x Romanticism x

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自由気侭な気まぐれブログです!

あかんべえ

2007-01-30 12:34:56 | 
こんにちわ。ミッチェルです☆

宮部みゆきさんの『あかんべえ』読みました~♪(^▽^)

料理屋「ふね屋」の開店準備期間中、一人娘の『おりん』が急な病で倒れた。何日も生と死をさまよい、ついには三途の川にまでいってしまうが、そこで出会った1人の不思議な老人により、おりんは何とか一命を取りとめる。
しかし病から立ち直ったおりんは、ふと今までとは違う感覚が身に付いているコトに気がつく。それは…『亡者(もうじゃ)』たちがみえる様になったのだ!(°□°)

おりんも病から立ち直り、順調に始められるかに思われた『ふね屋』だが…開店初のお客様の宴の席で、突然、抜き身の刀が暴れ出し、座敷が滅茶苦茶になるという事件が起こってしまう…。この事件の犯人である亡者の姿はおりんを除いて誰にも見えていなかった為、来ていたお客たちは訳が分からず気味悪がった。結局、宴は失敗に終わり、町中には『お化けの出る料理屋』という最悪な噂が出回る結果となった…。

この事件をきっかけに、おりんは『ふね屋』でさまよう亡者は全部で5人いるというコトが分かった。美男子な若侍の玄之介、美しく艶やかな女性のおみつ、なぜかおりんを見かけると「あかんべえ」しかしない女の子・お梅、按摩師の笑い坊じいさん、そして謎の男・おどろ髪だ。
彼らは何らかの原因があってここを離れられないのだと言う。そこでおりんは彼らを救うため、昔ここにあったという興願寺(こうがんじ)という寺について調べ始める。おりんは、亡者たちの残されている記憶や町の人の話を頼りに事件の真相を解き明かしていきます。彼らをこの世に留めている因縁とは一体なんなのか……?そして、なぜおりんにだけ亡者が見えるのか……?
人情とミステリー、それにちょっぴりファンタジーも加わった感動の時代長篇小説です!(≧∀≦)



様々な思いや記憶や真実が少しずつ見えてくる感じがとてもよかったです☆
12歳だというおりんちゃんが、思いの外たくましくて驚きました。この行動力は見習いたいものです…(^o^;
時代小説でこれほどの長編にも関わらず、まったく飽きずまったく止まるコトなく最後まで読み切れます。こういう小説って割と数少ないですよね…(°-°)まさに宮部ワールドここにあり!って感じ?(笑)

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