金曜日に彼女と会って、今までのだいたいの経過や状況なんかを聞いた。
家出することになったきっかけ…彼女は話すのが恥ずかしいくらいと言っていたけれど、夕飯に関して“言った、言ってない”だったとか。
家出した夜に私とのメールのやりとりが終わった頃、ご主人が自宅に警官を呼んでいたそうで、彼女も広域手配(?)されていたらしい。
彼女の行きそうな場所や親しい友人、実家の住所さえ知らなかったし、病気で衝動的に自殺する可能性があるから、という理由だった。
数日後、彼女も警察で事情を話し、『何かあったらご相談ください』と言ってもらったそうで。
うつの原因もご主人の横暴な態度が主だったようで、早口にたくさん話す彼女は、ずい分すっきりと元気そうだった。
彼女自身、「そういうタイミングだったと思う。うちを出てから、なんか病気も治ったような感じよ」と言う。
Mくんはまだ自宅にいるという。彼とはパソコンで毎日やりとりしているから今のところ心配はないらしかった。
Yちゃんを実家に連れ帰った翌日には、ご主人は電話口で『何故勝手に連れて行ったんだ』とすごい剣幕だったという。
でもその言葉の裏には、“どうしてMも一緒に連れて行かないんだ?”が含まれていた。
今は実家にいるけれど、お姉さんたちも住んでいるから長くはいられず、そのうちアパートを捜して自分も就職するつもりだと話していた。
「もう今のところには…戻らないと思うわ」
彼女のその言葉に涙がにじんだ。
彼女が家を出て実家に戻ってから、彼女の立ち回り先をあちこち通っても、“あぁ、彼女はもうここにはいないんだ…”と寂しいのに。
それを知ってか、「あなたは私の実家を知ってるんだから大丈夫でしょ?」って。
だけど今までみたいに簡単に会いにいける距離じゃないよ…
土曜日の午後、今後のことについてご主人と数時間話し合ったようだったけれど、“代理人と話しているようで、かえって冷静に話せたわ”と言っていた。
でもまだすべてを話せたわけじゃなく、後日また話し合いの場をもつということだった。
話し合いの詳細は私は何も聞いていない。
途中で他人に話すことじゃないのは私にもわかる。
彼女の中では気持ちは決まっているというし、こうしたいという方向も見えているのだろうけれど、それをご主人がどこまで譲歩するのか。
ご主人はどうしたいのか。
私には見守っていくしかできない。
いつもそうなんだけど…今回のことに関しては本当に仕方ない。だから悔しい思いはあまりない。
彼女にとっていい方向に、彼女らしく生きられるように願うだけ。

やっぱり鼻声でした
家出することになったきっかけ…彼女は話すのが恥ずかしいくらいと言っていたけれど、夕飯に関して“言った、言ってない”だったとか。
家出した夜に私とのメールのやりとりが終わった頃、ご主人が自宅に警官を呼んでいたそうで、彼女も広域手配(?)されていたらしい。
彼女の行きそうな場所や親しい友人、実家の住所さえ知らなかったし、病気で衝動的に自殺する可能性があるから、という理由だった。
数日後、彼女も警察で事情を話し、『何かあったらご相談ください』と言ってもらったそうで。
うつの原因もご主人の横暴な態度が主だったようで、早口にたくさん話す彼女は、ずい分すっきりと元気そうだった。
彼女自身、「そういうタイミングだったと思う。うちを出てから、なんか病気も治ったような感じよ」と言う。
Mくんはまだ自宅にいるという。彼とはパソコンで毎日やりとりしているから今のところ心配はないらしかった。
Yちゃんを実家に連れ帰った翌日には、ご主人は電話口で『何故勝手に連れて行ったんだ』とすごい剣幕だったという。
でもその言葉の裏には、“どうしてMも一緒に連れて行かないんだ?”が含まれていた。
今は実家にいるけれど、お姉さんたちも住んでいるから長くはいられず、そのうちアパートを捜して自分も就職するつもりだと話していた。
「もう今のところには…戻らないと思うわ」
彼女のその言葉に涙がにじんだ。
彼女が家を出て実家に戻ってから、彼女の立ち回り先をあちこち通っても、“あぁ、彼女はもうここにはいないんだ…”と寂しいのに。
それを知ってか、「あなたは私の実家を知ってるんだから大丈夫でしょ?」って。
だけど今までみたいに簡単に会いにいける距離じゃないよ…
土曜日の午後、今後のことについてご主人と数時間話し合ったようだったけれど、“代理人と話しているようで、かえって冷静に話せたわ”と言っていた。
でもまだすべてを話せたわけじゃなく、後日また話し合いの場をもつということだった。
話し合いの詳細は私は何も聞いていない。
途中で他人に話すことじゃないのは私にもわかる。
彼女の中では気持ちは決まっているというし、こうしたいという方向も見えているのだろうけれど、それをご主人がどこまで譲歩するのか。
ご主人はどうしたいのか。
私には見守っていくしかできない。
いつもそうなんだけど…今回のことに関しては本当に仕方ない。だから悔しい思いはあまりない。
彼女にとっていい方向に、彼女らしく生きられるように願うだけ。

