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さくらいろの日々

『さくらいろの彼女』の その後

映画「キャロル」

2016-02-16 17:47:00 | diary

何故アカデミー作品賞にノミネートされていないのか不思議

やっぱり原作に比べると端折った感は否めないけれど、素晴らしい出来上がりだったと思う

何と言ってもケイト・ブランシェット
美しくてかわいくてオトコマエで

どうなの?と思っていたルーニー・マーラも
いざ動き出すと初々しくて可愛くて…


そして今ごろ一人反省会


何も出来ないけれど彼女の力になりたいと思っていた

でも彼女には多分
そばにいてあげるだけでよかったのかも知れない

自分の望むものが自分でもわからないテレーズ同様、私も自分とまわりが見えていなかった


今さら遅いんだけど


ニヤけちゃうシーンも少なからず

運転中のキャロルのコートを脱がせてあげたり

レコードをプレゼントした時にカメラを向けられたキャロルのリアクションだったり…

どうしても彼女とのことと重ねて観てしまうから
ついテレーズ目線

もっと語りたいことは山ほどあるんだけどなぁ


…ぶっちゃけ、彼女と一緒に観に行けたらサイコーだった



私は

彼女が女性だから、とか
男性であっても、とか
人間として、ではなく

彼女だから好きになった


「Carol」もそういう映画だと思う




こんなふうにMと再会するなんて

2016-01-26 08:10:10 | diary
あぁ Mだ

見た瞬間にわかった


彼女の息子 Mくん
私の中で思うときは いつも呼び捨てだから
つい そんなふうに


日曜日
珍しく降り積もった雪のせいで
閑散としたパート先の店内
たまたま一人でレジにいた時だった


マスクのせいもあるけれど
彼は対応する私に気づいていない


支払いも済んだところで
思いきって切り出す


Mくんだよね?

え? あ、はい


そう答えたものの、怪訝な顔


〇〇です
Yちゃん(彼女の娘)の同級生の〇〇の…

ああ!

帰ってきてたんだね

はい
3年間むこうにいて
(寮のある県外の高校)


差し障りのない話をちょこっとだけ
その間ずっと
指先が小さく震えてる
気づかれませんように…


参考書を数冊 購入
浪人生だけどそろそろ受験かな
いい青年になっていた


彼女については話せなかった
聞きたいことは沢山あるけれど

当時まだ小学生だった彼
でも微妙な空気には気づいていたはず


今日Mくんに会ったよ


彼女には報告していない


つまらない嫉妬






「キャロル」

2016-01-15 18:33:02 | diary
昨夜「キャロル」を読み終わった

直後から幸せな気分がずっと続いている


主役は女性ふたり
でも
書店入口にどーんと並べて欲しい恋愛小説


デパートのおもちゃ売り場で働くテレーズと、人妻のキャロルが出会った瞬間に恋に落ちるのだけど、お互いの気持ちを探るように惹かれ合う

テレーズの方は堪えきれなくて言葉や態度の端々に好意がにじんでしまい、それをギリギリまでじらすキャロル

結ばれてもなお、抱えているそれぞれの問題やパートナーがふたりの恋を阻む中、彼女たちが出した結論とは…


読み進めていくと、どうしてもキャロルが彼女に似ているように思えてならなかった


なんでもないような短いひとことが
わからないふりでこちらに決めさせるクセが
一緒にいるのに胸をしめつけられる寂しさ
時々ぎゅっと力を入れてしまい私に触れる手も

いい子にしてるのよ

人前ではそんな顔しちゃだめよ

あなたを甘やかすのが好きなの


10歳以上歳の離れたキャロルとテレーズ
ひとつしか違わないのに、ずっと年上のようだった彼女


ラストは想像と違っていたけれどがっかりはしなかった
むしろ…

そして物語の10年後や20年後を知りたいと思う


私と彼女の物語も
これからまだ動くのだろうか




もう10月か

2011-10-21 11:53:21 | diary
あまり放置したままなのも罪悪感を感じるので…


特に変わりはない。仕事を辞めて専業主婦に戻ったことをのぞけば。
季節の変わり目のせいか、体調はあまりよくない。
相変わらず彼女からメールを送ってくることはなく、こちらから送らなければ一生音信不通かも知れない、と思えるくらい。
ランチの約束もたぶん忘れているんじゃないかな。誘ったのはあなたなのにね。

秋晴れで空が高かったり、雨が降って肌寒かったり、昼食後に少し眠くなったり。
そんなときには情けないくらい彼女が恋しい。


本当は大好きなはずなのに…今の季節は苦手だと感じる。



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『ノルウェイの森』

2010-12-30 16:39:31 | diary
公開後まもなく『ノルウェイの森』を観た。
ずっと昔、赤と緑の本も読んだことがあったけれど内容はすっかり忘れてしまい、観たあとも「こんな話だったかな?なんかあっさりしてる。どうしてあんなに本が売れたのだろう」なんて思ってたけれど…最近になって思い当たった。
ユーミンの歌に似ているんだって。

??? でしょ?(笑)

ユーミンの歌は大好きな人も多いはず。
歌詞もメロディーもいい。
でも声はどちらかといえば無機質といった感じだし、他の歌い手さんのように感情たっぷりで歌ったりもしない。
どうしてそんなユーミンの曲にみんな魅かれるのか。
それは、聴く人それぞれが自分の想いを重ねやすいからだろうと。
それぞれの五感で曲を仕上げることができるようになってるんじゃないかと思う。

そういう点で、映画『ノルウェイの森』は似ている、と感じた。
説明的なシーンがなかったり、セリフまわしが独特なのも、観る人それぞれで解釈しなくちゃいけないんだろうな。
…だから本を読んだ当時はなんだかよく理解できなかったんだ。
そう考えると私もやっぱり大人になったのね。良くも悪くも。


とかね。
世間が年末で慌ただしくしているのに的外れなことをつらつらと考えているのでした。
みなさん、今年も本当にありがとうございました。
来年もお時間がありましたら是非お寄りくださいね。

それでは、よいお年を…


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女性ブログランキング 今年の年末年始こそ、脱“体重・増”!