おっとり屋さんの小1男児のHくん、去年の4月は通学班の歩くペースについてゆけず、班のみんなが面倒を見た。あれから1年、相変わらず歩くペースは遅いが、みんなと同じに登下校出来ている。大人にとっては当たり前のように過ぎてゆく1年間、Hくんにとっては長く、変化の多い1年であったに違いない。
話すときは、いつも「俺ちゃー」で始まり、相変わらず、さ行がちゃ行になってしまう。でも上級生の影響で、1年前の「僕」から「俺」に変わった。「俺ちゃー、今度2年ちぇいになるんだぁー。」と職員に自慢してくる。
「1年間頑張ったんね。」と職員は褒める。 そうだ、ランドセルの他にも重い学用品を持ちながら片道約30分の道のりを毎日歩きとおせた。小さなことかもしれないが、Hくんにとっては自慢すべき1年間だった。
何気無く咲いている小さな花、でも花は花なりに一所懸命生きている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます