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かーたん日記

日々の事や猫の事など、とりとめのない話ばかりです。

お豆腐の和らい

2010年06月26日 | 狂言
今回の公演、なんと言っても目玉は最後の演目でもある、新作狂言で逸平君作・演出の「かけとり」

後見の島田さんが途中、茂さんとともにエアー囃子と言うことで(今回の企画のテーマが「つもり」・・・つまり何かの振りをすると言うことでしたから)口でお囃子の真似(茂さんは笛、島田さんは太鼓や鼓のまね)するところで会場は大爆笑。

最後の附祝言のときですら、謡いながら鼓や太鼓をたたく真似をしながらで、劇中に拍手喝采や、附祝言で笑いが起こった公演は初めてでした。

今日の公演である意味一番のおいしい部分を持っていったのは、島田さんだったかも。

ちなみに、先日茂山狂言会からポイントカードが届きました。

なんでもポイントが貯まるとグッズがもらえる等の特典があるそうで、公演先でポイントが加算されるとか。

今回も会場内で茂さんと千三郎さんがポイント押印係をされていましたので、私も押してもらいました。(茂さんに)

ポイントカードになんかシール跡のテープがこびりついていたのですが、それも丁寧に取ってくださいました。ありがとうございました。

ちなみにお豆腐の和らいは、自主公演なので2ポイント分押してもらえるそうです。

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ありがたく頂戴します

2010年05月17日 | 狂言
昨日観に行ったばかりの野村家のファンクラブから、なにやら封筒が届いておりました。なんだかいつもの会報とは違う様子。

だって、妙に厚みがあってゴワゴワしてるんだもの。

開けてみたら、中には渋い色のエコバッグが。なかなかいいサービスじゃないの。

マチは狭いけど、大きさ的には月末の仕事用にちょうどいい大きさ。今度試しに使ってみよう。

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狂言ござる乃座 in NAGOYA

2010年05月16日 | 狂言
今日は、狂言ござる乃座を観に名古屋能楽堂へ。

写真は能楽堂の裏側部分。このすぐ近くには・・・・

結構大きな加藤清正像が堂々と鎮座。顔は日陰になってしまって分からなくなってしまったが・・・・。

この像の裏を見ると、なんでも名古屋城建造に大きく貢献したと言うこと、カゴメ株式会社(あのケチャップの会社ね)の創立80周年記念に作られた像と言うことが書かれていた。

会社の創立記念の像をなぜ会社に置かないのか。そもそも会社の創立記念の像でなんで加藤清正になったのか。と、いろいろ疑問はあるものの、まあ結構立派なのでいいか。(後方に小さく写っているのは、名古屋城。名古屋能楽堂はお城のすぐ近くにあるの)

で、肝心の狂言の方。萬斎さんの長男・裕基くんの出演する舞台を観るのは今回が初めてということで、ちょっと楽しみにしてました。

しかし、その演目は二人袴・・・・しかもムコの役。狂言の場合、年齢的に不自然な配役ってのは結構あるけど、今回のこれは特に無理があるんではないかと。まあいいや。

この演目は、平たく言えばちょっと頭の弱いあほボンなムコとその親(配役によっては兄や祖父にもなる)コミカルなやり取りが笑えるのだが、裕基くんはまだまだ幼いお子さんなので、台詞を覚えてしゃべるのでいっぱいいっぱいで、表情がまだない。

台詞回しも棒読みで感情がこもっていない。

無表情と棒読みでいくら面白い台詞を言ったとこで、当然のことながら笑えるわけはなく(周りのお客さんは笑っている人もいたが、それは子供の可愛さゆえだと思う)、やはりこの演目は早かったのでは・・・・と思う。

しかし、何事も経験を積んでこその上達なので、これはこれで必要な経験のひとつだったのでしょう。

がんばれ!!

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春狂言2010

2010年05月03日 | 狂言
さて、1人大阪へ乗り込み観に行った肝心の狂言の方。

会場へ行く前に、ちょうど昼時だったので新大阪の構内にある「五右衛門」でたらこのカルボナーラを食べて満腹になったのが災いして、能楽堂内が空調で快適だったことも手伝って、始まる前から眠気と戦い・・・・。

始まってからも所々とうつらうつらとしてしまい、せっかくの狂言の記憶が断片的になってしまいました。

・・・・こういうときに限って、席が前の列なんだなあ。

千作さんは、貰聟で舅の役という事で(この演目で舅は最後に娘に足を取られて倒れるため)大丈夫かと心配でしたが、立ち上がるときに補助が要る以外は見事に演じられてましたし、台詞回しもしっかりとしていて、笑いもしっかり取られてました。

逆に心配だったのは千之丞さん。

最初のお話を担当されてましたが、以前にも増して声がかすれてしまっていて聞き取りづらく。おまけに話の最中しょっちゅう咬んだりいい間違えたり。

独吟は立派にこなされていたのですが、ここの所、急にお年を召された感じが表に現れてらっしゃるので、ちょっと心配です。

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今頃知った

2010年04月15日 | 狂言
粟根さん目当てで取ったリリパの舞台チケット

チケットを見ただけでは気づかなかったけれど、劇団の公演情報を見て初めて気づいた。

もっぴーも出るのね。

知らんかったわ。

でもこれで、俄然観に行くのが楽しみに。イベント回のチケットだしね。

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新春 天空狂言 2010

2010年01月04日 | 狂言
あれだけ長いと思った正月休みも、年を越した途端にあっという間に過ぎ、気づいてみればもう最終日。早いなあ・・・・。

さて、日付は変わりましたので昨日になりますが、お正月恒例の天空狂言へ行ってまいりました。
いつもなら泊まりでいくのですが、よくよく考えたら翌日が休みなんだから、夜遅く帰っても大丈夫だろう、ということで今年は日帰りで。

一番最初は、童司くんのお話から。

本人曰く今まで散々正月のお話しをしてきて特に話すことがないので、何てことはない四方山話を・・・・とのこと。

年末年始と散々だったようで、年末に携帯が真っ二つにわれ、その後、他にも何かトラブルがあったようだけど・・・それは忘れました。

そして、年始の挨拶にお辞儀したときに逸平君の背中にぶつかり、メガネが折れて・・・・と、いろいろな物が壊れっぱなしだったとか。

で、童司くんは私物が折れっぱなしで、モッピーこと宗彦君は自分の足を折った・・・・と、宗彦君はオチ扱い。けが人なのに。

なんでも、前日の公演で足を折っちゃったらしい。ちなみに代役は逸平君でした。

さて、今回の番組は「魚説経」「止動方角」「福の神」。

魚説経は、文字通り魚の名前をもじった説経ということで、ダジャレに近いせいかとてもわかりやすいうえに面白い。

止動方角は確か前にも観た事があって、やたら長かった記憶のみであまり面白いイメージはなかったけど、今回はとても面白かった。

茂・正邦兄弟による、太郎冠者と主人とのコミカルな主従交代振りと、島田さんのリアルな馬の動きと泣き声が、とても絶妙。

ただ、伯父を演じた千之丞さん。去年辺りからちょっとあれ?とは思ったんですけどね。

座るときにひざをドンッと打ち付けてしか座れなくって(正座するときにひざから静かに座れなかったの。それだけ脚力が弱ってきたのか・・・・)、その様子が千作さんと似ていたので、いや~な予感がしたんだけどやはり。

丸石さんの補助がないと立ち上がれない状態に。声にしても声量は申し分ないけれども、声質自体以前よりつやがなくなって若干ハスキーに。お顔も前はツルンッと丸かったのに、若干しぼんだ感じ。

ちょっとショックを受けました。千作さんだけではなく千之丞さんまで・・・・でも、よくよく考えたら、千之丞さんも御歳86歳ですから。現役でやれるだけでも立派なんでしょうが・・・・。

そして最後の福の神。

一番心配な千作さんが登場です。

動きはどうしても覚束ない所はあったけど、今回はちゃんと入れ歯も直したのか、台詞回しもしっかりして(以前は入れ歯が外れまくりで台詞が聞き取りづらかったですから・・・・)、何よりあの福福しいお顔が福の神の衣装にぴったりで。

舞の方は相変わらずいすに座った状態ではあったけど、最近の中では比較的安定した動きだったし、笑いもたくさん起きてたので、全体的にはよろしかったのでは。

ただ、演目の時間がえらく短く感じたけど、ひょっとして千作さんの負担にならないように、ショートバージョンにしたのかしら?

ま、とにかく番組表に「天空狂言で初笑い!」と書いてあるとおり、いっぱい笑わせていただきました。

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ござる乃座

2009年10月10日 | 狂言
行きたかった・・・・久しぶりの生の狂言、この目で観たかった・・・・・。

まさか、当日になって風邪をひくとは・・・・・

先週、妹とその友達とで食事会をしたとき、友達が風邪をひいていて、妹がそれを移され、今週に入ってから微熱や喉の痛みを訴えていた。

そして、今日。

私も喉の痛みが。この痛みはヒリヒリやズキズキではなく、喉がボワ~ンと腫れたときの痛み。

私の場合、この痛みが来ると、その日の夕方には高熱が出る。

そうなる前にと、医者へ行き薬をもらいました。

はあ~・・・・。



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お豆腐の和らい・2009

2009年05月09日 | 狂言
今年のテーマは「TRANSLATOR」・・・・直訳すると翻訳者。

ようは、いつもは番組表で解説してくれるところを、通訳と称して役者さんが演目ごとにこと細かく(番組表より詳しく)解説してくれるのよ。

ちなみに、今回の企画の発案者は逸平君らしいですわ。

以前、テレビに出たときに狂言に出てくる(昔の風習を表した)しぐさが、今の人にはなかなか分かってもらいにくい・・・・と悩んでいた彼らしい企画ではないでしょうか。

が!!

今回はノートを模したパンフに、解説を書きとめる形式。筆記用具が要るのならば事前に教えてほしかった。いや、あらかじめ持参している人がいたから、ひょっとしたらどこかでお知らせしていたのかもしれん。私が見逃しただけかも。

で、会場でも忘れた人用に鉛筆が配られていたらしい。

しかし、それならば開演10分前になってから知らせるんじゃなくて、開場と共に呼びかけてほしかった。

それを知ったときには私はすでに席に着いてしまっていたし、周りもすでに他の客が座ってしまった後で、その人達をどけて席をはずすことが出来なかった。

その後、開演後に挙手で役者さんたちが鉛筆を貸してくれるというシステムもあったが、集団の中で手を挙げるのがとことん苦手な私にとって(その事によって他人の視線にさらされるのがだめなんだ)、土台無理なシステムでした・・・・ま、それは私の勝手だけど。

とにかく、筆記用具がいるのならば、いつもチラシの束に挟んでるプラスチックの鉛筆を付けておいてほしかった。

あと、今回の解説は千三郎さんだったんですが、時々今回の演目の台詞の中で聴きなれない言葉を、こういう漢字で書くんですよ、と、紙に書いた漢字を見せてくれるんだけど、字が小さすぎて私の席(前から12列目・ちなみに視力はメガネをかけた状態で1.0)からは、全然見えませんでした。

髪はB5サイズで、まだまだ余白のある大きさだったので、できれば紙いっぱいの大きさで書いてほしかった。私で見えないんだから、私と同じくらいの席にいたお年寄りは多分もっと見えていないと思う。

狂言自体は、3本ともとっても面白かったですよ。

私の中では、特に最後の「神鳴」が面白かった。神鳴(正邦)と医師(丸石)のコミカルなやり取りがとってもよかったです。

強面の神鳴が迫力のある登場をした直後の(地面に落下して、腰をしたたか打った設定なので)、「痛・・・」や、医師が針を刺す時の「ブス・・・・」は、とても気の抜ける言い方で面白い。

解説が長かったせいもあってか、公演時間もいつもより長い2時間超。でも、最近の公演の中では一番充実したんじゃないかしら。

最初に文句ばっか書いてなんだけど。

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春狂言

2009年04月18日 | 狂言
今日の演目は「三番三」「文相撲」「腰祈」

「三番三」の舞は現在高齢での連続上演記録を更新中の千之丞さん。でも年齢(85歳)とは思えないほど力強い足踏みと、迫力のある笛や太鼓の演奏がとても良かった。

私はどちらかというと、舞やなんかはあまり興味がないんだけど、今回はじめて夢中になって見入りました。

二番目の「文相撲」、申し訳ありません。急に眠気が出てきてしまって、寝ないようにするのが精一杯で、集中して見る事が出来ませんでした。

最後に「腰祈」。祖父役のあきらさん、腰の伸ばし方がクネクネしてとても面白かった。

山伏役の正邦さん、お父様の千五郎さんもよく山伏を演じられるんだけど、術を唱えるときの正邦さんの声が、千五郎さんによく似てきましたねえ。

今回の演目、全体的にとても満足でした。

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今更ながら・・・・

2009年04月02日 | 狂言
逸平君はご結婚されていたんですね。

いや、今年の正月の天空狂言の時にOPのトークが逸平君でして、そのトークの中で「嫁」と言う言葉があったと妹が言っておったので、ひょっとしてとは思っていたんですが・・・・・。

ご長男も1月に誕生だそうで、おめでた続きです。茂山家は正邦さんにこのほど3人目の男の子が誕生しているし(長男・次男は双子の男の子)、当分は後継者不足に悩まされることもなく、安泰ですな。

しかし、この事はブログで確認したんですが、この長男誕生の報告以来、更新がありません・・・・たまには更新お願いします。忙しいでしょうが。

18日、春狂言観に行きます。私1人ですが。逸平君は他の舞台で出られないようですが、そちらの方も頑張って下さい。

あ、そうそう。

先月、その逸平君がNHKに出ておりまして。いつもの軽い感じではなく、狂言をこれからの世代にどう分かりやすく伝えていくか、悩める狂言師としての姿が映し出されておりました。

確かに、今と昔とでは文化や風俗が全然違ってきてますから、昔のままの演出だと確かに難しい部分もあるのかもしれませんね。

特に狂言は殆ど小道具がありません。特に背景を示すセットは皆無に等しいですから、その場のシーンは狂言師の動きや台詞のみで表現しなくてはなりません。現代劇のようなごまかしは効きません。

でも、茂山家の公演は事前に配布される番組表や、オープニングのトークである程度の解説をしてくれるので、まだ分かりやすいと思いますけどね。

ちなみに、別の狂言会でやはりOPのトーク中童司君の口からも「嫁」と言う言葉が出たと、妹が言ってるんですが・・・・・もしそれが本当ならば(ていうか、一緒にいたのに、私は一体何を聞いてたんだ・・・・)、彼もおめでたいことになってるのでしょうか?

ただし、こちらは確認ができません。まあ、狂言には関係ないことですね。

あと、モッピーもブログやってたんですね。私ってファンなのかそうじゃないのか・・・・あまりにも知らなさすぎて、今回改めて愕然。

なにぶん私は不器用なので、一度にたくさんのことに目を向けることが出来なくて・・・・。

以前は狂言だけだったからよかったんですが、途中から新感線が趣味の中に加わり、そうなると観劇の方でかなり予算を喰ってしまい、最近はその新感線もDVDが出ていない。

と言うことで、最近はついこの間まで毎週放送されていて、尚かつ未だ週末に再放送をしているドラマ「相棒」にウェイトを置きすぎてしまって・・・・これからは狂言の方にも、もうちっと目を向けるようにします。

狂言はやっぱ生で観るのが一番面白い!!これだけは断言できます。

あ、そうそう。今月いっぱいでスカパー!の京都チャンネルなくなってしまうんでしたっけ・・・・・茂山家の狂言が放送されていただけに非常に残念です。

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