『天の磐笛(あまのいわふえ) 第三巻』(藍象舎 電子書籍Kindle版) 作:横山充男
ここには第三章がおさめられている。
主人公石上琅は、いよいよ亡き母親の故郷である奈良県山越村へと行くことになる。
そこで、石笛吹きの中峰りんと再会をはたすことになる。
りんは琅のことを、じぶんの魂の片割れであるかのように言う。
さらにこの三章においては、これまで影の存在として登場してこなかった重要人物がふたり、ついに姿をあらわす。
神社大和教本社の筆頭理事である安藤凝莉とSR代表の桂木祐樹である。
天の磐笛をめぐるさまざまな謎がさらに深まりつつも、幻想と現実の交差する展開の中で、謎の解明に向けて大きく動き出す。イワクラ群と石笛、織田信長による天正の伊賀攻め、春日神と室生龍神、奈良と土佐、異端と正統、神社本庁と神社大和教本社、天の磐笛にかけられた呪いの意味、そして亡き母親の血筋。さらに、天の磐笛の在り処が明らかにされる。
大きなうねりをみせつつ、最終章である四章へとなだれ込んでいく。
四章では、石上琅がすべての謎を解くために、東京の神社大和教本社へと出かけていくことになる。
電子書籍Kindle版。全四巻。 『天の磐笛』公式サイト
http://amanoiwafue.com/
#amanoiwafue3
『天の磐笛(あまのいわふえ) 第四巻』(藍象舎 電子書籍Kindle版) 作:横山充男
最終巻である。
主人公石上琅は、里菜への思いを残しつつも、なすべきことをなすために東京へむかう。中峰りんといっしょに天の磐笛を吹くためだ。
この日本が、この世界が、現在の文明に至る大きな要因となった「言霊呪術」を見極めるためでもある。
夜明け近くに、琅とりんは、神社大和教本社境内にあるイワクラに立つ。
果たして天の磐笛は世界を変えるほどの力を発揮するのか。いよいよ物語はクライマックスをむかえる。
ラストを読み終えた読者は、現代の文明そのものが、次の文明のための序章にすぎないことを知るにちがいない。
文学作品として、これまで誰も触れてこなかった問題、或は書けなかった世界、さまざまな制約によって提示できなかったテーマがここに顕わになっていく。作者の中に実際に神霊が降臨して物語を書かせたのではないかと思わせるシーンの連続である。その想像を絶するシーンに、読者は息をのむだろう。しかし作者は溺れることなく、物語の中で冷徹に分析を重ねていく。
真に新しい時代とは何か。次の時代はどこへむかっていくのか。
エンタテイメントと哲学的思索が矛盾なく描かれた物語が、ついに完結する。
#amanoiwafue4
『まゆとうりんこ やまんばのむすめまゆのおはなし』(福音館書店) 作:富安陽子 絵:降矢なな
ある日、山姥の娘まゆは、林の中で迷子になったうりんこに出会いました。
そこで、まゆはうりんこのお母さんが見つかるまでお母さん代わりになってあげることにしました。
#mayutourinko
『1話5分 頭がよくなる10の力を伸ばすお話』(PHP研究所) 編:加藤純子
頭のよさとは、自分の頭で考え自分の言葉で話せる力のこと。
そんな力を伸ばすには、お話が有効です。
主人公になりきったり、言葉の美しさを感じたり。将来につながるお話の本です。
卒業生の楠章子さんが、「「オードリーヘップバーンの伝記」、「マザーグースの紹介」、グレアムの「川べのたのしい友だち」リライト、創作「どうして虫歯になるの?」「雨やどり」の5編を書いています。
#atama-yokunaru
『魔女じゃないもん! 4 消えたミュウミュウを探せ!』(集英社みらい文庫) 作:宮下恵茉 絵:和錆
ある日突然、リセの使い魔・猫のミュウミュウがいなくなった。
「返して欲しければサマーフェスティバルに来い」という手紙も来て!?
バンビと一緒にのりこむと、そこに全身黒ずくめの男があらわれた!!
#majojanai4