赤ちゃんは成長するのにお乳が必要だが、心の成長にはお母さんとのスキンシップが必要と言われている。成長して自分で歩けるようになっても支えてあげたり抱きしめてあげたりスキンシップが必要だ。当然だが、さんあいでもお母さん役の職員は子どもたちの状況に応じて抱っこしたり、ハグしてあげたりする。
子どもには発達状況に応じて適切なスキンシップが必要であっても、職員の方から子どもにスキンシップを求めることは、やってはならない。これは職員の自己欲求からくることが多く、いくら近しい関係とはいえ子どもの人権を無視した行為ととられても仕方がないからだ。
今年小学生になったフレンドリーな男児のHちゃんは、未だに時々〝抱っこ”を要求する。バンビのような憂いを含んだ大きな瞳で要求されると、職員は思わず両手でかかえてあげたくなる。でも、抱っこは卒業する年齢なので、〝少学生になってお兄ちゃんになったからね“といって対応する。養育は愛情が必要だが、時にはそれは冷静な愛情でなければならない。
小学生になってもお手てはつなごうね。
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