今日は朝から良い天気で湿度もなくとても爽やかですが、一昨日の台風の影響が続いているようですね。札幌周辺は台風の直接的な影響は少なかったようですが、道東方面では川の氾濫等による被害がでているようで、被災された方々・地域の皆様にお見舞いを申し上げる次第です。
さて、本日は北海道では珍しい魚の話題です。
その珍しい魚とは、マトウダイです。
昨日の吉里吉里の日替わりランチにマトウダイ醤油干し焼とコーンコロッケ定食として出ていました!
マトウダイは漢字で書くと馬頭鯛または的鯛となります。この漢字名の由来は、見た目から馬のような顔をしているから馬頭鯛(マトウダイ)であり、身体に黒い大きな斑紋が左右に一つずつあり、それが的のように見える事から的鯛(マトダイ)というわけです。
↓マトウダイ(画像は「YAHOO!きっず図鑑」より出典)
マトウダイは北海道ではポミュラーな魚ではないので北海道では知らない方が多いと思うのですが、それもそのはずで北海道ではほとんど水揚げされない魚だからです。
ウィキペディアによれば、「マトウダイは西部太平洋・地中海・インド洋・東部大西洋に分布する海水魚である。日本の近海にも多く、本州中部から東シナ海にかけての沿岸域に生息する。温暖な海の海底付近で暮らす底生魚で、群れは作らず単独で遊泳していることが多い」ということです。
北海道周辺海域にも生息はしているようですが、極少数のようで、基本的には比較的暖かい海域を好むため、日本では太平洋側は静岡~和歌山、日本海側は富山~山陰~北九州などで良く見られるようです。また、マトウダイは群れを作らないため、前述の水揚げされる地方でも、まとまった数が水揚げされる事はほとんどなく、基本的には他の魚に混じって漁獲されているようです。
なのでマトウダイは貴重な魚なのですね。
マトウダイは、刺身で食べても美味しい魚のようですが、さすがに北海道では獲れたての鮮度の良いものの入手は難しいので、北海道で売られているものは干し物になったものがほとんどです。
マトウダイの本来の身はとても柔らかいようですが、加熱することで身が締まり身離れがよくなります。味は淡泊で癖がないので食べやすいのですが、生よりも干し物にすることで旨みを引き出すことができ、より美味しくいただくことができます。干し物でいただくとツボ鯛にちょっと似た味かのような気がします。
当社の鮮魚コーナーでも醤油干しや一夜干しの干し物を販売していますので、ぜひ一度ご賞味あれ!(入荷状況によって有る日と無い日があります・・・汗)
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