ひねもすのたりのたり 朝ドラ・ちょこ三昧

 
━ 15分のお楽しみ ━
 

『君の名は』第31週(182) スーベニールの再出発

2006-10-31 07:55:55 | ’06(本’91) 46 『君の名は』
【第4部(182)】 10月31日(火) スーベニールの再出発

後宮春樹  倉田てつを
美村蘭子  佐藤友美 
石上梢    河合美智子:綾と共にスーベニールで、モード店を
あさ     伊藤嘉奈子:綾と共にスーベニールで、モード店を
晋平     北見敏之 :ヤミ商売・不動産業の男、かつて綾が愚痴った飲み屋の空き巣
みつ     長坂しほり  スーベニールで働くことになった若い母親
こども    村山将平   みつのこども

       鳳プロ

小野瀬綾   いしだあゆみ

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 スーベニール

スーベニールに新しいミシンが入って来た。
赤ん坊をおんぶした若い母親を雇うかどうかで、
「一生懸命がんばります」という彼女に、綾は
「実績あげてはじめてお給料出るわけだから」と言い、
またミシンは踏めないというのを聞いて「ミシン踏める人探してるんだけど」と綾。
しかし梢が「あたしが教えるから、ね」と助けて、明日から来ることになる。

そこに晋平が「すばらしい、助け合いの精神だ」と入ってくる。

「ただの倉庫がモードショップにねぇ」と言う晋平に
あさが「おいてったボロ布で代用グルーブ作ったら大当たりだったんだ」と教えるが、
綾はすかさず「ちょっと、あんたへのわけ分なんてないからね」と言う。
「そんなうわ前はねるようなことしないよ」と晋平。
「今は、不動産が軌道に乗って来てるし、今日は仕事を頼みに来たんだ。
 新しいアパートのカーテン作ってくれないかな、染め直しで」
綾は「染め直しは採算が合わないからダメ」と断る。


晋平の帰り際、梢は「やっぱりダメだったね」と声をかけ、
更に「頼みがある」と言う。

夜、なかなか帰ってこない梢を待つ、二人と蘭子からの手紙。
「家族の絆って凄いんだね」とあさ。
「あたしたちじゃダメだったのかなー。家族のフリして頑張ったけどかわりには‥」
「あたしじゃ不服かい?」と綾がおどけて言う。
「ちょっとね」とあさ。
「言ってくれるじゃないかー」

そこに晋平が、梢が子どもと二人で住める部屋を探していると教えに来る。
梢は綾のやりかたについていけなくなっていたのだった。

「あたしよりミシン踏むのが上手な人、あさより型紙とるのが上手な人
 いっぱいいる‥。
 お店は大きくなったけど、自分が他の人ととりかえがきくような気がしてやなの」

「わかった。ここはもともと二人の店なんだから、あたしは頼まれて手伝って‥
 出て行くのはあたし」と綾が出て行く。
「梢! 綾さん行っちゃうよ。止めなくていいの?」

 酒処

綾が一人で飲んでいるところに、あさが捜しに来る。

「梢があんなこと言ってごめんなさい。 かわりに謝るよ。
 でも少し気持ちわかるから。
 蘭子ねえさんがいなくなって、がんばったよね。
 1台のミシン、3人でかわりばんこに踏んで徹夜して‥
 あたいは家族がいないからみんながいなくなる方がお金がないより困るんだよ。
 お腹が空いたのはガマンできるけど、さびしいのはガマンできない」

 綾のアパート

綾が帰ってくると、部屋の前に梢が待っている。

綾の部屋の中で話をする二人。
「あさちゃんが捜しに来てくれてね。
   お腹が空いたのはガマンできるけど、さびしいのはガマンできない 
 って言ってくれたの。 
 どん底の時に支えてくれるつっかえ棒みたいなのがないから、焦りすぎたかな。
 また雇ってください。」
「あたしも何もなかった。
 戦争が終わって何もかもなくなって、朝から晩まで働いて、あたし空っぽだった。
 このまま俊樹かかえて一生ミシン踏んでいくのかと思ったら、たまらなくなって
 無茶したくなったの。」
「梢ちゃん‥」
「綾さん、お願いがあるの。
 明日、電話が入ったらさ、まっさきに名古屋の蘭子ねえさんに電話してみない?
 ちっぽけな店だけど、がんばっているって教えてあげたいじゃない?」

 那古野旅館

電話で話し終えた蘭子に「元気でしたか?」と春樹が訊く。
「梢もあさもすっかり大人になって。 綾さんが良くやってくれてるんだわ」

再び電話が鳴る。
「はい、那古野旅館です。真知子さ~ん? 明日来るの? 名古屋に?」

顔が輝く春樹


(つづく)



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