さくらいろの日々

『さくらいろの彼女』の その後

いつなら

2009-09-29 15:23:00 | Y&A
金曜日に試験の問題が届いて、一日早かったけれど昨日の午前中、郵便局から返送してきた。
週末はスケジュールがぎっしりだったけれど、逆に燃えてしまい、半分は意地で仕上げたようなものだった。
半年間このためにやってきたんだけど、あっけなく終わってしまったような気がする。
通信講座の修了認定試験はラッキーで合格したけれど、今回は…無理だと思う。

昨日の午後は、これから何をしようかとちょっと困ってしまい、とりあえず自分にご褒美を買いに出かけた。
最近はレンタルばかりだったCDを久しぶりにちゃんと購入。
DIANA KRALL(ダイアナ・クラール)のベスト盤。
ジャケットを見るまで黒人だと思っていて。初めて本人の顔を知った
彼女にも聴かせてあげたいボーカルジャズだけど…今はやめておく。


日曜日の夜から微熱が続いていた彼女。
今日になって熱は下がったようだったけれど、頭痛と咳があるからころあいをみて病院に行くとメールがきていた。
昨日も今日も、私が送迎するから、と言っておいたけれど…結局熱がある間は行かずに済ませたようだった。

避けられているような気がした。
自分でも、やっぱり送迎だけ頼むのも悪いかなと思うだろう。
逆を考えればわかることなんだけど、でも…
何もできない自分が情けなかった。
体育館にいても、家事をしていても、問題を解いている最中もずっと、彼女のことが心配でたまらなかったのに。
私が心配することさえ、今の彼女には負担になるのだろうか。

体調が悪いとき、忙しいときはもちろん会えない。
時間があっても、休ませてあげたいからという私の気持ちを彼女は素直に受け入れるから会えない。
じゃあ
いつなら会えるの?

メールだけで十分だという彼女の気持ちが理解できない。
病気だから仕方ないと頭の中ではわかっていても、こうも会えないと、心のほうがワガママになってしまう。
“笑っていて”
あなたはそう言うけれど。あなたは知らないけれど。
無理なときだってあるんだよ


女性ブログランキング JAZZは寂しさが増大します…

あなたに会えたら

2009-09-25 13:52:37 | Y&A
『抱っこしておでこにチュしてあげる』という彼女のおやすみメールだけじゃ足りなくて、今朝、
『会えないかな?ちょっとだけギュッてして欲しいの』
昨夜また友人から用事を頼まれて、今日から試験なのに夜も出かけなければならなくなった。そうでなくても週末は毎日毎晩のようになにかしら用件が入っていて、子ども達との時間もなく、家でゆっくり座るなんてとんでもないほど。彼女のチカラを分けて欲しかった。
でも、今日はハンドベルのリハーサルで気持ちに余裕がないという彼女の返事。
そして今夜の用件は彼女にも知らされていて、
『あなたも頑張っているのわかってるし応援しているよ。こんなときに支えにならないといけないのに…なんでこんなときに病気なんだろうって情けなくなってくる。本当にごめんね』

軽く断っていいよ、と言っておいたのに、こんなふうにごめんねなんて言われたらもうそれ以上なにも望めない。
『私のことはどうにでもなるから。あなたも無理はしないで』
そのくらいしか返事はできなかった。

なんでハンドベルの時間はあるのに私にはないの?
そんな考えがチラッと浮かんで、でもすぐに打ち消す。
ちがうちがう。
私にはそれだけ我がままを言ってくれてるってことなんだよ。
とか…そうでも思わないとつぶれてしまいそうだ。

正直いって、何もかもどうでもいいような気がしてる。
子ども会の会長もやめてしまいたい。
自治会会長だって、あんなんじゃ絶対に人はついてこない。
なんで既成事実を作ってからの発表なんだ。
連休中いなかった私に何ができたって言うの?
普段なにもしてくれないのに、都合のいいときだけ呼びつけて何様のつもり!?
どうせ試験だって落っこちるに決まってる。

だからなによぉっ!!

読んでくださってる方には何のことかわからないでしょう。ごめんなさい
たまにこんなふうにカゲキになります


私はバカだから、こんなことまで“彼女に会えないから”って思いそうになる。
ちょっとでも会えたら頑張れるのに、って。

そう望んじゃいけなかったかな…
『きっと誰でもひとりでなんとかしてると思う。だけど私にはあなたがそばにいてくれる、それだけでゼイタクなんだ』
さっきは本当にそう思ってた。
でも今は…

今夜のメールにも何て返事したらいいのか わからない

そろそろ在宅試験の問題用紙が届いているころ


女性ブログランキング 今なら槍投げの世界記録が出せそう…

彼女の病気

2009-09-24 20:08:42 | 
何から書いたらいいのやら…
とりあえず帰ってきたのは火曜日の午後。でも心身ともに疲れきってて、家事もろくにできない状態だった。
連日、仮通夜、本通夜、お葬式と、眠ったのか眠ってないのか、昨日今日の記憶もあいまいになるほど。
それに親戚同士の裏事情やうつ病で行方知れずの弟の話やらで、重たいものを持ち帰ってきた感じ。
途中、私がこらえきれず、彼女の調子も少しよさそうだったので、帰る日の朝に“実は…”とメールしてしまった。
彼女からはお悔やみの言葉と『気をつけて帰ってきてね』という返信。
それだけでもなんだかほっとする気がした。

今日から平日。
久しぶりに一人で家にいても、電話やメールで用事が立て込んでしまい、明日からの試験の勉強も全然できなかったことも気がかりで、だけど彼女に送った昨夜のおやすみメールに返事がこなかったことも気になっていた。
体調も悪く、重たい気持ちでいるのがつらくて、昨夜はとうとう彼女に“恋しい”と打ち明けたのだけど…こんなときに甘えられるのは彼女だけ、と思いながら、でも今の彼女には負担になる、とか、送ってから後悔のようなものを感じていた。
また気分が沈んでいるのかな…
と思っていたら“らいおんはーと”が鳴った。
またご主人と口論になって気持ちが深海まで沈んでしまい、おまけに風邪をひきかけているようで喉が痛いとのことだった。
そして、『今日の私にはあなたを支えられない。ごめんね』と…

わかってる。
そのうえで、やっぱり甘えたかった。
だけど…お互い相手を思っているけれど、思いやるのにも限界があって、結局のところ自分のことしかわからない。
だったら今は私がひかなきゃいけないんだ。

お昼ごろ、思い直して、
『あなたを深海から引き上げることはできないの?大陸棚くらいまでなら私にも引き上げられるかも知れないよ。無理は言わないけれど、もっと人を頼ってもいいんだよ。一人で底にいたいの?自然に浮いてくるのを待っているの?だったら私も一緒に待ってるから』
彼女からの遅い返信は、
『大丈夫よ。もう少しで水面までいけるから。今日はひとりでいたかったんだ。心配かけてごめんね』

なんでだろう。すごく泣けてきてしまった。
 会えなかったから
 私には何も出来ないから
 彼女の心が悲しかったから

わからない


昨夜とても怖かった。
もしかしたら彼女の病気はもう治らないんじゃないかって。
『さくらいろの彼女』で書いたように、私の弟は重症のうつ病で、一度実家に戻っていたのに突然行方がわからなくなった。
(さくらいろの彼女 『弟』)
叔父だけが時々連絡をとっているようで、今回のことも知らせたらしいけれど、まだみんなの前に姿を見せることはできないと言ったようだった。
一番ひどいときは脱しているようだけど、『僕はもう社会復帰は出来ないと思う』と話していたという。
母は言っていた。
「生きていてくれさえすれば、それでいい」

私はどうしたらいいんだろう
彼女に何をしてあげられるの
何もしないほうがいいの?
じゃあなんのためにそばにいるんだろう

いつも同じところに行き着く…


女性ブログランキング 暗くて重くてゴメンナサイ

帰ったら

2009-09-18 14:02:27 | 
泣き疲れて、昨夜も早く眠ってしまった。
でも彼女はいつもの時間にメールをくれて、その着信で目が覚めた。
『FAXありがとう。おかげで気持ちが和みました』
あの“だいじょうぶ♪”は…自分に対しての意味もあったのだけれど。
『ごめんね。他に何もできないよ』
それには返信はこなかった。

今朝早くに実家から、祖母(母方)が亡くなったと電話があった。
そっか 逝ってしまったんだ。
今夜は仮通夜だけど、子ども達が帰宅次第実家に帰ろうと思う。
彼女に知らせるべきなのか、考えたけれどやめておくことにした。
今は知らせたくない。彼女の気持ちがもう少し浮上するまでは知らせてはいけないと思う。
『あなたの一日が穏やかであるように願っています
それだけメールすると、意外と早く返信が届いた。
『おはよう。今日は病院に行ってきます。少し気持ちも落ち着いてきた感じがします。いつもありがとう
よかった。昨日までのような彼女では、到底外出はできないはずだったから。少しずつ浮上しているんだね。
彼女からはおやすみメールしかこないはずだから、知られることもないだろう。
もっと彼女が落ち着いて、私が自宅に帰ってから…実はこうだったんだって伝えることにしよう。
きっと逆だったら、私だって知らせて欲しかったと思うかも知れない。
でも今の彼女の状態では無理だと判断しないとね。

私もちょっと安心した。
もちろん彼女のこともだけど、ずい分長いあいだ祖母の“そろそろあぶない”状態が続いていて、実家の両親も母の姉妹もたびたび病院に出向いたり、予定が立てられなかったりで大変そうだったから。
安心したというのは不謹慎かも知れないけれど…
しばらく親孝行というか、今さら遅いけどばあちゃん孝行してこようかな。


女性ブログランキング 更新も2,3日お休みします

矛盾

2009-09-17 14:55:55 | Y&A
保留にしてあった彼女との約束。
『明日の約束は守れそうにないみたい』という昨夜のメールでご破算になった。
そんなにがっかりはしていない。予想はしていたから。
もちろん本当は彼女と一緒にお祭りに出かけたかったけれど、でも先週末からの体調不良がそんなに早く戻るとも思えなかったし…
実は私の祖母が危篤状態で、昨夜がヤマだった。
とりあえず越えたらしいけれど、もう長くはないと思う。
彼女には言っていない。余計な心配はかけたくない。
でも、万が一彼女の具合がよくなって『行けるよ』と言われたらその時に打ち明けようとか、そしたら私の都合で行けなくなるのは彼女に悪いとか、でもたぶん彼女も行けないから黙っていようとか。もう計算なのか気遣いなのか自分でわからないくらい色々考えてしまって、そういう自分が嫌で…
技能試験まであと一週間なのに、勉強している暇がないくらい学校や町内の用事に振り回される。
彼女のことも心配でたまらないのにどうすることもできないし、彼女もどうして欲しいとか何も言ってくれない。多忙さから逃げ出して彼女に逢いたいと思っても叶わない。

きっと一昨年の彼女はこんな感じだったんだろうなぁと思う。
MくんやYちゃんの習い事のことやご主人とのこと、実家のこと、町内会のこと、学校の委員のこと。
思い通りにならないことばかりで、そこにまた次から次へと問題がのしかかる。
誰にも言えなくて代わってもらえずひとりで抱え込んで…。
私にグチは言えても根本的な解決にはならなかったんだよね。
私にもっと力があったなら、彼女が今こんなに苦しむことはなかったのかな…

今日は午後に図書ボランティアの仕事があったけれど、祖母のことを理由に休ませてもらった。
嘘じゃないし、「休んでいいよ」と言ってもらえたからなんだけど、少し後ろめたい。
祖母のことがなくても、きっと行けなかったと思うから。
今日も彼女は重い一日を過ごしているに違いない。
私はどんな彼女でも会えればいいのに、彼女はひとりでいることを選んでいる。
私じゃ彼女の力にはなれない…そう思い知らされる。
そんなことないよ。
そう言って欲しい。
でも言えない彼女にそう望むことは彼女を追い詰める。早くよくなって欲しいと願うことと矛盾している。
彼女の気持ちが沈むときは私もシンクロしてるんだなー、なんて、嬉しくもない。
『ごめんね』という今朝の、ひとことだけの彼女のメールには、
『だいじょうぶ♪』と犬のイラストを描いてFAXした。
彼女に嘘はつきたくないけれど、今は自分の気持ちは隠さなくちゃいけない。

なんでこんなに寂しいんだろ…
なんでもっと強くなれないんだろ…

昼食の準備中にうっかりお湯をこぼして左手を火傷。
痛くてバカで情けなくてネガで重くて心配で何も出来なくて寂しくて。
久しぶりに声をあげて泣いた。


女性ブログランキング キズパワーパッドで治りそうです