縄跳び新発見

ムスコ「お母さん！オレ、二重跳びってどういうのかわかった！」

はぁ？
何を今さら。

明日から学校開始。
宿題で出されていた『縄跳び表』を明日持って行くので、ムスコは先ほど用意していた。
冬休み、何度か縄跳びをしていたが、基本的にヤツは縄跳びはとても苦手らしく、普通の前跳びや後ろ跳びもたいした回数がクリアできてない。
低学年レベル。
そんなムスコに、交差跳びだのあやとびだの、ましてや二重跳びだの、出来るわけがなく。
その『縄跳び表』の下の方にしか○がつけれない。

で、６年生の今になってようやく二重跳びの意味がわかった、とな。
どういうこっちゃ！？

ムスコ「二重跳びって、一回跳んでる間に、二回縄を回すんだよ、だからそれを二重跳びって言うんだよ！」

得意げ。
そんなの知ってるよ、当たり前じゃん、だからなんなんだ！？

ムスコ「そうなんだ～、今この表見て『二重跳び』って書いてあるの見てわかったんだよ。そうかぁ、二重跳びって、２０回回すのかと思ってたー」



ムスコ「オレさぁ、一回でビュビュビュビュビュビュビュビュって２０回回すのかと思ってたの。だからさぁ、練習してても、そんなの絶対出来ないじゃん、って」

（絶句）
おめぇ、二重の重を数字の十かと思ってたの！？

ムスコ「うん」

じゃ、二重跳び出来る人っていうのはいっぺんに２０回回してたと思ってたの！？

ムスコ「そう、すげーって」

そりゃ無理だべ！！

ムスコ「なんだぁ、二回跳ぶなら全然違うじゃん」


冬休み最終日の夜になって気がつくなよ、遅すぎだよ！！
二重跳びじゃなく、二十跳び・・・それ絶対無理だから。