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かーたん日記

日々の事や猫の事など、とりとめのない話ばかりです。

録画しときゃよかった

2020年03月16日 | 狂言
いつも昼休憩時のテレビは、考えずに気楽に観られる「ヒルナンデス!」にチャンネルを合わせているんですが、今日は京都の特集をしていて、京都の星のやで狂言体験ができるとのことで、そこで登場していたのが、千五郎・茂兄弟とお弟子さんの井口さん。

こういう時に限って茂山家からのメールをきちんと読んでなかったり、公式をチェックしてなかったりで・・・・しまったなあ。

ちなみに年に一度のお豆腐の和らい、去年は他の用事と重なり観ることができず、今年も他の舞台鑑賞と重なり断念(ほかの舞台というのは、上川隆也主演の舞台なんですが、妹がそっちの舞台の方が観たいと主張するので)

いつかどこかで観に行ける機会があればいいんだけど。
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狂言ござる乃座22nd

2019年11月04日 | 狂言
今日は、年に一度のござる乃座。

自宅から名古屋城の能楽堂までは車で30分かかるかかからないかなので、13:00開演に対し、12:00に自宅を出発。

予定通りの時間に着いたのはいいものの、名古屋城の駐車場はただでさえ狭いうえに、周辺に金シャチ横丁等、観光施設が増えたもんだから、駐車場渋滞が発生・・・・今まではこんなことはなかった。

それでも10分ほど待って地下の駐車場が空いたので、何とか会場には時間内に到着。

観光施設を作るんだたら、駐車場の確保も何とかして欲しいもんです。
で、今回の狂言。

全体的にテンポのいい中だるみのない内容でした。

1曲目は「鍋八撥(なべやつばち)」・・・・とある市場に、店に一番に着いた者を市場の代表者にし、年貢等の税金を免除するという旨の高札が掲げられ、鞨鼓(かっこ)売りが一番乗りになったものの、眠っている間に着いた鍋売りがズルをして、眠っている鞨鼓売りの前に座り込んで一番乗りのフリをし、どちらが先に着いたか、高札を掲げた目代の前で謡や舞などで競い合うというもの。

話も分かりやすくなおかつ面白い。

最後、腹ばいになったために自身の腹に括り付けていた鍋が割れてしまったのを見て鍋売り、てっきりと残念がるせりふを吐くと思いきや「(鍋が割れてかけらが増えたため)鍋の数が増えた」といった旨のセリフが予想外で思わずクスッと笑わされました。

2曲目は「文荷(ふみにない)」・・・・主人より寵愛している稚児へ手紙を届けるよう命じられ、届けに行く道中、主人の稚児愛好趣味を快く思っていない太郎冠者と次郎冠者は、交代で手紙を運んだりするうちに、手紙の中身が気になりつい封を開けて読んでしまい、取り合っているうちに手紙を破ってしまう。

今のご時世だと正直気軽に笑っていいものかどうかはわかりませんが、主人に手紙を破ってしまったのを見つかった際の二人のごまかしは面白い。

休憩をはさんだ後は、恒例の素囃子。

今回は「高砂」

新天皇・皇后両陛下の即位のお祝いとエールが選曲の理由ということで、いつもの素囃子よりもかなりアップテンポでにぎやかな曲で聞いてて楽しかったです。

最後は「髭櫓(ひげやぐら)」・・・・大髭の男が大役を仰せつかり、妻に衣装をこしらえるよう命じるも、生活が困窮しているために調達はできない、いっそ髭を剃ったらと言うと、激怒した男は妻を追い出す。

妻は近所の女房を加勢して、男の髭を抜きに来る。

最後に妻が持ってきた巨大毛抜きが、本当に今でも使われている毛抜きと同じ形でびっくり。

どの曲も初めて見たんですが、どれも楽しく見ることができました。
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ご冥福をお祈りいたします

2019年09月21日 | 狂言
今朝、五世千作さんが亡くなったそうです。

先ほど妹がスマホのニュースで知って慌てて教えてくれました。

先日、千作さんが入院のために配役が変わるとのお知らせがあって心配していたんですが、まさかそんなに重い病状だったとは・・・・・。

千作さんとして襲名してからまだ数年しかたっていないのに・・・以前も体調を崩されたことがあったし、ひょっとしてその経緯から千五郎家も現在の千五郎さん(正邦さん)に譲ったんでしょうか。

こういう時に限って、今年のお豆腐の和らいのチケットとらなかったんだよなあ・・・・しまったなあ。

10年以上前かな、名古屋で食事会を兼ねたファンの集いみたいのがあって、会がお開きになった際に一緒に写真を撮ったのがいい思い出です。

ああ、ショックだなあ・・・・。
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狂言ござる乃座inNAGOYA21

2018年09月09日 | 狂言
去年は、人間ドッグの日とかぶってしまい観に行くことができなかった「ござる乃座」。

今年は初めて会員予約で2枚とることができたので(いままでは会員1人に対つきチケット1枚しか予約できなかった)、予約したら見事当たった上に最前列のセンター。

今回の番組は「佐渡狐」「入間川」「千鳥」「素囃子 盤渉楽(ばんしきがく)」「獅子 双之舞 千尋谷落(しし そうのまい せんじんのたにおとし)」

印象に残ったものだけの感想を。

「佐渡狐」では万作さんが登場しましたが、第一声を聞いた時に、以前より声量が落ちたかな・・・・と。

万作さんも、人間国宝で芸達者とはいえ御年84歳・・・・寄る年波には、ということなのか。

「千鳥」は茂山家ともども幾度となく見てきた演目。

表情豊かな演技でで面白い演目では底抜けに面白くしてくれる茂山家千五郎家に対し、野村万作家は所作の美しさや発音の正確さに重きを置き、完成度は高い反面、「千鳥」のように面白い演目でも茂山家ほど笑える要素が少ないのが常でした。

しかし、今回の「千鳥は」しっかり笑えたのと今までに比べると無駄に長くないので中だるみもなく、最後まで楽しく見られました。

「獅子」は今回の目玉だったのかな・・・番組表の表紙にもなっていたし。

親の白獅子とこの赤獅子が出てきて、さしずめ歌舞伎の連獅子のような演目。

演じたのは、萬斎・祐基親子。

ただ、ここでも萬斎さんの年齢を感じずにはいられない大失敗。

二人して、ゆっくりと倒立したのちの足を大開にする場面で、萬斎さんがなかなかうまく倒立ができず支えている頭部がずっと震え、結局倒立に失敗しそのままでんぐり返し。

萬斎さんは慌てず、そのまま何事もなかったように再度倒立に挑戦し何とか成功しましたが、ここでも寄る年波には勝てないか・・・・と感じました。
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無念・・・・

2018年08月19日 | 狂言
今日は、本来ならば花形狂言2018を観に春日井に行く予定でした。

が、当日になって、私が月のモノで体調が悪くなり、妹もここ数日体調不良で、さらには母が前日に鮨屋の段差で派手にすっころんで足首をひねってしまい、ひとりで家に置いておけない状態だったため、泣く泣く鑑賞を諦めました。

去年とっても面白かったので、今年もものすごく期待してたのに・・・・asease
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お豆腐の和らい2018

2018年05月05日 | 狂言
会場は、去年と一緒で名古屋市西文化小劇場・・・・かと思ったら、前日に何気にチケットを見たら名古屋市文化小劇場に変わっていたのに気づいてちょっと慌てました。


でも、自宅から車で行くには今回の会場の方が簡単で楽でした。

今回の会場は、小劇場としては珍しい花道付き。

というわけで、今回の狂言もその花道を十分に利用した演出になってました。
今回のテーマは「新作CLASSICS」

狂言としては新作の部類に入る作品3番が披露されました。

最初は京極夏彦作の「狐狗狸噺(こくりばなし)」・・・文字通り、狐と狗(いぬ・・・と言っても山犬)と狸の化かしあいとはいえ、正確には犬は化けても騙してもいないわけですが。

大半は、出家に化けた狸が繰り返し繰り返し、太郎冠者と太郎冠者が道中で出会った金持ちの家の娘と名乗る女の記憶をなくしては初対面に見せかけて、女から金をせしめ・・・・たはすが、女の正体がキツネだったためろ、その金はいつの間にやら葉っぱになっているというもの。

面白いですが、金をせしめるシーンがひたすら繰り返されるため、ちょっと飽きるかも。

繰り返しは3回が限度かな。

2番目は落語作家の小佐田定雄作の「空桶(からおけ)」題名の通り登場するのはいくつかの空の桶。

その桶の蓋を外すと、曲のイントロが流れてきて、それに合わせて演者がひたすら歌います・・・・これはイントロを歌う後見の方が一番大変だなと。

最後は「死神」

この番組での死神は本来だったらあきらさんが演じる予定でしたが、ちょっと前に肺炎で入院されたとかで・・・・今は退院されているそうですが、まだしばらく安静を言い渡されているために今回は童司くんが演じることに。

以前チラシを見たときは、童司くんは冒頭の解説だけだった記憶があったので、当日の配役表を見たときにおやっ?と思ったんですが、気のせいではなかったんですね。

死神は、ちょっとブラックコメディというか、死にたがっていた男が金目当てに死神を利用して、大金を得たとたんに死にたがらなくなり、でも結局はしっぺ返しで寿命を落とすという何とも皮肉なお話でした。

古典ではないので、初見の人とかでも入り込みやすかったんではないでしょうか。

もちろん狂言観劇歴15年以上の私も楽しかったですよ。

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襲名

2018年04月22日 | 狂言
先週末、ポストに一枚のはがきが。

「来たる12月23日をもちまして、茂山童司が三世茂山千之丞を襲名することになりました」

ほう・・・・って、え?

今は亡き二世千之丞さんの息子さんがあきらさんで、そのまた息子が童司くん・・・・普通襲名と言ったら、父→息子の順だよね?

祖父→孫って珍しくない?(父が存命中にという意味では)

あきらさんはかなり個性的な人だからなあ・・・・ひょっとして我流を貫き通したかったのかしら?
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花形狂言2017冬の大ツアーin春日井

2017年01月29日 | 狂言
今まで花形狂言は、年末の平日に京都で公演されていて、名古屋方面に住んでいる私にとっては(年末で仕事も忙しいし)、とても観に行けるものではありませんでしたが、今回は全国を回ってくれるという事で、愛知県では1月28日の土曜日公演でしかも会場が左春日井市民会館と、自宅から車で30分程度で行けるので、チケットをとりました。

座席は最前列で、キャパ1022人に対し客の入りは7~8割ほどの入り。

名古屋でのSOJA企画の時よりは客の入りはいい気がしました。
番組は上演順に「柿山伏」・「かけとり」・「寄せ笑い」・「home sweet home~旅は道連れ~」・「狸山伏」の5番組

最初の開設の際、逸平君が「古典は柿山伏だけで、あとは狂言と言えるかどうかもわからない」と言っていましたが、確かにそうでした。

「柿山伏」はおなじみなのでここでは説明しません。

「かけとり」は落語を基にした作品で、借金取りに来た人を何とかして追い払おうとする夫婦の奮闘記で、その追い払い方が、借金取りにジュリーの歌を歌わせたりとかなり型破りで客席も一緒になってかなり盛り上がりました。

「寄せ笑い」はかなりシュールで実験的要素のある作品でした。

過去の花形狂言で上演された際の映像がYouTubeに残っているのでそちらでご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Lklskxxed9A

ちなみに動画では宗彦・逸平兄弟ですが、春日井公演では千五郎と童司君でした。

次の「home sweet home~旅は道連れ~」は狂言で必ずと言っていいほど使われる「そうこうしているうちに、はや〇〇に着いた」という手法を存分に生かしたコントで、こちらも非常に面白かったです。

最後の「狸山伏」は千五郎演じる狸の精?がふてくされたトトロのようで、彼の割腹のいい体系だからこそできた役でした。

ひとつひとつの番組が、短めでサクサクとテンポよく進んで、さらにすべての番組が面白かったので、2時間弱の公演があっという間でした。
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茂山狂言会 特別公演

2016年10月16日 | 狂言
昨日は特別な公演、五世・千作と十四世・千五郎の同時襲名披露公演でした。

今日より以前の狂言の記事で登場する千五郎さんが千作さんに、正邦さんが千五郎さんに代わりました。

いつもならば2時間ほどの公演も、今回は特別なので休憩含めて約3時間と、狂言の公演としては異例の長丁場。
最初は、ゲストの野村又三郎さん(和泉流・野村又三郎家の当主)と井上松次郎さん(和泉流・山脇派 狂言共同者)のふたりで演じられた「鬼瓦」

私は野村万作家と茂山千五郎家の狂言しか観たことがなかったので、なんか新鮮でしたね。

次は五世・千作さんと千三郎さん、七五三さんらによる「素袍落」、実は私にとっては初見でして、しかも特別公演のためかどうかはわかりませんが、今回の番組表にあらすじや解説が一切なかったので、しょうじきちんぷんかんぷん。

でも最後の方は七五三さんと千五郎さんのやり取りがコミカルで、あらすじが分からないまでも笑わせていただきました。

次は、十四世・千五郎さんが(正邦さん)演じる、「釣狐」・・・・が、相手役が宗彦さんの予定が、ご本人が体調不良により今公演を降板していたので、代わりに逸平さんが代役。

狐を演じた千五郎さんでしたが、狐の着ぐるみ姿が、かなり恰幅のいいことで・・・・お腹は詰め物していたのかはたまた自腹なのか。

そして最後は「唐相撲」

これは文句なく楽しい演目で、見事なアクロバティックなやられっぷりとデタラメな中国語、かわいらしい子供たちのかわいい熱演と、見どころ満載で大いに笑わせていただきました。

襲名披露公演なんて、めったにない貴重な公演ながら、とても楽しませていただきました。

ちなみに、最近の公演では最後の附祝言である「猿唄」が唄われなくなったんですが、今回の番組表には「附祝言」となっていたので、久しぶりに聞けるかと思ったら、附祝言がないまま終わってしまったので、ちょっと残念でした。
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何とかGET

2016年06月20日 | 狂言
秋の茂山家の襲名披露公演、どうしても諦めが付かなくて、病院で名前を呼ばれるまでの間とか、何かしらの合間を縫って電話をかけていました。

結局電話が繋がったのは、診察も終わりちょっと一息にと入ったカフェの中。

が、私も案内の紙をきちんと読んでなかったのが悪かったんですが、妹の分もとろうとしたら、今回は会員のみとのこと。

一般は翌日に再度電話をかけ、その際に受付番号(チケット予約をすると、何かしらトラブルがあったときの問い合わせ用にと必ず受付番号を言い渡されます)を報告した上で並びの席が空いていれば、並びでチケットを取ることが可能とのこと。

翌日、早速電話をかけると、初日の前日に比べると簡単に電話が繋がりました。

ダメ元で受付番号を言った上で昨日教えられた手順通りにし、並びの席が空いていればお願いしたいとの旨を言うと、並びの席に変更して下さいました。

臨機応変に対応して下さった、茂山狂言事務局の方に感謝です!!
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