「百尺竿頭に一歩を進む」(ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ)
目標達成の次はどこに進む
悟りを求めて修行を積み、高く高く進んでもうこれ以上先がない所が「百尺の竿の先」。そこまで行っても満足せずもう一歩先に行け!というのが「進一歩」です。しかし、その先はもう竿がないのですから進めない。どうするでしょう。
後ろに進むのです。悟りの境地を得るためにひとり向上した修行を、一歩進めて「後退」し、人々のために尽くす所に降りていく。退くこともまた前進です。
そのくらい「進一歩」は大切。あなたの日常にもあるはずです。
合格した時、結婚した時、大金を手にした時、資格をとった時。目標を達成した時に、それに満足して歩みを停めない事が重要です。その位置に満足して立場に留まり執着すると失うことの悩みがはじまる。
人生には、常に次があるのです。
「ほっとする禅語」より (渡曾正純・石飛博光著)
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先日、引退会見をした「高橋尚子さん」のことが、頭に浮かびました!
「退くこともまた前進」。。。。