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3人に1人ががんで亡くなる日本 “元気に見える”終末期「残された時間」の見極め方と過ごし方

2021-04-24 15:30:00 | 日記

下記の記事は文春オンラインからの借用(コピー)です

日本では、2人に1人が人生で一度はがんを経験し、3人に1人ががんで命を落とすといわれる。誰もががんになる、あるいはがん患者を家族に持つリスクを抱えているのだ。
 そうは言っても多くの人は健康な時にそうした事態を想像することはないし、あえて考えようともしない。だから実際にがんと直面するとうろたえ、恐怖に苛まれ、悲嘆に暮れることになる。
 自分自身ががんになるのもつらいが、家族ががんになり、見送る立場になるのもつらい。そこで今回は、家族ががんのターミナル(終末期)になった時に備えて持っておきたい心構えを、終末期医療の専門医に解説してもらう。
がん終末期のケアは患者さんだけのものではない
 東京・大森にある「鈴木内科医院」は、創業者である先代院長(鈴木壮一医師)の時代から、いまでいう在宅医療、むかし風に言えば「往診」に力を入れてきた、地域密着型の診療所。中でも在宅型のがん緩和ケアにおいて全国的な知名度を持つクリニックだ。
 二代目の現院長・鈴木央医師も、これまで600人に及ぶ終末期のがん患者の在宅緩和ケアに当たり、看取ってきた経験を持っている。
 そんな鈴木医師に、家族ががんの終末期になった時にどうすればいいのかを訊ねた。
「医療は本来患者さんのためのものですが、がんの終末期医療は患者さんだけでなく、同じくらいにご家族のケアが重要。それだけに緩和ケアに当たる医師や看護師などの医療スタッフは、ご家族とのコミュニケーションを図ろうと努力します。そこで私が常々言うセリフは、『できることを、無理のない範囲でやりましょう』ということ」
「終末期」はどういうものなのか
 核家族化が進み、人の臨終に接する機会が極端に減った現代の日本では、人が死んでいく過程を見て知っている人は少ない。このことが、家族が終末期になった時に、必要以上に慌てさせ、また混乱させることになる。
「終末期のがん患者が辿っていく最後の病態を知っておくだけでも対応は違ってきます」(鈴木医師、以下同)
そもそも「終末期」とは、手術や抗がん剤などによる標準治療が効果を示さなくなった状態を指す。現状の日本の健康保険制度では、ゲノム診断を経て臨床試験に進む道が残されているとはいえ、そこに進める確率はまだ低い。現実的にはこの時点で、人生の幕を閉じる準備に取り掛かることになる。
 長く一緒に暮らしてきた家族にとって、この状況を受け入れることは簡単ではない。というより、これは人が人生で経験し得る最もつらい決断であり、ここでうろたえない人はまずいないだろう。
 しかし、愛する家族の人生の最後を少しでも心安らかに過ごしてもらうためには、ただうろたえているわけにもいかない。そこで知っておきたいのが、鈴木医師の言う「最後の病態」なのだ。
急激な変化が起こる「曲がり角」
「標準治療を終えた、つまり『これ以上の治療法はない』という段階に至った時点での患者さんは、見た目は元気なことが多い。しかし、その後数週間から数カ月経つと、急激に身体機能が低下することになる。こうなると残された時間は長くありません。それまで月単位で考えてきた余命を、週単位、日単位で考える必要性が出てきます」鈴木央医師
 この「身体機能が急速に低下する時点」を、ここでは「曲がり角」と呼ぶことにする。曲がり角を曲がった患者は、ゴールテープを視野に捉える。
 鈴木医師の経験では、終末期と診断されて在宅に戻った患者が亡くなるまでの平均期間は2カ月ほど。しかし、全体の半数は約1カ月で亡くなっている。
 1カ月で亡くなる人も、曲がり角までの2~3週間は、見た目は元気なことが多い。
 鈴木医師は、「この期間を利用して、患者がやりたいことを実現したり、家族との思い出づくりにあててほしい」というのだが、中々うまく行かないことが多い。それは、家族がこの状況を正しく理解していない、あるいは理解できないほど悲嘆に暮れてしまうことによる。
「患者さんにやり残した仕事があるなら、この時期に集大成として仕上げることもあるでしょう。気丈な人なら自分がいなくなった後の指示を同僚や部下に伝えることもできます。もちろん、家族と短い旅行や食事に出かけることも可能です」
 しかし、そうしたことをするには、家族にも身近に迫った死を受け入れる覚悟が必要だ。その覚悟が持てないと、貴重な時間はあっという間に過ぎて、曲がり角に到達してしまう。
残された時間をどう過ごすのか
 終末期のがん患者が人生の最後に持つ要望は様々だ。
 以前取材した北陸地方のある民間病院では、病院スタッフが手弁当で終末期のがん患者の「最後の願い」を叶えるための取り組みをしていた。
 その願いとは、お花見をしたい、お墓参りをしたい、行きつけの店で食事をしたい、パチンコに行きたい……。
 中には当時開通したばかりの北陸新幹線に乗りたい、という望みを持つ患者もいた。その望みを叶えるべく、医師や看護師らがJRに相談し、列車に酸素ボンベを積み込んで一駅区間を往復し、患者の願いを叶えたという話も聞いた。その患者は新幹線に乗ったことに満足して、2週間後に穏やかに息を引き取ったという。
 こうした望みを、愛する家族と一緒に叶えられたら、患者にとっての喜びはひとしおだろう。
「どこかに行く、何かをする、誰かと会う……。患者さんとご家族が同じ目標を持つことが重要。それが双方にとっての生きがいになるから」がんの病態では、終末期でも「見た目は元気」なことも多く、そこから一気に身体機能が悪化するため「残された時間」に気を向けきれない場合も 
 しかし、がんの最後の病態を知らず、また患者の置かれた状況を理解できない家族の中には、「見た目が元気」ということもあり、抗がん剤治療の継続を要望したり、科学的な根拠のない民間療法などに踏み込んでしまう人が一定数いる。結果として、最後に残された貴重な時間を消費してしまうのだ。
「患者さん自身がそれを希望しているなら別ですが、多くは家族の意向が強く働いてしまっている。ただ、家族も善かれと思って、藁にもすがる思いでそうした判断をされるので、真っ向から否定することもできない。悩ましいところです」
 残された時間を有意義に過ごすためにも、がんという病気から目を背けるのではなく、希望する最期を話し合っておくべきなのだろう。
ストレスの症状は人それぞれ
 緩和ケアの技術が進んだ現在、がん性疼痛の多くはコントロールが可能になってきた。それは病院の緩和ケア病棟やホスピスなど専門の施設だけでなく、在宅でも苦痛の多くを取り除くことはできる。
 一方で問題になるのが、家族にのしかかる大きなストレスだ。
「大切な家族が次第に弱っていく姿を見つめるつらさ、刻々と迫る別離への恐怖、そして介護によって積み重なる疲労――。こうしたストレスは決して甘く見ることはできません」
 しかも、このストレスが引き起こす症状は、同じ家族でも違いがある。疲れが表面に出る人もいれば、内に閉じ込めてしまう人もいる。そのため、「私がこんなに苦しんでいるのに、息子は平気な顔をしている」などと考えて、軋轢が生じることもあるという。
患者が亡くなった時に備えて、兄弟や親戚が銀行預金や生命保険の手続きなどを進めるように患者の配偶者や子どもに声をかけることがあるが、それに反発して揉め事になることもある。こうした事務的な手続きは重要で、あとで落ち着いて考えれば感謝に値することなのだが、人によっては“薄情”に映ることがあるのだ。精神的に余裕がなくなるからのことなので、責めることはできない。
家族のフォローまで含んでの緩和ケア
 がんは老衰などに比べて終末期が比較的短いため、家族は最期まで頑張り通してしまうことが多い。結果として患者が亡くなり、葬儀など一連の行事も済んだところで、強烈な喪失感に襲われることになる。
「まず頭の中が真っ白になり、悲しみとつらさに襲われる。次に周囲の人間を責める時期が来る。それを過ぎると『あの時にああしてあげればよかった』と自分を責めるようになる。そうしたプロセスを経て本当に諦められるまでに、数年という時間がかかると言われています」「ケア」は患者だけのものではない 
 じつはがんの緩和ケアは、患者が亡くなったあとの家族のフォローまでを対象としている。在宅診療であれば担当していた訪問看護師が遺族に声をかけ、話を聞き、必要があれば医師の受診を勧める。病院や施設で亡くなった患者の家族には、遺族会への参加を呼び掛けることもある。
「遺族会には“先輩遺族”がいて、悩みや苦しみに耳を傾け、体験談を語ってくれる。そうして内に秘めていた苦しみを吐露することで次第に心が落ち着いていくのです。一種の集団療法のような役割があるので、つらい時には積極的に参加してほしい」
患者と家族の「がん医療」
 現代のがん医療は、病める患者だけでなく、患者をサポートする家族をも対象としたサービス提供体制を整備している――ということを知識として持っておくだけでも、精神的な負担は軽減される。
 そして、つらい時、困った時には、遠慮しないで医師や看護師、医療スタッフに相談してほしい。眠れない、食べられないなどの症状が出ている人には、それに応じた治療が必要になるし、治療によって状況は改善に向かうはず。
 一人で悩まなければならない理由はない。
 あなたの悩みを聞いてくれる人が、必ずいます。


女性専用墓地が人気「死んでまで同じ墓に入りたくない」

2021-04-24 13:30:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です


今月亡くなった脚本家の橋田寿賀子さん(享年95)の納骨式が、愛媛県今治市内の寺で行われた。橋田さんの両親が眠る寺に納骨されたが、生前、静岡県内にある「夫一族の墓には入らない」と明言していた。

 ◇  ◇  ◇

 夫や妻の死後に「縁戚関係を切りたい」と考える配偶者は増えている。

 橋田さんの場合、1989年に死別した夫でTBSのプロデューサーだった岩崎嘉一さんの一族の墓は静岡県内にあるが「そこには入らない」と明言していた。

 生前、雑誌のインタビューなどを通し、「姑から『寿賀子はうちの墓には入れない』と宣告されていたから」とその理由を語っており、“有言実行”した形だ。

 自身が手掛けたドラマ脚本を地でいく嫁姑の骨肉の憎しみ合い。夫や、その親族と同じ墓に入りたくないという妻は少なくない。

 葬儀相談員の市川愛氏が言う。

「夫だけでなく、夫の親族と同じ墓に入りたくないと考えている女性の相談は増えています。姑との折り合いが悪かったり、義理の実家の介護で苦労したり、夫の親族からいじめられたりと若いころに嫌な思いをした親族と亡くなってからも関わりたくないのです。また、嫁ぎ先ではなく、『実家の墓に入りたい』という方もいますし、一代限りの永代供養や樹木葬を希望する声は増えています」

 第一生命経済研究所が60歳から79歳までの有配偶男女に対して実施した調査(2014年)では、「夫婦は同じお墓に入るべきか」の問いに男性の62.2%が「そう思う」と回答。それに対し、女性は47.3%と半数を下回っていた。「そう思わない」と答えた女性は23.1%で、意外に少ないと感じた人もいるだろうが、約4人に1人は同じお墓に入るべきだとは考えていないことが分かる。

 墓のシステムや料金の相場はどうなっているのか。死後は配偶者の墓に入らないと決めていたり、離婚率や生涯未婚率の上昇、出生率の低下などを背景に注目された合同墓などの「永代供養」は、価格的にもリーズナブル。

 将来、子どもら残された親族への負担が少ないことも時代に合っているのだろう。

 また、近年は女性専用墓地も増えている。

 埼玉県比企郡の妙光寺内にも女性向けの「共同墓なでしこ」が設置されていて、生前受け付けも行っている。合同納骨(年1回)を利用する場合は7万6000円、個別日程納骨は8万6000円。生前予約(登録料)は5000円だ。

「継承者のいらない永代供養墓です。今はお墓も選べる時代ですから、独身の方や離婚された方に限らず、見学に来られます。姉妹や母娘、『先妻さんが入っているから』と気にされている方もいました。女性も夫婦や嫁ぎ先にとらわれず『一人で入りたい』という声もあります」(仲介するNPO法人「スノードロップ」の担当者)
墓のシステムと価格一覧(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ
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死後離婚は10年で1.95倍
 墓にとどまらず、配偶者の死後に「籍」も外したいニーズも高まっている。

 熟年離婚ならぬ「死後離婚」である。配偶者の死後に「姻族関係終了届」を本籍地または住所地の市区町村役場の窓口に提出すると、死亡した配偶者とは戸籍上の他人となる。必要書類はほかに戸籍謄本と印鑑、免許証といった本人確認書類のみ。戸籍謄本には、「姻族関係終了」と記載される。

 これで義理の両親への介護や扶養の義務、義理のきょうだいや親戚との付き合いも法的に絶つことができるわけだ。提出は、配偶者の死亡届が提出された後であればいつでも可能で、期限もない。

 制度自体は戦後からあったが、ほとんど利用されてこなかった。だが、近年は増えており、09年には届け出数が1823件だったものが、19年は3551件と10年で1.95倍に急増している。届け出は主に夫に先立たれた妻が多いという。平均寿命が長い女性は、夫の死後に関係を解消し第二の人生を生きる選択をしているわけだ。

「子どもや夫側(配偶者側)の許可は一切不要です。提出したことも親族に通知されません。メリットとしては、姻族関係終了届を出しても亡くなった配偶者の遺産相続はできますし、遺族年金ももらえます。生前から不仲だったが経済的事情で別れられなかったり、周囲の目を気にして離婚に踏み切れなかった方が利用しています」(弁護士の山口宏氏)

 デメリットとしては取り消しができないので、元配偶者側の法要などへ参加ができなくなったり、万が一生活に困っても義理の実家には援助が受けられなくなる。この程度なら死後離婚を考えていた人にとって問題ではないが、子どもがいる場合は注意が必要だ。

「子どもと配偶者の親族との関係は続いているので、子どもに相談なしに籍を抜けると揉める可能性があります。義父母の代襲相続の問題や子どもが義理の親族から『あなたの母親(父親)はうちを捨てた』と非難されることがある。もっとも、子どもにも『お父さん(お母さん)が亡くなってなぜ、わざわざ籍を抜いたのか』と悪く受け取られるかもしれません。子どもとは事前の話し合いは必要でしょう。また『姻族関係終了届』の提出後は配偶者側の親族に一言報告しておくと後々に揉めるリスクを減らせます」(山口宏弁護士)

 夫の方は同じ墓に入るのは当たり前だと思っているだろうが、自分の死後は“他人”となり、あの世でも関わりたくないと準備しているかもしれない。

 ちなみに、橋田さんは静岡県にも別のお墓を購入しており、自身の分骨と岩崎さんの形見の時計を一緒の墓に入れてもらうことも希望している。


小室圭さんの「背信劇場」に宮内庁激怒 遠のく眞子さまとの婚約と“泥を塗った”お相手

2021-04-24 11:00:00 | 日記

下記の記事は週間女性プライムからの借用(コピー)です

「小室さんにとって想定外のことが起こっています」
 そう話すのは、宮内庁関係者のひとり。
「たしかに小室さんは、金銭トラブルの経緯についての文書を発表し、秋篠宮さまが求められていたトラブルへの対応を“見える形”にしました。内容や国民からの反発はともかくとして、形式上の対応は取ったわけです。
 その4日後には代理人を通じて“母の元婚約者に解決金をお渡しする”と表明し、問題解決を図ろうとした。しかし、元婚約者は解決金の受け取りをまさかの拒否。混沌とした状況になったことで、一般の結納にあたる『納采の儀』はおろか、眞子さまとの結婚も暗礁に乗り上げ始めているのです」(同・前)
 おふたりは30歳になる今秋に結婚したいというお気持ちが強いと言われており、スケジュールを逆算したこのタイミングで、小室さんは怒濤のごとく動き出した。
 しかし、結婚するにあたって最大の障壁である金銭問題を強引に解決させようとした結果、元婚約者や宮内庁の怒りを買い、そして“皇室のトップ”にも泥を塗ってしまったというのだが─。
文書の内容に真偽を疑う声も
計28枚、4万字超に及ぶ文書はまるで論文。内容の矛盾を指摘され、「納得できない」との声が相次ぐ
 ある皇室ジャーナリストが一連の“小室の乱”をおさらいする。
「4月8日、小室さん母子の代理人を務める上芝直史弁護士を通じて、計28枚の“新・小室文書”を公表しました。
 文書の概要が4枚、本文が11枚、本文内容を補足するための脚注が13枚という構成。
 小室さんがなぜこれまで沈黙を貫いていたのか、'19年1月に公表した文書に関する弁明、金銭トラブルに対する小室さん母子の認識など、具体的に説明されていました」
 元婚約者である竹田さん(仮名)から受け取ったお金の日時や意味合い、婚約解消時とその後のやりとりなど、事細かに記載された“論文”。
「テレビ番組のコメンテーターや、ネット上では“長すぎる”といった感想が噴出していましたけど、実は小室さんが最初に作成した文書は、公表された完成稿よりも多かったそうです。
 それに驚いた周囲の関係者が“スリムに削った”のですが、それでも28枚にするのがやっとだったと聞きました」(皇嗣職関係者)
本誌が小室家の金銭問題をスクープしたことで婚約が延期されてから、国民による批判が日に日に増して、彼にも“鬱憤”がたまっていたのかもしれない。彼の感情が色濃く出たのが次の箇所である。
「《借金でなかったものが借金であったことにされてしまう事態を受け入れることはできない》という部分がありますが、これは母親である佳代さんの意向も強く反映されていたといいます。
 圭さんは以前から、解決金を支払って和解するという選択肢も考えていた。しかし、これまでまじめに生きてきた自負の強い佳代さんが“どうしても借金だと思われたくない”という気持ちを曲げられなかったのです。
 そんな母親の意向を無視できない圭さんは、文書では解決金という手段を選ばなかった」(同・前)
金銭トラブルの当事者である小室圭さん母・佳代さん
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 “新・文書”を読んだ象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の准教授・河西秀哉さんは、次のような感想を述べる。
「金銭問題に関する事実関係を丁寧に説明していましたが、長くて読みづらく、何よりも国民に伝えようという気持ちが感じられませんでした。
 裁判資料を読んでいるような感覚で、概要も要約になっているとは思えず、余りにも自己主張が強かったので、読み進めるのに苦労したのが正直な感想です。
 脚注も多く、法律論で元婚約者を追い込むような内容で、録音テープの存在を明かしたのも訴訟をちらつかせているような表現に思えました」
 録音テープの存在は、小室さん母子にとっては“切り札”だったのだが……。
「竹田さんが婚約解消を申し出た際、佳代さんが“支援いただいたぶんを清算させていただきたい”と打診したとのこと。その際、“返してもらうつもりはなかった”という竹田さんによる発言の録音が存在していることを文書内で20回以上も書き連ねています。眞子さまも、この録音の存在を知ったことで小室さんを信用されてきたのでしょう。
 しかし、文書に会話のやり取りの前後は記載されておらず、文脈は不明。さらに竹田さんが返金を求めた後、小室さん母子と対面した際に“(お金を)差し上げます、と言った覚えは1度もない”という音声データが報じられ、小室さんが咄嗟に録音したというテープの真偽を怪しむ声が上がっています」(前出・皇室ジャーナリスト)
 自信満々に見える小室さんが執筆した文書は「秋篠宮さまが求められたものではない」と、河西さんは語る。
「特に気になったのは'19年1月に公表した文書の中にある《解決済みの事柄であると理解してまいりました》という表現は現在完了形ではなく過去完了形であり、“みなさんが読み違えている”と主張しているように感じた点です。
 自分の表現が誤解されたのであれば“誤解されるような表現を使って申し訳なかった”と述べるべきだと思います。
 最後の部分には《理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです》とありますが、秋篠宮さまは“多くの人が納得し喜んでくれる状況”になることを求められているのであり、真逆の考え方だと感じました」
約30年にわたり、秋篠宮さまと親交がある『毎日新聞』編集委員の江森敬治さんにも、文書の感想を聞いた。
「小室さん側の一方的な主張と自分たちを正当化する内容に終始しており、肝心の金銭トラブルを解決する具体策はありませんでした。
 元婚約者や国民がこの文書を読んで、どう感じるのかを小室さんがきちんと考えられているのかが疑問でした。お世話になった方なのであれば“その節は大変お世話になりました”というひと言があるべきで、そういった誠意がなかったのは残念です」
 殿下が対応を求められてから、問題を長期間放置していたことも、国民が反発する理由だろう。
「秋篠宮さまとしては、話し合いにしろ解決金にしろ、金銭トラブルをスピーディーに解決させ、国民にも理解してもらい、納得させてほしかったのでしょう。
 この問題が報じられてから、宮さまは会見で“相応の対応をしてほしい”とおっしゃっていたのに、小室さんは長い期間にわたって問題を放置し続けていました。やっと文書を発表したと思いましたが、期待に応えるような内容ではなく“本当に眞子さまと結婚したいのか”という疑問を国民は感じているのではないでしょうか」
元婚約者の“譲れない一線”
“新・文書”公表から4日後、文書で綴っていた言い分を翻して、渡したいという解決金。ただ小室さんは留学中で収入はなく、佳代さんは月に数回、洋菓子店に勤務する程度。お金に余裕があるとは思えない。
「小室さん側は解決金として、竹田さんが貸したと主張する409万円とプラスアルファの金額を想定しているそうです。これは“支援してもらったことに対する感謝の気持ち”だと話しています。
 ただ、留学の生活費用を日本で勤務していた都内の法律事務所から支援してもらっている小室さんには、そんな大金を出す余裕はないはず。
 秋篠宮家のお手元金や、皇室を離れた後の眞子さまが品位を保つために支払われる一時金を使うことなどありえない。そうなると、解決金はどこからか“借金”をして捻出する方法が有力視されています」(前出・宮内庁関係者)
 小室さんとしては「お金を返せば竹田さんも納得し、この問題は終わる」と考えていたのかもしれない。
 しかし、小室さんの想定どおりにはいかなかった─。
「4月16日に発売された『週刊現代』で再び、竹田さんがコメントを寄せました。
 解決金に関して《私はもう400万円の返金は求めていません。解決金を仮に提示されたとしても、受け取るつもりはありません》と、小室さん側からの“提案”を拒否したのです」(皇室担当記者) 
「眞子さまと圭くんの結婚は邪魔したくない」との意向を持ち続けていた竹田さんだが、解決金を受け取らなければ金銭問題は解決せず、結婚の障壁は残り続けてしまう……。
 竹田さんの真意を知るため、代理人に話を聞いてみると、彼の“苦悶”ぶりを慮る。
「解決金の提案から、そう日をあけずにした今回の告白は、あくまで“現在の気持ち”にすぎないと思います。
 私としても、解決金を受け取らないことで眞子さまと小室さんのご結婚が遠のくという見解があることは理解していますが、竹田さんがそういった考えにまで至っているかはわかりません。
 いずれにせよ、今回の選択は苦渋の選択を強いられて、悩んで出した答えなのでしょう」
 お金を受け取らない選択をした理由のひとつには、竹田さんの“譲れない一線”があるのかもしれない。
「自分たちが正しく、竹田さんに非があるような“自分本位”すぎる文書が連絡もなしに公表されて困惑し、憤りを感じてもおかしくありません。
 竹田さんは返金を願っていたと思いますが、いちばんは佳代さんと会って、過去の支援に対して感謝の気持ちをひと言でも伝えてほしかっただけなのではないでしょうか。
 将来の家族が困っていたから必死で支援していたのに、今回の文書で自分が悪者にされたことは、竹田さんにとって耐えがたい悲しみだったと思います。今さら小室さんの都合で、解決金をもらって問題を終わらせる選択をしないのは当然でしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
宮内庁にとどまらず“皇室のトップ”にまで波及する影響
秋篠宮さまは眞子さまの意向も反映された小室さんの新文書を「努力が見えた」と受け止められたという
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 小室さんの“アテ”がはずれ、竹田さんとのトラブル解決はほぼ不可能に。しかも、一連の“小室劇場”に怒りを覚えているのが、皇室を日々支える宮内庁だという。
「宮内庁長官ですら、解決金の話は発表当日に知ったというのです。宮内庁の上層部からは“なぜ文書に解決金の話を盛り込まなかったのか”と、不満の声が上がっていました。
 小室さんは、文書と同時に解決金の意向を出すと、自分たちの主張が伝わりづらくなると判断したのだと思います。つまり、“いったん自分たちの主張を理解してほしい”という“エゴ”により、宮内庁のトップである長官にも、伝えていなかったのでしょう」(別の宮内庁関係者、以下同)
 昨年12月の定例会見で「小室さん側は説明責任を果たすべき」と苦言を呈し、上芝弁護士には「自分たちから発信してほしい」とアドバイスまで行ったという西村泰彦長官。
「文書公表の当日、長官は急いで読み込んで定例会見に臨んだと聞いています。
 しかも“非常に丁寧に説明されている”“理解できた”といった、一定の評価までしていました。上芝弁護士と面会して“発信”を促した手前、文書を否定するわけにはいかなかったのでしょう。
 しかし、秋篠宮さまが求めていらっしゃるのは、これまでの経緯を目に見える形にして問題を解決すること。
 文書に記されたのは途中経過の報告にすぎず、解決金を払う意向があったなら、最初から盛り込むべきでした」
 長官の面目はつぶれ、その影響はついに“皇室のトップ”にまで波及した─。
「実は新・文書に“天皇陛下や秋篠宮さまに対する謝罪”がひと言もなかったことで、宮内庁の内部では激怒する声が上がっているそうです。
 陛下は今年2月のご自身の誕生日会見で、長引く結婚問題に言及せざるをえない状況になり、殿下に至っては会見を行うたびに、小室さんに対して相応の対応を望まれていました。
 計28ページの文書であれば、自分の主張だけではなく、陛下と殿下に“ご心配やご迷惑をおかけして申し訳ありません”といった言葉があって然るべきでしょう。
 これは“天皇陛下に泥を塗った”と同義ですし、皇族の結婚相手としてありえないですよ……」
 眞子さまと小室さんは国民からの反発があろうとも、今回の文書で結婚成就へのプロセスを踏めると見込まれていたのかもしれない。しかし、
「文書公表から解決金の意向を表明するまでの流れが悪く、国民感情を逆なでする結果となりました。儀式を経ずに強行結婚するという“前例”を作りたくないはずの宮内庁ですら、陛下と殿下に対しての敬意が感じられない小室さんにあ然としています。
 実際、殿下の意思で行うかが決まる『納采の儀』に関する話は、宮内庁の中ではいっさい出ておりません」
 おふたりは新・文書での“背信”により、結婚への道が開けるどころか、暗中模索に陥ってしまったようだ─。


ココアフラバノール 脳血管を活性化、認知機能も向上&納豆で免疫力アップ?

2021-04-24 08:30:00 | 日記

下記の記事は日経グッディからの借用(コピー)です   記事はテキストに変換していますから画像は出ません

ココアに含まれるフラバノールを高用量摂取すると、脳の血管の機能が活性化され、同時に一部の認知機能も向上することが、英国で行われた小規模な無作為化試験で明らかになりました。
フラバノールは、ポリフェノールのなかで最もよく知られているフラボノイド系化合物の一種です。緑茶の成分としてよく知られているカテキンやエピカテキン、エピガロカテキンなどがフラバノールに分類されます。フラバノールは緑茶のほか、ココア、ベリー、ブドウ、リンゴ、紅茶などにも豊富に含まれています。
これまでに、フラバノールを摂取すると手足などの末梢血管の機能が向上することや、加齢による認知機能の低下を防ぐ作用を持つ可能性が示唆されていました。そこで今回、米イリノイ大学のGabriele Gratton氏らは、若く健康な男性を対象に無作為化試験を行い、フラバノールが脳血管の機能と認知機能に及ぼす影響を調べることにしました。
腎臓が悪いと認知機能も下がる 若いうちからケアを
ポリフェノール摂取量多い人 死亡リスク低さ明確に
フラバノールを多くとると、脳の「酸素化」がより強く起こる
試験に登録したのは、普段タバコを吸わず、脳、心臓、血管、呼吸器の疾患を持たない18人(18~45歳、平均年齢23.9歳)の男性です。若く健康な人々を選んだ理由は、フラバノール摂取後に何らかの変化が見られれば、フラバノールによる影響と見なせる可能性が高いからです。
まず、フラバノールの摂取が脳血管の機能に影響するかどうかを検討するため、対象者に二酸化炭素を5%(通常の濃度の100倍)含む空気を吸わせて、脳の血液中の二酸化炭素濃度がフラバノール摂取前後にどう変化するかを調べました。二酸化炭素濃度の濃い空気を吸うと、血液中の二酸化炭素濃度が上昇し、酸素濃度が下がります。このとき、健康な血管は、脳への血流を増やしてより多くの酸素を送り、二酸化炭素を追い出す(=酸素化)ことでこの事態に対応します。そうした変化がどの程度みられるかを観察したわけです。用いたのは機能的近赤外分光分析法で、これにより、脳の皮質部分の酸素化ヘモグロビン(酸素と結合しているヘモグロビン)と脱酸素化ヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビン)の量を測定しました。
参加者は、最初に二酸化炭素を5%含む空気を吸い、この検査を受けました。続いて、フラバノール含有量が多いココア(高用量ココア、フラバノール681.4mg)またはフラバノールをほとんど含まないココア(低用量ココア、フラバノール4.1mg)を飲み、2時間後に再度同じ検査を受けました。さらに2週間以上経過した後に、初回に高用量ココアを飲んだ人には低用量ココアを、初回が低用量ココアだった人には高用量ココアを飲んでもらい、同じ検査を行いました。
その結果、検査を受けた17人のうち13人で、高用量ココア摂取の2時間後に5%二酸化炭素を吸入した後に、酸素化ヘモグロビンの量が大きく上昇していました。上昇幅は、低用量ココア摂取後に同じ実験をした場合の約3倍でした。また、吸入から酸素化ヘモグロビンの増加が始まるまでの時間は、低用量ココア摂取後より高用量ココア摂取後のほうが約1分短く、高用量フラバノールの摂取により、脳の酸素化の反応が、より強く、より素早く生じることが明らかになりました。このような反応の違いは、脳画像検査でも確認されました。
一部の認知機能テストの成績も向上
次に、フラバノールの摂取が認知機能に及ぼす影響を調べるための検査を、ココア摂取後2時間の時点で行いました。検査に用いたのは、日本で脳トレ(脳トレーニング)の1つとしてテレビなどでも紹介されることが多い、色読みテストです(下図参照)。評価は、解答の正確さと、問題を解くために要した時間に基づいて行いました。
すると、18人中14人において、ココア摂取前および低用量ココア摂取後と比べて、高用量ココア摂取後に成績が向上していました。ただし、成績が良くなったのは、最も難しい(4)のダブルストループテストだけでした。
残りの4人には、認知機能検査の結果に高用量フラバノールの影響は見られませんでした。これら4人には、高用量ココア摂取後に、脳の酸素化の有意な上昇も見られていませんでした。4人について著者らは、「ココアを摂取する前から酸素化レベルが高かったために、ココアによるさらなる改善の余地が少なかった可能性はある」との考えを示しています。
得られた結果は、フラバノールが、迅速かつ強力に脳の血管の酸素化反応を誘導すること、それと並行して、より高レベルの認知機能を求められた際の解決能力を高めることを示唆しました。
脳の酸素化の不調は高齢者に多く、心血管疾患や認知症のリスクが高い人にも認められます。「高用量フラバノールがそうした人にも利益をもたらすかどうかを、今後検討する必要がある」と著者らは述べています。
なお、今回用いた高用量フラバノールココアによってもたらされた利益が、チョコレートを摂取した場合にも同様に見られるかどうかは不明です。チョコレートに加工される際にフラバノールの含有量が低下すること、チョコレートの摂取量が多くなれば、糖分と脂肪分の摂取量も増えることを考えると、効果が得られる量を日常的に摂取するのは困難です。著者らは、「ココアにこだわらず、フラバノール含有量の多い食物(ブドウ、緑茶、リンゴ、ベリーなど)をいろいろと摂取するほうがよい」との考えを示しています。
論文は、2020年11月24日付のScientific Reports誌電子版に掲載されています[注1]。
[注1]Gratton G, et al. Scientific Reports volume 10, Article number: 19409 (2020)
[日経Gooday2021年3月15日付記事を再構成]
大西淳子
医学ジャーナリスト。


下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です

「体に良さそう」と多くの人がイメージする食品、納豆。最初の緊急事態宣言が出された昨年4月は、記者が住んでいるエリアのスーパーでは「納豆がめちゃくちゃ売れている」と耳にした。消費者庁は「(食品などの)ウイルスに対する効果を裏付ける根拠は認められていない」としていたが、それでも多くの人の頭に「発酵食品を食べたら免疫力が上がりそう。とりあえず納豆を食べておこう!」という気持ちがあったのだろう。

「タカノフーズ」のホームページによれば、納豆1パック(45グラム)には、免疫機能を健全に保つビタミンB6が銀杏80粒分、筋肉源になるタンパク質が牛肉肩ロース45グラム分、血圧を下げるカリウムがトマトジュース5分の3缶分、貧血対策の鉄分が牛レバー40グラム分、余分な脂肪排出に役立つ食物繊維がニンジン2分の1本分……。

 とにかく、1パックにさまざまな栄養素がギュギュッと凝縮されているのだ。時間がない時はご飯にそのままかけて、余裕があるならオムレツやチャーハン、パスタの具材に。活用の幅が広いのも納豆の魅力だ。

追記: タカノフーズの納豆については下記を利用してください。極小粒(45グラム)は業務スーパーの人気商品で安い。他のスーパーではあまり見かけません。
http://takanofoods.co.jp/fun/nattoeiyo/