♪ sakoのフォトブログ

この場所は、とても大切な私の居場所です♪

犬だって愛しい・・

2011年07月23日 | 日記

今日の、志村動物園でのお話。

日本最初の介助犬グレーデル。

老衰寸前で、動けなくなってもなお、飼い主さんのことを心配し続けている。

この番組は、父親が好きでいつも見ていて、今日も夕食をいただきながら二人で見て

いました。

私は、涙が止まらず・・・・。

実は、私も、これと同じような体験があって。

 

私は、数年前に、一人で古いアパートで暮らしていた時に、ストーカーに襲われ、

殺される寸前だったことがあり、怖くなった私は、その後、親の家の広い敷地に

親の助けを借りて家を建てたのです。

 

実家では、小さい時から飼っていた雑種犬で、ムク・愛称ムーという犬がいました。

家が出来上がって引越しをした日に、PTSDに悩んでいた私は、ムーちゃんを

だっこして、「ムーちゃんが傍にいてくれたら、お母さんは襲われずに済んだのにね・・・。

今日からここに住むから、お母さんを守ってね。もうムーちゃんがいるから

怖くないよ。」と、泣きながら言いました。

 

するとどうでしょう、ムーちゃんはその日から、毎日毎日私の家のリビングの傍に

いて、雨が降ってもカミナリが鳴っても台風が来ても、そこから動かなくなりました。

ムーちゃんはもう17年も生きている老犬で、老い先が長くは無いのに。

雨に濡れてしまい、カゼを引いて、ゴホゴホと咳き込んでいても、夜通しそこから

離れないのです。

こんなことが度々あるので、私はたまらず、雨の日にはムーちゃんを母屋の

犬小屋に連れて行き、タオルで身体を拭いて鎖で繋ぎました。

でないと、またやってくるからです。

「ムーちゃん、カゼひいてるんだから、来ちゃダメだよ・・」と何度も言い聞かせて。

でも、ムーちゃんは、いくら言い聞かせても止めようとしないのです・・・。

それで、とうとう肺炎になってしまったりも。

 

ある日母が、ムーちゃんがご飯を何も食べなくなった・・・と言ってきたので、

私はおうちにあったピーナッツせんべいだけを持って行き、食べさせたのです。

すると何枚か食べたので、私はまたピーナッツせんべいを買い、ムーちゃんに

食べさせ続けました。

散歩も誰とも行かず、私が「いこ・・。」って言うと、行くのですが、10歩ほど歩いては、

1分休み・・・といった具合で。

 

ある夜、バイトに行く前にムーちゃんとお話をしようと思って行くと、ムーちゃんは

突然バタッと倒れたのです。

もう長くないと悟った私は、あわててムーちゃんを抱きしめて「ムーちゃん、一人で

逝ったらダメだからね。お母さんが抱っこしていてあげるから。だから仕事から帰る

まで待っていてね。」と言い聞かせて、二時間ほど頭をなでながら抱いてからバイト

に行きました。

バイトから帰ってから、すぐにムーちゃんの所に行くと、立ち直っていたので

しばらくムーちゃんを抱っこしてから、私は自分の家に戻りました。

 

朝一番に、ムーちゃんの様子を見に行くと・・・・遠くからでもすぐわかった・・・

ムーちゃんは静かに横たわっていました。

ムーちゃんの所に行き、「ムーちゃん、一人で逝ってはダメだって、言ったでしょう・・・。

ありがとうね・・・死ぬまで私を守ってくれて。」と感謝とお別れを言いました。

7月4日の朝の事です。

 

こんな犬って他にいるのかなって、思っていましたが、いますね^^。

グレーデルもまた、ムーちゃんと同じですね・・・。

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

♪今までのフォトアルバム

http://album.yahoo.co.jp/albums/my/list/6786633/