ムスコはもう社会人4年目で結婚もしたんだけど、二階のムスコの部屋は手を付けずにそのままにしてある。
まぁ、たまに帰ってきてはなんだかんだ着替えだのしてるし。
ムスコが中学生の時ファンになったKARAのポスターやタペストリーやサイン入りTシャツだのが今でも変わらず飾ってある。
で、先日、洗濯物干す時ムスコの部屋からベランダに出たりするんだけど、ハラちゃんのでっっっかいタペストリーをまじまじと眺めたのよ。
はぁん、いつまでこれ飾ってんのかね〜と。
そんなハラちゃんがよ、え?ほんとですか?
まさか次の日にハラちゃん死去のニュースを聞くとは。
やりきれない、若い人が死ぬのはやりきれない。
ダメだよ!親より先に死ぬのはダメだよ!!
親になって強くそう思う。
もし、どうしても治らない病気になってしまったとかなら仕方ないと思えるかもしれない、けど、普通に生きてたのに突然自ら死を選択するなんて、そんなの親だったらどうしようもなく辛くなるわ、今度は親が絶望感に陥るだろう。
もちろん仲の良い親友や身近な仲間もそうだろうけど、やっぱり命を授けた親の喪失感は計り知れない。
これも自分が親になってみないとわからないかもな。
いや、何も親のために生きてろってわけじゃない、生きることに意味を感じなくなってしまったり生きていくのがつらくなってしまったら、何もかも一旦捨てて、一度親のところに泣きに帰ってきて欲しい。
親に心配かけちゃいけない、とか、親は嫌いって思う人もいるかもしれないけど、でもやっぱり生んだ人だからさ、さらけ出して構わないと思う。
おいらはムスメ、ムスコに対してそう思う。
けど。
そんなこと言うおいらだけど、ホントにもんのすごく痛い腹痛の時は死にたくなる。
人様が思ってるようなレベルの腹痛じゃないんだよ、このまま切腹してしまいたい、こんな激痛が続くより死んだ方がまし、と思うくらいの爆弾的痛みなんだよ、その場合ね。
あ、でもここんとこそういう腹痛はないな、幸せだな、たまに超ド級の腹痛に襲われると早死に希望になるけどね。
そしてそれはやっぱり親には心配かけたくないから言わないな、腹痛では死なないってわかってるからかな。
ハラちゃんもそんなに死にたくなるほどの激痛だったんだろうか、精神が。
なにかその痛みを緩和する方法はなかったのだろうか。
やりきれん。