香りのある生活~storia profumo~

私にとって、香りは生活の中に欠かせないもののひとつです。好きな香水や香りについて、少しずつ綴ってゆきたいと思っています。

Vol.10 Buon Natale!

2004-12-25 | 香り
 みなさんはどんなクリスマスを過ごされましたか?23日には、あるクリスマスパーティに参加し、9月から練習してきた曲の発表をし(これはとても緊張!しました。けれど先生や参加されていた知らない方から「良かったですよ」と声を掛けられ、嬉しかったです)、美味しい料理やワイン、そして会話もはずみ楽しいひとときを過ごしていました。24日には家族でささやかながらケーキやシャンパン、プレゼント交換などで楽しく過ごしました。

 さて、クリスマスの少し前に一通のクリスマスカードが海を越えて私の元へ届きました。封筒を開ける前から、ほんのりと鼻をくすぐるような香りが漂います。封筒の中には、素敵なクリスマスカードと、バラの香りが入っていました。私はバラの香りがとても好きで、バラの香る香水やシャンプー、リネン用のフレグランスなどを見かけるとその香りを嗅がずにはいられない程です。しかし、このカードとともに届いた香りほど、私をうっとりさせるものはありませんでした。とても洗練され、華やかで優しい・・・「これぞバラ!」という香り。実際に自分が香り付きのカードをいただいて、とても嬉しいと感じたのでした。

 また、いつもお世話になっている方にちょっとした贈り物を・・・思い、ちょうどクリスマスにちなんでリースをイメージした香りと、その方のイメージに合う精油があったのでその香りを用いたルームフレグランスをつくってみました。
 クリスマスリースをイメージした香りですが、オレンジやシナモンに乳香(フランキンセンス)などをブレンドし、スパイシーながら暖かみのある香りができました。また、乳香はイエス・キリストが生誕した時にお祝いにかけつけた三人の賢者が贈った物のひとつでもありますし、教会などでも炊かれる香料です。
 もうひとつは『インディアン・ローズ・アター』という精油です。これは『ダマスクローズ』と『サンダルウッド』を一緒に精油を抽出したものでサンダルウッドのオリエンタルな香りとローズの華やかな香りが合わさってとても深い、うっとりするような香りの精油です。この精油はアロマテラピーを学んでいた学校の卒業時に校長先生からプレゼントされたもので、たまにビンを開けてその香りを楽しんでいたのですが、もったいなくて使っていなかったものです。しばらく年数が経ち、香りも熟していて丸みを帯び良い芳香を放っています。いつもお世話になっているその女性は、可憐で美しく、そこに居るだけで華やかでいて優しい雰囲気が漂う・・・そんなイメージの女性で、憧れの存在なのです。そこで、「この精油のイメージと合うわ」、と思いルームフレグランスにしました。
 後日、このフレグランスを使っていただいたとお聞きし、とても嬉しく思いました。

 クリスマスリースをイメージした香りも、自分でも気に入ったので来年はサイトでお世話になっている皆さんにもお贈りできたら・・・と思っています。今年は準備不足で、見送ってしまいましたので。来年、お楽しみに!!

Vol.9 和風クリスマスカード

2004-12-05 | 香り
 この間、日本橋コレドの中でクリスマスグッズを見ていたら写真のような『和風クリスマスカード』を発見しました。和風の模様が印刷された二つ折のカードの中に、英語でシーズングリーティングのメッセージが印刷されたシンプルなカード。どうやら海外への友人・知人(或いは肉親・恋人?)向けのクリスマス・カードのようです。重量も、航空便で出す封書の最低料金内の20gと記されていました。
 そして、何より私が気になったのは表紙と同じ模様で作られた小さな”香り袋”です。中に香りに浸したものが入っていてはんなりと、甘く優しい日本的な香り(におい袋のような)がするのです。しおりのような形なので、もらった人が本に挟んだらこの香りとともに読書をし、本にもほのかな移り香がのこることでしょう。海外で日本らしい香りが香るーなかなか素敵なことではないでしょうか?
 この香りのカードを受け取るのは、どこの国の人でしょうか。アメリカ、イタリア、イギリス、はたまた南米やアフリカのどこかの国・・・オーストラリア、カナダにスイスにドイツ、中国、韓国、インド・・・または日本を離れて海外で暮らす日本人・・・。そんなことを想像していた私ですが、私もひとつそのクリスマス・カードを購入したのでした。
 ちなみにもう一種類の柄と香りがあり、迷った挙句にこちらのクリーム色のカード(と香り)にしたのでした。決め手は、やっぱり・・・私の好みとカードを贈る相手のイメージで香りを選んだ結果です。