富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

避難指示区域の見直し住民説明会

2013-02-16 15:58:42 | 東日本大震災・津波・原発事故
富岡町の避難指示区域の見直しについて、
住民説明会がお茶の水にて開催されるというので参加してきました。
平成25年(2013)2月13日(水)午後1:30~3:30まで、
富岡町役場からの説明会と質疑応答があり、
その後、東京電力から、発電所の状況や賠償についての説明会が、
5:30まで開催され、首都圏近郊の富岡町民約400名が参加しました。

富岡町は3月中に3つの区域に見直しされるそうです。
区域の見直しは町民の避難指示を解くものではなく、
生活環境を復元するために、警戒区域を解除し、
各種作業が適正かつ容易に行えるように
町内を区域分けするものだという説明でした。
①帰還困難区域(年50mSv超、立入規制あり、バリケード設置)
②居住制限区域(年20~50mSv、立入規制なし)
③避難指示解除準備区域(年20mSv以下、立入規制なし)
いずれも、宿泊は不可、避難指示継続。
避難指示解除準備区域の線量が、近隣の町村に比べ高い数値を示していて、
決して早く帰還出来るような状況ではないとの事。
インフラ整備や除染に最低5年はかかるという。

新聞やテレビ等で聞かれる報道とは違い、実際に説明会に参加してみると、
故郷に帰る事が容易でないという事が実感として伝わってきました。
説明会まで来ることが出来なかった両親の分の資料をもらい帰路につきました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 兎のお雛様 | トップ | 手術成功! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

東日本大震災・津波・原発事故」カテゴリの最新記事