香りのある生活~storia profumo~

私にとって、香りは生活の中に欠かせないもののひとつです。好きな香水や香りについて、少しずつ綴ってゆきたいと思っています。

Vol.29 香りの展覧会

2005-11-07 | 香りの展覧会2005
 先週の日曜に終了してしまったのですが、今年も香りの展覧会が開かれました。今年は、ちょうど仕事始めと重なったり、準備不足やらで参加しなかったのですが、静岡にいたら何度も通っただろうな。と思うような内容でした。
 
>香りの展覧会 Exposition de PARFUM

フィン・フロールの講座『香りのデザイン』に参加されているフレグランスデザイナー達
の作品発表会です。
さまざまな想いや情景が香りとなってみなさまをお待ちしております。
ぜひお気軽にお立ち寄りください

10/31(月)~11/6(日)
11:00~20:00 (最終日 ~18:00) 入場無料
静岡駅ビル パルシェ5F ギャラリー
静岡市葵区黒金町49 TEL 054-255-1081

** 10/31 18:00~ オープニングパーティー(香りの展覧会会場) **
香りのデザイナーが作品をご紹介します。

もっと早くブログでも紹介するハズだったのですが・・・更新が遅くなってしまいました。来年はしっかり事前にお知らせさせていただきます!

Vol.23 展覧会当番

2005-02-17 | 香りの展覧会2005
しばらく投稿のみで、レスがつけられませんがご了承くださいm(__)m

今日は展覧会の当番で会場に来ています。先日一緒に見に来てくれた友人、ありがとう!
平日で雨にもかかわらずぼちぼちと来場下さっています。どのように応対したらよいのか...。お客様の様子を伺いながら近寄ったり、離れたり。あぁ、失礼があったらどうしよう~!
先生が留守の間、そんなことを悶々と思いながらの私でした。
しかし、全てのご来場のみなさま、ありがとうございました!

私の出品作品です。
香りは残念ながらお伝えできません(+_+)

Vol.22 展覧会初日

2005-02-14 | 香りの展覧会2005
しばらく携帯からの投稿のみで、レスがつけられませんがご了承くださいm(__)m

香りの展覧会に、母と娘と一緒に出掛けてきました。初日の開場まもなくだったのですが、なんとおばあちゃんも友人と訪れてくれていました。ありがとう!
まだ全員の作品が揃ってなかったけれど、ゆっくり見ることができました。『和の香り』のテーマで大奥や和みといった作品の数かず、思いをはせながら見ていました。『そば』や『しょうゆ』も展示されていて、意識していなかった物の香りに触れることもできました。お近くの方是非お運びください!

Vol.21 飾り付けしました

2005-02-13 | 香りの展覧会2005
いよいよ明日からの展覧会スタートに先がけて、作品をディスプレイしに行きました。
会場にはアンティーク和風家具が置かれ、そこに参加者のみなさんが作品を飾り付けてゆきます。私も、希望通りの場所に飾り付けできました。みんな、香りもディスプレイも思いおもい素敵なものになっていました。
明日、さっそく見に行く予定です。

Vol.20 2/14(月)から始まります。

2005-02-11 | 香りの展覧会2005
 いよいよ、香りの講座の発表会でもある『香りの展覧会2005』が始まります。2/14(月)~2/20(日)までの1週間、静岡駅前のビル”パルシェ”5Fでの開催です。最終日2/20(日)の14:00~は、先生が企画・主催のイベント『amour amour』(アムール・アムール)が行なわれます。日本の伝統芸能どじょうすくいや、利き酒コンテストなども催されるようです。
 私もどうにか出品作品が完成し、昨日は作品をちょっと多めに作り、ディスプレイのレイアウトもほぼ決定。JRで帰るのでそれらの荷物は実家に送ってしまいました。
 しばらくネットが出来なくなるのですが、このブログはケイタイからも更新できるので途中お知らせできるかと思います(ただ、レスがつけられないのですが・・・)。帰ってきたら、また画像とともにUPしたいと思いますので乞うご期待♪

Vol.18 香り<ほぼ>完成。

2005-02-06 | 香りの展覧会2005
週末の講座で先生に作った香りをみていただいて、改良しつつ出品するものが出来上がりました。
それでも、「100%の出来です!」
とは胸を張って言えないのですが...。
出品予定作品は、
・すいせん
・駿河湾景
のふたつです。いよいよ来週からの展示に向け、ディスプレイと香りの香らせ方を考えなくっちゃ!!

Vol.17 香料を注文

2005-02-01 | 香りの展覧会2005
 香りの展覧会に向けて調香をしていくと、手持ちの香料が減って足りなくなることがあります。
私も久しぶりの調香りで、随分香料を使いました。香料はかなり高価なものなので(安いワインより高いのです!)、1滴だって大切に使わなくっちゃ・・・と思いつつも、つい試行錯誤をしてしまい気が付いたら香料がのこりわずか・・・!!
 いつも使っている香料は5mlのスポイト付きビンに入ったもののセットなんですが、20ml入りだと5mlのものを4個買うよりもお得になります。なので、詰め替えて使えるものなので20ml入りのものを購入しようと思い在庫チェック(?)をしたのです。
 すると、欲しい香料の数が結構な数になりました。先生に価格を聞いたので試算してみると私にしたらかなりの大金になってしまった・・・ので、リストを吟味しなおして(消去法です)予算内におさえたのでした。
 「ちょっとずつ、20ml入りの香料をそろえていこう。」
 と思いつつ。

 そしてもうひとつ。
 展覧会の時には作った香りのイメージに合わせて、自分でディスプレイすることになります。出展者には各自スペースが割り振られるのでその中で、香りをより効果的に伝えるため視覚的な表現もするのです。出品作品が絞られたので、出かけた先ではディスプレイ用の小物をつい探してしまいます。今日は、ふたつほど仕入れてきました。全体像は・・・まだヒミツです♪

Vol.16 すいせんの香り

2005-01-25 | 香りの展覧会2005
 ようやく風邪も快方に向かい、鼻も元通りになってきたので再び”和の香り”に挑戦しました。
 いくつかのアイディアがあったのですが、あえて自分ではあまり好きだとは思わない”水仙”の香料をメインにしたフローラルタイプ・和の香りに取り組みました。初めに作ったものは、水仙が強すぎてあまり深み・広がりを感じないつまらない香りとなってしまったので、フォーミュラ(香料のレシピ)を見直し、水仙を減らして他の香料を多くしたり、数をひとつ追加してみて再び調香です。水仙の香り自体は、ちょっと緑臭くツンとしたような低く鋭い香りがするので、もうすこしまろやかにしてみようと思いました。
 すると・・・。最初に作ったものと比べてもその違いはハッキリしたものが出来上がりました。水仙を中心に、バラやミュゲ(スズラン)、ゆりが花開き、可憐なフローラルタイプの香りとなったのでした。イメージにかなり近く、香り全体のバランスもまずまずだったのでこれは有力候補のひとつとなったのでした。

 もうひとつ、”にほひ袋”をイメージした作ったかおりがあります。これもいくつか調整しつつ挑戦したのですがイマイチ決め手にかける香りばかり。何が足りないのか、何がよくないのか・・・。
 「言われてみれば、日本ぽい」という香りなんですが、それではダメなのです。まだまだ力不足を感じました。出来ないときにあまり無理して、やみくもに作ってみてもほとんど失敗に終わることは少ない経験からでも察することができます。香料も決して安いものではないので、今回はこの辺りで的を絞ることとしましょう。
 2月上旬に、展覧会前の講座があります。この時に先生にかいでいただいて、調整&決定したいと思います。

Vol.13 展覧会が近づいて。<其の2>

2005-01-17 | 香りの展覧会2005
 そして前回の創香から数日間、香りがだんだん熟成してくのを確認しつつ「何かが足りないわ、でも何が・・・?」「トップ~ミドル、そしてラストへの(香りの)移行になめらかさが欠けるなぁ」などと思いながら、フォーミュラ(香料の組み合わせ)とにらめっこの日々でした。そうして、いよいよアイディアや組み合わせに煮詰まった私は、
「そうだ、ちょっと”和の香り”から離れて自由に香りをつくってみよう!」
と思いつき、今までは東洋的な香料(サンダルウッドやアンバー、杉やお茶、ユズなど)ばかりに注目していたのをすべてクリアし”マリンベース(海の香りを感じさせるタイプの香りのベース)”を中心にした香りを創ってみることにしたのです。
 そのために、いくつかのアイディアを得た香料をムエットにつけて、頭に描いた組み合わせを試してゆきます。すると、どうでしょう・・・。私が思っていた以上に、実際の調香が順調に進むではないですか。それは、思い描いた以上の素敵な香りのハーモニーを生み出し、ひとつの香りへと進んでゆきます。
 そこで、私は(未練がましいのですが)”和の香り”となるかどうかシトラス&マリンタイプの組み合わせに”お茶””ネロリ(オレンジの花→みかんの花として)”そして”バラ(静岡も産地なんです)”を組み合わせてみたのです。これは、静岡で育った私が春~初夏にかけていつも感じていた香りにも融合するものをイメージしてみたのです。駿河湾からの風、みかん畑からの花の香り、そして新茶、バラの花・・・。
 出来上がった香りは、その昔の記憶に程近いものとなったのです!私が創った中でも最もうまくできた香りのひとつとなりました。題して『駿河湾景』とでもいいましょうか?

 ・・・ただ、今回の展覧会のテーマである”和の香り”として出品してもいいものかどうか私では判断できないので(どうしても、私が思う”和の香り”はにおい袋のような香りのイメージが強いのです)、先生に相談しようと思っています。

 けれど、今回の調香で今ぶつかっていた壁をちょっと打破できたような気がするのです。
「別の”和の香り”も創れるのでは・・・?」
そう思った私は、まだまだ挑戦するつもりです(笑)
・・・あ、でも香料が足りなくなってきたような気が・・・。

Vol.12 展覧会が近づいて。<其の1>

2005-01-13 | 香りの展覧会2005
 「まだまだ先だわ」と思っていた、香りの展覧会まで気が付けばあと1か月となりました。
 以前、このログでは展覧会のテーマである「和の香り」に「花魁」とか「サムライ」などを連想した私ですが、いよいよ原料となる香料を目の前にして・・・手が止まってしまいます。
 私の中では「花魁<おいらん>」をタイトルにした、華やかであでやかだけれど、どこかはかなげで、影のある女性を表現できたら・・・というアイディアで創香の予定でした。けれど、どうもこのタイトルではイメージがまとまらずに「枯山水」にタイトルを変更して作業を開始したのです。
 おおまかに、使用するだろうという香料をピックアップし、そこからトップノート、ミドルノート、そしてラストノート・・・と香りを組み立てていくのですがなかなか考えがまとまりません。ムエット(試香紙)にそれぞれの香料をつけ、組み合わせを考えていくのですがやっぱりダメです。
 「う~ん、今日は無理かな?」
 と思ったのですが、どうにかまとまった組み合わせ(フォーミュラ)で調整しつつ、香料を足してゆきます。トップ、ミドル、ラストの中でのそれぞれの香りの調和も大事ですが、このまとまりの調和もされなければ満足のいく香りはできません。非常に集中力のいる作業です。
 そして試行錯誤しながら試作した3つの香り・・・最初のはチョット失敗(今回のテーマからそれてしまったので)。2つ目の試作品は、透明感や涼しげな感じは良かったのですが、イマイチインパクトに欠けて、香りが弱くなってしまいました。そして今日最後に作ったもの・・・これが香りとしては一番まとまりのあるものになりました。でも、「和の香り」としては何かが足りないのです。う~ん、改めて難しい!これでイメージに近い香りができるとこの上ない喜びなんですが・・・。
 2つ目、3つ目の香りの組み合わせ(フォーミュラ)を見直して、香料や分量に手を加えてみよう。ともかく、今日はもう無理なので日を改めて。

 そうそう、調香(創香)をする時間は午前中がベストだそうです。たしかに、鼻がいちばんよく利くような気がします。 
 さあ、いい香りができますように!