長年児童文学科で教鞭をとられた三宅興子先生が、10月21日、悪性リンパ腫のため逝去されました。84歳でした。
葬儀は近親者で営まれます。
三宅先生は、児童文学科教授として教鞭をとられ、定年後は名誉教授となられたほか、大阪国際児童文学振興財団理事長や特別顧問、絵本学会会長などを歴任。
1983年『児童文学はじめの一歩』(共著)で第7回日本児童文学学会賞奨励賞受賞。1996年『イギリスの絵本の歴史』で第20回日本児童文学学会賞受賞。2019年第17回国際グリム賞受賞。
また、たくさんの蔵書や貴重な資料の数々を文学館などに寄贈されるなど、本が生きる形で後の世まで残るよう尽力されました。
先生から受けた多くの教えに感謝するとともに、ご冥福をお祈りいたします。