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かーたん日記

日々の事や猫の事など、とりとめのない話ばかりです。

新年会・・・

2012年01月10日 | 狂言
実は、1月に名古屋でも茂山家の新年会が開催されます。

最初は、参加しようかな・・・とも思ったんですが(こんな機会、滅多にないし)、ふとその時に思い出しました。

7年ほど前に一度、名古屋で「茂山家・プチ交流会」なるモノが開催されたことがあるんです。

当時のブログには、有意義で楽しかったと書きました。それは本当です。ファン同士の交流や役者さんと同席しての食事とか、滅多にないことですから。

ただ、同時に肩身の狭い思いをしたのも確かです。
確かに茂山家の狂言は好きです。

狂言を知ってこうやって観に行くようになって早いもので、そろそろ10年ほどになります。

ただ、その時に同席した他のファンの方は、私や妹に比べると狂言に対しての知識がとんでもなく高く、そして熱く語ってらっしゃって、お気楽に観に行っている私たちに色々と話しかけたり聞いてきたりするんですが、基本中の基本くらいの知識しか持っていない私たちには到底上手く応えられるはずもなく・・・・。

私たちのテーブルに同席していた茂さんも、狂言についてそれはそれは熱く語ってらっしゃって・・・・私たちとその場にいた他のファンの方たちとの温度差を感じてしまいました。

もちろん、私たちだって別にふざけて観ているわけではないし、大好きなんですが、それ以上に他の方の真剣度がすごかったんですね。

と言うわけで、今回参加したとして、また周りの方の話しについて行けないと何ですし、今回はやめました。ちなみに、前回の交流会の時、妹も私と同じく肩身が狭かったと言ってました。
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あら?

2012年01月09日 | 狂言
何気にテレビを観ていたら、ワイプ(映像を観ているスタジオゲストが映る、画面の片隅にある四角い枠ね)に見知った顔が・・・・逸平君?

番組表を確認したら、確かに逸平君でした。

番組は、「たけしの教科書に載らない日本人の謎」というもので、内容は日本語の歴史を紐解く番組らしい。

が、出ているなんて知らなかったので最初から観ていないし(茂山家のHPをきちんと見ておけばよかった・・・・)、内容自体は余り興味なかったので、所々観た程度。

が、私が観た限りでは殆どが再現映像等なので、スタジオが映ることは余り無く、少ないスタジオの映像でも他のゲストやたけしが話すばかりで、逸平君の声を聞くことはありませんでした。

多分、彼がゲストとして呼ばれたのは、狂言師として古い日本語を操る立場だからでしょうかね。
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天空狂言2012

2012年01月02日 | 狂言
毎年恒例の天空狂言、いつもは3日目を観に行っていましたが、今回は2日目の今日に行ってきました。

今回の演目は筑紫奥・腰祈・釣針。

ちなみに今回は初めて千作さんが不参加ですが、大丈夫でしょうか。お歳もお歳ですしちょっと心配です。

今回は「釣針」で茂さんの次女の蘭ちゃんが参加でした。

お告げで賜った望みの物が手に入る釣り針で、共に独身の主人と太郎冠者が、妻を釣るわけですが、最初に釣り上げて主人(正邦さん)が娶ることになった妻の役がなんと蘭ちゃん・・・・蘭ちゃんは5~6歳です。役柄がちょっと不自然かな?可愛かったけど。

で、太郎冠者(逸平くん)が何人か女を釣り上げ、その中から妻を娶るつもりだったのですが(残りは主人の妻の付き人など・・・)、全員が醜女という狂言にはありがちなオチが待っているわけですが、こういうオチの場合、女達か頭から着物をかぶり顔が見えないようになっています。

で、その着物を取るとおかめのような面をかぶっているわけですが、七五三さんだけは何と素顔でヘン顔。これは笑いました。

あと、正邦さんがえらく声がガラガラでしたが、風邪でも引かれたのでしょうか。こちらも千作さん同様にちょっと心配でした。

これが現実世界だったら、犯罪ものです。
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ござる乃座

2011年09月05日 | 狂言
土曜日、台風の強風域の真っ直中に行って参りました。

台風による悪天候のため、名古屋城敷地内や周辺の施設が一斉に閉館する中(名古屋能楽堂は名古屋城正門前にあります)、名古屋能楽堂だけは通常通り開館。

ただし、台風の関係で電車が遅れ、お客さんが到着するのが遅くなるであることを想定して、開演時間が10分遅くなりました。

それでも、9割方は席が埋まっている状態。

ちなみに名古屋能楽堂は、他の能楽堂に比べると比較的新しく(1997年完成)、会場も広め(通常300~400席ほどの能楽堂に比べ、名古屋能楽堂は630席で地方自治体の能楽堂としては最大だそうです)

舞台上の松の絵も本来なら老松ですが、ここは老松と若松とで毎年変わります。ちなみに今年は若松。(写真は撮れないので、他から引用させていただきました。問題ありの場合は消しますので、その旨のコメントを入れて下さい)

初めてここを訪れたときは、完成してから10年もたっていなかったので、檜のいい香りがしたもんです(舞台は総木曽檜造り)・・・・あれから8年くらいたっているので、今はもう香りはしませんが。

演目は「蝸牛」「月見座頭」「吹取」

蝸牛は、今までに茂山家で何度も観て参りましたが、最後は確か主人も山伏の術にかかって「で~ん~で~んむ~しむし~」と舞ながら去っていくと記憶していましたが、野村家(和泉流はみんなそうなのかな?)では山伏に「えいっ!」と一括されて倒れ込みはするモノの、普通に去って行ってました。 
月見座頭は、狂言としては珍しく残酷なストーリーかと。

座頭とは盲目の人を表すのですが、その座頭が月見に向かう途中に出会った男と意気投合して、酒を酌み交わしいい雰囲気になるモノの、酒宴が終わってさて帰ろうかという際に、男の方が急に様変わりして、座頭を突き飛ばし笑いながら帰って行きます。

簡単に言えば、身障者に対するいじめです。この演目を観ていて笑っている隣のおじさんの気が知れないんですがね。

正直冒頭は眠くなっていたんですが、男が座頭を突き飛ばしたあたりから目が覚めてしまいました。狂言にもこんな怖い話があったのかと。

そして最後の吹取は7月に行った茂山家の「お豆腐の和らい」でも、入っていた演目ですが、茂山家との大きな違いは、笛を吹く場面で茂山家はもっぴーが笛を吹くまねをして実際は後方でプロの方が演奏してらっしゃったんですが、今回は萬斎さんが実際に笛を吹いてらっしゃいました。

さすが、東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒。笛だけでなく、謡いもうまいですもん。

茂山千五郎家は楽しく、野村万作家は雅な感じですかね。
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お豆腐の和らい’11

2011年07月02日 | 狂言
正月以来、まるっと半年振りの狂言です。

今回のテーマは「十八番狂言会」・・・・最初は茂山家にとっての十八番の演目をやるのかと思ってましたが、そうではなく役者さんにとっての十八番の役のことでした。

名古屋では「八幡前」「吹取」「萩大名」の三番で、三番とも似通った内容。まずはそれぞれのあらすじから。(狂言総合サイト「太郎冠者」内・狂言演目より抜粋)

「八幡前」・・・一芸ある者を聟に取ろうと高札を打った有徳人のところへ、教え手に作を授けられた聟志願の男が出かけて行く。まともに弓を射たこともないのに弓の上手と称し、放生川の水鳥を射損なって、「いかばかり神も嬉しとおぼすらん八幡の前にとりいたてたり(鳥居立てたり・鳥射たてたり)」と、石清水八幡宮に新しく立った鳥居に寄せ合わせた和歌を詠んで、歌道にも達した者となるはずであったが、肝心の歌が覚えられず、ひそかに教えてもらっていた教え手にも最後には見放されて、失敗に終わる。

「吹取」・・・男が清水の観世音に妻乞いの祈願をしたところ、月夜の晩に五条の橋で笛を吹き、その音につれて出てきた女を妻とせよとのお告げをこうむる。笛の吹けない男は、笛の上手なある先輩(何某)に頼んで吹いてもらうと、お告げのとおり被衣(かずき)をかぶった女が現れたまではよかったが、それはとんでもない醜女(しこめ)であった。

「萩大名」・・・在京している遠国の大名がある庭の萩を見物に行くことになり、亭主に歌を所望された時の用意に、萩を詠み込んだ「七重八重九重とこそ思いしに十重咲き出づる萩の花かな」という和歌を太郎冠者に伝授してもらって出かける。ところが、庭を誉め損なった上、太郎冠者に助けられながらも、満足にこの歌を詠むことが出来ない。太郎冠者はあきれて先に帰ってしまい、大名は最後の七文字を思い出せず、ようやく思い出したと思われたところが、またトンチンカンな事(「太郎冠者の向こうずねと鼻の先」)を言ってしまい、亭主に叱られる。
三番組で共通するのは、自分の目的・願いをかなえるために、人の手を借りていること、その結果、最後の最後で失敗に終わっていること。

「八幡前」と「吹取」では、シテ(主人公)の男が嫁を娶ることを目的としているのが同じだし、「八幡前」と「萩大名」はそれぞれのシテの目的は違えども、どちらも知人や太郎冠者からレクチャーを受けながらあまりにも物覚えが悪いこと、あまりの覚えのひどさに相手に見放され失敗するところまでが(詠まれている歌以外は)まったく一緒。

てっきりわざと共通する演目を組んだのかと思いましたが、解説の茂さんいわくわざとこのように番組を組んだわけではなく、このような内容になったのは、単なる「ミス」だそうだす。

その他にも、解説時に歌を詠む役者が歌詞を間違えないように歌を客にメモらせたり、それを聞いていたモッピー(吹取で歌を詠むのはモッピー)が舞台袖から「コラッ!!」と怒鳴ったり、狂言以外でもとても楽しくて。

狂言も、三番とも面白くハズレなしでした。
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にっぼんの芸能 花鳥風月堂

2011年05月13日 | 狂言
NHKで放送されている、古典芸能を判りやすく解説する番組。

ただし、今までのようにアナウンサーまたは司会者とゲストがお堅く解説するのとは違い、所々でドラマ仕立てだったり、アニメのネコが解説したりと、ビギナーや若者を意識した番組構成。

今回は狂言「附子」を解説。狂言の映像が茂山家でした。ただ、予想外だったのはVTRがかなり古い映像だったこと。

このVTRでは、太郎冠者たちを千作さんと故・千之丞さん、主人を千三郎さん、後見をあきらさんが務めていましたが、皆さんとにかく若い。

故・千之丞さんは、髪は薄いながらも白髪は殆どないし、千三郎さんは今以上に髪がボリューミーで、パーマのかかり具合にも時代が感じられました。

あきらさも、今以上にヒョロリと細くて若いわあ。
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新春天空狂言2011

2011年01月03日 | 狂言
今年に入って初めての泊りがけの遠征です。多分、これが最後の泊まりになるかと。詳しくは後ほど書き込みますが・・・・まずは、狂言の方です。

とはいっても、会場に向かう直前に、それこそあとで書き込みみますが、妹から来たメールでトラブルがあり、ただでさえずっと気まづい状態で家を出て、気持ちがあまり晴れていない上に、メールでさらにその気持ちに拍車がかかり、正直あまり頭に入っていなんです。

なので、簡潔になってしまいます。

福の神を演じるはずだった千作さんが、体調不良により降板し、七五三さんが福の神を演じることに。ご高齢だし年末に弟の千之丞さんが亡くなった事で精神的に参ってやしないかとちょっと心配なんですが、逸平くんいわく前の日にすき焼きを食べられる程度で大した事ないとおっしゃってたので、大丈夫かと(個人的の希望も含む)

で、このときの逸平君の話で初めて知りましたが、福の神って元々は福の神の面があって、それを装着して演じられるんですね。

私は千作さんの福の神しか見たことがなく、その時の千作さんは面をつけずに演じられていたので、私はてっきりそれが普通かと思ってました。

千作さんが目が悪いため、面を付けてなかったんだそうです。まあ、千作さんの場合はお顔立ちが福福しいので、面なしでも十分だったんで、まったく違和感ありませんでした。

今回初めて面を付けての福の神を拝見しました。福の神を演じる笑い声は、意外と千作さんに似ていたかと思います。

素袍落は、千五郎さんの酔っ払い振りが最高。長光は中だるみがなく終始面白い・・・・すいません。これくらいしか書けないんです。

とにかくせっかくの舞台でしたが、純粋に楽しむことが出来なかったです・・・。
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千之丞さん、逝去

2010年12月04日 | 狂言
本日、茂山千之丞さんが肝細胞癌で亡くなったそうです。先ほどネットのニュースで知りました。

思い起こせば今年5月の春狂言のとき、声がかすれてて急にお年を召された印象を受けましたが、今にして思えばすでに病気を患っておられたということでしょうか。

さかのぼる事約8年前、茂山家の狂言を知ったきっかけになった演目に出演していらしたのが、千作・千之丞ご両人でした。それ以来、(一方的にではあるが)馴染みのあった方が亡くなるというのはショックです。

ご高齢とは思えない張りのある伸びやかな声は、印象的でした。豆腐小僧のキャラ、愛らしかったです。

三番三の最年長記録も途絶えてしまいました・・・。

ご冥福をお祈りいたします・・・。

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ぬか喜びかよ!!

2010年10月25日 | 狂言
先日、万作の会から公演の先行申し込みのお知らせが届きました。

私が一度生で観てみたいと思ってた「まちがいの狂言」だ!!

公演日はいつ?

・・・よりによって、何で年末のくそ忙しい期間にやるんだよ!!

どうやったって観に行けないジャン!!

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ミスった!!

2010年08月30日 | 狂言
来年の天空狂言、プレオーダーが昨日までだった。

プレオーダーは知っていたのだが、なぜが明日からと勘違い。届いていたメールを今朝見てみたらプレオーダーは既に終わっていた。

あと1日早く確認していたら・・・・くそっ!!

あとはもう一般発売しかない。

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