっている。Aくんによると淡水はデートスポットなんだそうだが、ライトアップの具合いがいかにもデートスポットっぽい。情人橋という名前なんだそうだ。つまりLovers Bridge。ベタやなぁ。 ここから渡し船で対岸に渡る。20人乗りくらいのモーターボートで、けっこうスピードを出すので波面にたたきつけられるように激しく揺れた。Mくんはびびっていたが私は意外と平気。 対岸に着くと、Aくんお薦めの店で夕食。たぶん「余家孔雀蛤大王」という店だったと思います。孔雀蛤というのはムール貝のような貝。これをニンニクと唐辛子と香草で煮たものが看板メニュー。ちょっと辛い味付けで、ビールによく合う。貝殻にたまった煮汁をすするとダシが効いててうまい。貝というとちょっと食あたりしそうで最初は気になったけど、全然大丈夫でした。ビールの好きな方には最高ですよ。 ここの店には店内に大きなガラス戸の冷蔵庫があって、ビールを飲むときは自分で冷蔵庫を開けてビール瓶を取り出し、店の人に伝票につけてもらって栓を開けてもらうというシステムです。 我々がこの店に行ったときには、店内に、台湾にしては珍しく露出度高め、スカート短めの全身緑色の服を着た女の子がいました。バドガールじゃなくてCarlsbergガールです。台湾でビールといえば台湾ビール(台湾啤酒)であり、なにも台湾まで来てわざわざCarlsbergを飲まなくってもいいし、それに安いから台湾ビールを飲みたかったんですが、この女の子が自分達のテーブルに来て愛想よく「ビール?」と聞かれて思わずウンと言ってしまうと、女の子は冷蔵庫からCarlsbergを持ってきてしまうのである。そしてコップにビールを注いでくれたりする。 我々は男3人だし、彼女にしてみたら格好のターゲットに見えたのだろう。かなり頻繁にビールの注文を聞きにきた。しかしAくんはそれを断り、自分で冷蔵庫から台湾ビールを持ってくるようにしていた。冷静だ。 ビールですっかりいい気分になり、帰りの渡し船も楽しく乗って淡水へ戻った。情人橋を渡ってみたけど、その先にあった海産物の市場らしき店はすでに閉まっており、すぐに引き返した。すこし離れた場所で花火があがっているのが橋の上から見えた。しかし私は高所恐怖症で橋の高さがつらかったのでスタスタと歩いた。 MRTで王子大飯店へ帰着し就寝。台湾1~2日目、基隆・九份、淡水のアルバムはこちら。 台湾旅行記007 王子大飯店社長の日誌 / 2007-06-17 19:14:00
3/17(土)の続き。前回の記事はこちら。
苦労して乗った電車は、バスと同じく無駄な冷房が効いている。車窓から見る風景は山や田園が広がるのどかなものだった。日本と似ているが、ところどころに見える大きなシダ類の植物が違いを認識させる。台北へは1時間弱で到着。 基隆のときと同じく、ここ台北でも宿が決まっていない。そこでまず中山の晶華酒店の近くにある日本人向けの旅行代理店に行ってみた。こじんまりした店で、無料で使えるインターネット端末が置いてあり、若い日本人女性がずっとかじりついてmixiをやっていた。 Aくんが旅行代理店の人と話をしたが、条件にあうホテルは無かった。ただし、この店のすぐ近くに何軒かあるので、自分で直接行って交渉してみるとよいとのアドバイスがもらえた。そこでMくんと私は店に残って休憩させてもらい、Aくんひとりで宿探しに出掛けた。 30分くらいしてようやくAくんが戻ってきた。何軒か回ってようやく決まったそうだ。そこへ歩いて移動。 ホテルは王子大飯店という名前。英語名はPRINCE HOTEL。しかしあのプリンスホテルとは全然関係ない。というか、同じく台北にある華泰王子大飯店というホテルがあのプリンスホテル系列だ。「華泰」が付くか付かないかでえらい違いなので間違えないようにしましょう。まぁ、かたや豪華一流ホテル、かたや三流ホテルなので間違えることもないでしょうが。 なお、我々が泊まったほうの三流王子ホテルについては、ググったらこんな紹介ページがありました。このページにあるとおり、フロントのおばちゃんが日本語がとても上手で、しかも親切なので安心でした。 台湾旅行記006 基隆駅での失敗談社長の日誌 / 2007-06-17 17:15:09
3/17(土)の続き。前回の記事はこちら。
基隆のホテルのフロントに置いておいてもらっていた荷物を持ち基隆駅へ。台北への移動は今回は電車を使います。 駅で切符を買おうと自動券売機へ。ところがこの券売機、お札が使えない。台北まではそこそこ距離があって値段も結構する。手持ちの小銭では足りない。日本だったら最低でも1,000円札は使えるようになってるのに…。 そういえばバスでもお札は使えないのでたえず小銭をたくさん持ってないと厳しい。ただし、バスの運賃は非接触型ICカードでも払えるようになっていて現地の人はそれで払っている。準現地人のAくんも持っている。 料金箱をお札に対応させるより先に、それよりも1歩か2歩先へ時代をスキップしている。後進国は先進国とまったく同じ道を遅れて歩むわけではないのだ。 で、小銭が足りなかった私とMくんは自動券売機で切符を買うのをあきらめ、その隣の有人の窓口で切符を買うことにした。私がMくんの分とあわせて2枚を買うことにし、窓口の人に「台北まで2枚」と(見ぶり手ぶりや英単語を使って)伝えるとすんなり発券してもらえた。 Aくんはすでに券売機で買った切符で自動改札を通ってホームにいたので、我々も自動改札を通ろうと思ったのだが、切符をよく見ると裏が白い。どう見ても自動改札機は通らなそうだ。しかし改札に駅員はおらず、自動改札機を通る以外に選択肢はない。Mくんとふたりで悩んだが、私がちょっと試しに切符を自動改札機に通してみた。 そうしたら案の定、とうせんぼになってアラームが鳴った。ここで日本の改札機なら出てきた切符を取って引き下がればそのうちアラームは鳴り止む。しかし…、切符が出てこない!しかもアラームがいつまでたっても鳴り止まない!けたたましく鳴りつづけているのに、駅員も全然出てこない! いくら待っても駅員が出てくる気配がないので、すぐ近くにある窓口へ行ってみた。さっき切符を買った窓口ではなく、その反対側の、何の窓口かわからないけど駅員っぽい人がいる窓口だ。で、英語で「切符を入れたけど出てこない」と説明したんだけど、いくら頑張って説明しても全然通じない…。すぐそこでアラームが鳴りつづけているのに、この人は気がつかないんだろうか?それとも、それはわかっていて、でも「私の担当ではない」ということなんだろうか?とにかくもどかしい。 その窓口はあきらめ、今度は切符を買った窓口へ行ってみた。するとこっちの人は説明を理解したようで、改札機のほうへ目をやって状況を確認したが、さっきの埓のあかない窓口を指さして「あっちで聞いてくれ」と言ってきた。「あっちの人には理解してもらえないんです」と英語で言い返すが、通じない。 そんな押し問答していると、私の後ろに並んでいた20代前半くらいのお兄さんが私を窓口から引き離し、「Can I help you?」と聞いてきてくれた。ラッキィ!是非助けてほしいとお願いし、改札機のほうへ戻って事情を説明した。状況を理解したお兄さんは埓のあかなかった窓口へ行って話をしてくれた。 ところが、それでも駅員は出てこず、改札機はアラームが鳴ったまま。どうやら問題は言葉ではなかったようだ。お兄さんがもうしばらく窓口の人と話をしている間に、ようやく駅員が出てきて改札機を開け、中の切符を取り出したので私はあわててその切符をゲットした。おそらく駅員は電車がくる直前にならないと改札に出てこなくて、その間にいくらアラームが鳴ろうとも無視なんだろう。やれやれ。 とても親切にしてくれたお兄さんに丁寧にお礼をいい、怠惰な駅員に切符を見せてやっと改札を通過。ずっとホームで待っていたAくんにもお詫びをした。 で、もうひとつ申し訳ないことに、もともとAくんは普通の各駅停車で台北まで行くつもりだったのだが、私が窓口で買ったのは座席指定のある急行かなにかの切符だった。ふつうの乗車券とあまり値段が違わなかったので気がつかなかった。ローカル指向のAくんに悪いことをしてしまった。 そんなこんなでようやく列車に乗り、台北へ。 |
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