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韓国問題-歴史編 第3部 「お家の事情」の歴史観 : 歴史は国民の背骨

2014-06-16 16:16:37 | 韓国問題

韓国問題-歴史編 第3部 「お家の事情」の歴史観
歴史は国民の背骨

 中韓の間の歴史紛争を見れば、歴史問題の重要性が理解できる。
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第3部では、特異な韓国史観を見てきましたが、前号ではそれが我が国の歴史教科書に大きく影響を与えている様をご紹介しました。しかし、それが我が国の中で、大きな問題となっていないのは、我々が、自分達の歴史に真剣に向き合ってないからではないでしょうか。

 中国と韓国の間の激烈な歴史論争を見ていると、その内容自体の妥当性はひとまず置くとしても、両国の真剣さに比べて、我々は何か大事な事を忘れているのではないか、と思えてきます。

 本講座の最終号として、この点を考えて戴けたら、と希望します。

  本編にて、ステップメール講座「韓国問題 歴史編」を終了します。4ヶ月半にわたる御受講ありがとうございました。

 JOG週次最新号は引き続き、お送りします。また別のステップメール講座も開講次第、毎週のJOGにて御案内いたしますので、よろしくお願いいたします。

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 中国と韓国は、日本に対して歴史観の問題で、いろいろ言ってくるが、実は両国の間でも「歴史紛争」が勃発している。これを見ていると、「歴史」が政治や外交に持つ意味がよく分かる。

 
中韓歴史紛争の発端は:

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 韓中の“歴史紛争”は昨(2003)年夏、中国社会科学院傘下の歴史研究組織が高句麗の歴史を「中国の地方史」と位置付ける大掛かりな「東北工程(プロジェクト)」を推進していることが韓国に伝わり大騒ぎとなった。

 高句麗は紀元前後から七世紀にかけ、朝鮮半島北部から中国大陸(旧満洲)にかけて存在した朝鮮族の国家とされる。しかし中国は現在の領土を基準にその領域内の歴史を「中国史」とし、辺境民族の歴史的な独自性を否定する動きを見せている。

このため韓国では「中国による歴史侵略」「歴史覇権主義」などと非難を高め、逆に現在の中朝国境地帯の朝鮮族自治州などを「中国に奪われた領土」として“奪還”を主張する声さえ出ている。[1]
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 2004年には、中国外務省のホームページ資料の韓国史に高句麗の歴史が含まれていないことが判明し、韓国外務省は「高句麗の歴史はわが民族のルーツであり、民族の基本にかかわる重大な事柄。




中国政府が善隣友好の精神に立ち歴史歪曲(わいきょく)を直ちに中断するよう、深い関心をもってその態度を注視している」と強い遺憾の意を表明した。

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 韓国政府の抗議を受けた中国政府は、韓国側の「高句麗史復活の要求」を無視したまま問題の古代史部分の全体を削除してしまった。中国としては非難をかわすため問題部分をはずしたものだが、韓国側は「ごまかしだ」として逆に反発を強めている。[1]
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 その後、両国政府は事態の改善で“合意”していたが、中国の歴史侵略は止まるところを知らない。

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 ところが最近、中国科学院の歴史研究書が高句麗史の“中国化”をさらに推し進めているほか、韓国が韓民族国家だったとする渤海国(7~10世紀)についてもこれを否定。




また古代中国の支配圏が現在のソウル付近にまで広がっていたとする内容が含まれるなど「中国史の膨張ぶり」が判明し韓国の学界や世論を刺激している。[2]
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中国の手は「韓民族の聖地」白頭山にまで及びつつある。

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 中朝国境地帯にある白頭山(中国名・長白山)をめぐって韓国と中国の間で“争奪戦”が始まっている。




中国が最近、白頭山での2018年冬季オリンピック誘致計画を発表するなど、白頭山一帯の開発と国際的知名度アップに力を入れているためで、これに対し韓国側では「“韓民族の聖地”である白頭山から韓国(朝鮮)イメージを排除し、ひいては白頭山を中国の山にしてしまおうとする陰謀」として強く反発している。[3]
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 相手の出方を見ながら、隙を見せれば、ひたひたと寄せていく中国のやり方は、日中中間線での海底油田開発でもおなじみである。一方、韓国の方も反撃に出る。

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「上海は韓国の古代王朝の領土だった」とする韓国の学者が出版した歴史書が、中国の新聞に紹介され、同国内で大きな波紋を広げている。ネットの掲示板には「非常識」「無責任だ」といった反論が殺到。

日本の竹島の領有権をめぐっては「日本が韓国の領土にちょっかいを出す」などと韓国寄りの書き込みが大半だったが、自国のこととなるとさすがに放っておけず、「朝鮮半島こそ中国領だった」といった書き込みであふれ、韓国批判一色となっている。[4]
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 民間の一学者の研究書だが、JOG(261)[a]でも紹介した「百済の王室が日本を制圧して天皇家となった」とか、「万葉集は朝鮮語で書かれている」というのと同様の「トンデモ史観」の一つにしか思えない。歴史侵略の方法としては、中国の方がはるかに巧妙である。

 こうした中韓歴史紛争の背景を、産経新聞の「主張 みんな歴史に真剣なのだ」が見事に解き明かしている。

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 中国としては現在の領土を絶対視し、その領土内のすべての歴史を「中国の歴史」に編入し「中国の偉大さ」や「大きさ」を確認するという意図のようだ。




経済発展で自信を深めている中国の、膨張主義ないし大国主義的な国家意識、民族意識の高まりが背景にあることは間違いない。

一方、韓国の方はかねてから中国大陸にまで広がった高句麗に郷愁があり、隋や唐と戦った高句麗の歴史は大きな誇りとして民族的な“元気の素(もと)”になってきた。

 韓国はそうした歴史を意識することによって自らを支え、民族の将来に希望や期待を持つこともできたというわけだ。この「民族の歴史」が否定されるとあっては黙っておれない。




マスコミや学者はもちろん、政府当局者まで「民族の根幹にかかわる重大問題」と中国の“横暴”を非難している。[5]
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 中国の歴史侵略や、韓国のトンデモ史観はいただけないが、両国が自分の歴史を守ろうとする真剣さは、我々日本人も見習うべきだろう。

 歴史で攻撃されたら、とにかく友好のために、事実の確認もせずに謝って水に流そうというのは、現在の日本人の悪しき習性である。




歴史は一国の国民の背骨である。背骨が折れたり、曲がったりしては、その国民は国際社会の中で、背筋を伸ばして歩けないのである。

■リンク■
a. JOG(261) 韓国製トンデモ日本史
 日本は百済の残党が土着原住民を制圧して作った国?!
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog261.html


■参考■
1. 産経新聞「高句麗帰属問題 韓国、中国に“抗議” 歴史紛争、
外交問題へ発展」、H16.08.07 東京朝刊 1頁
2. 産経新聞「【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 好ましい韓中歴史
紛争」、H18.09.16 東京朝刊 7頁
3. 産経新聞「韓中が白頭山“争奪戦”」H18.09.09 東京朝刊
6頁
4. 産経新聞、「韓国学者『上海は新羅の領土』 『非常識』中国
で大反論」、H18.05.17 大阪朝刊 7頁
5. 産経新聞、「【主張】高句麗論争 みんな歴史に真剣なのだ」
H16.08.16 東京朝刊 



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