作楽会 いけばな 草月流

作楽会いけばな教室 生徒さん募集中!
於:お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ1階
月3回(金曜2回・土曜1回)

201010 10月 第1回 実もの、自由花、基本傾真型、勉強会に向けて

2020-10-10 16:12:00 | いけばな教室
1 今日の作品
1)体験2回目は基本花型の傾真型です
先生お願いします
基本型で大切なのは、真(しん)・副(そえ)・控(ひかえ)がはっきりしていることなんです

枝を整理しましょう 
一度切ると元に戻せないのでなかなか切れません
副の後ろに従枝を入りれました
 
花型: 基本傾真型・盛花
いけた人: 星希さんのお友達
花材: グニユーカリ,サンタンカ
花器: 陶器
 
 
2}自由花
①実もの(みもの) 
 
お願いします
わぁ~ 秋という感じでいいですね 
2杯分で実ものです。ヒオウギが異質な感じね

後において、葉が扇状であることを利用してみましょう
すこし斜めからの方がいいんじゃない?
ヒオウギを後ろにしたことで、枝も目立つようになりよくなりました。
  ありがとうございました
 
いけた人: 星希さん
テーマ: 4-7 実もの
花材: アロニア,セロシアドリアン(ケイトウ),ヒオウギ
花器: 陶器
 
 
お願いします
そうね、これはこれでいいんじゃないかしら
 クジャクヒバが花留になっていることは見た人もわかるわね
 これを、平らに刈り込んだら、上も変わってくるわね
やってみます  
最初の作品があって、こうなった
 最初からこういけられたら・・・それは難しいわね
ありがとうございました
テーマ: 3-6 曲線の構成 3-5 直線の構成
いけた人: 鏡星さん
花材: 姫ソケイ,クジャクヒバ,ネリネ
花器: ガラス花器
 
 
わぁ~剣山無しなんですね
おねがいします もっとハンノキを整理した方がいいでしょうか
ユーカリは使わなかったのね、これでいいんじゃないかしら
ありがとうございました
 
テーマ: 4-18 剣山なしで水盤にいける
いけた人: 由庭さん
花材: ハンノキ,リンドウ
花器: 陶器
 
 
④-1

おねがいします(3-10花器の色を考える)
いいでしょう・・・これは「その1」かしら?・・・
花材より花器(花器の色と形)が目立つようにいけました
いいんだけれど、ただ入れただけって感じね・・・もう1杯いけて見て
④-2

お願いします(3-11花器の形を考える)
いいんじゃない・・・今度はムラサキシキブでもう一杯いけてみて
 
④-3-1

お教室への道すがら、水たまりに金木犀の花が落ちて浮かんで溜まっていたので、
  ぽろぽろ落ちる紫色の実を水に敷き詰めてみようと思い作成していると
 
子供さんには「花器の穴から中のムラサキシキブをのぞいてもらいたい」綾星の意図が通じたみたいです
そうね、敷き詰めるんだったら、この花器よりも広い器がいいんじゃないかしら
あるいは、この馬蹄形の花器とか
花器を使わないで、黄色や青の小石を使う手もあるわよ
 
④-3-2
 

お願いします(テーマ: 4-4一種いけ 3-9色をいける(対比))
これは正面はどこ? 実の多いところに対して・・・
こんな風に葉の多いところを作って見ましょう
ありがとうございました
 
今度の勉強会では、こういった花をいけて見たらどうかと思うの
 見に来た方が、「これならうちでもできそうだわ」と思っていただけるような花
 アイディアを
 
いけた人: 綾星
花材: ケイトウ,紫式部(コムラサキ),メラレウカ(メラリューカ)
花器: 陶器
 

2 今日の花材
1)
アロニア
北アメリカ大陸東部原産 高さ3m程の落葉低木
赤い実のなるこの樹の他に、黒く熟す樹、両者の交雑種がある。
実は渋みがあるが食用になる
 
2)
メラレウカ(メラリューカ)
オーストラリア原産の樹木でいろいろな種が出回っている
メラレウカ アルテルニフォリアは柑橘系の香りがあり、
ティーツリーとも呼ばれるハーブでエッセンシャルオイルが得られる
今日のも葉にわずかに香りがありましたが、ティーツリーかどうか不明
 
3)
 紫式部(小紫・コムラサキ)
ムラサキシキブは葉と同じところから実(花序)が出ている。落葉樹で2~3mになる
これは、葉の上、芽をはさんで少し離れたところに実ができているのでコムラサキ
樹高は~2m程で庭木としてよく利用される
白い実のシラタマコシキブもある
花材としては実つきの枝で、ほどんど葉が無い枝が出回る
葉はすべて取り除いた方が実の美しさや繊細な枝の線が際立つ
今日はめずらしく、状態の良い葉が付いた枝が来ました
水揚げ: 水切り
出回り: 9~11月

参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.667

 

4) セロシア・ドリアン(ケイトウの1品種) ヒユ科
星希さんがいけた、花冠がふさふさした円錐形になる羽毛系のケイトウ
→綾星がいけケイトウは、花冠が丸くなる久留米系
久留米系には花冠が扇状になるものもある
ケイトウ(鶏頭)
葉は水揚げが悪いので適度に整理するか全部取り除いて花と茎をいかす
取り合わせによって和洋どちらの雰囲気にもなる
水揚げ: 水切り
出回り: 6~11月
参考: ①㈱ミヨシ 主要品種 セロシア(ケイトウ) → https://www.miyosi.co.jp/product/cut-flowers/celosia/
   ②監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.220
 
今日は実もの(アロニア,ヒオウギ,ハンノキ,紫式部)や
黄色~オレンジ色の花材(サンタンカ,ケイトウ)が多く、
花器もオレンジ色を選んだ方が多くて、秋を感じました
ということで、このブログのテンプレートもハロウィンのオレンジ色を選んでみました
パソコンやスマートフォンのPC版でご覧いただくと、
この記事の背景(周囲)にハロウィンの図柄が見られます
このテンプレートも定期的に季節のものに変えておりますのでお楽しみください 
 
次のお稽古は16日金曜日13:00~19:45 です
10月は 10(土)、16(金)、30(金)
11月は  6(金)、14(土)、20(金)
12月は  4(金)、12(土)、お正月花25日(金)  
文責~綾星~


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